一昨日に久しぶりに東湖路の「鶏ノ巣」に行ってみた。
家から遠くなってしまったので、なかなか気軽には行けなくなったが、それでも店長のキャラクターもあってなかなか居心地の良いお店で、定期的に通っている。
そしてこのお店の名物の一つが鶏レバ刺しである。
上海に日本料理多しと言えども鶏レバ刺しがあるお店は私はここしか知らない。
しかも、日本では例のレバ刺し中毒事件以来、レバ刺しという料理に逆風が吹いている。
しかし、レバ刺しにどんな逆風が吹こうとも、レバ刺し好きにはたまらないのがあの味わいである。
もちろんこの日も例外なく、レバ刺しを注文。
生姜とごま油、更に塩やニンニクでたべると非常にうまい。
アメリカの禁酒時代に隠れて酒を飲んでいた人の気持ちが分かるとっても素晴らしい味わいである。
そしてこのお店に来たときは、締めに生卵かけごはんを食べる。
最近でこそ、松屋などで生卵を出すようになったが、衛生状態の悪い中国では生卵なんぞご法度だった。
しかし、この店長のお店では以前のお店から結構生卵を出している。
やはりこれも禁をやぶっているという背徳感的なものも手伝って非常にうまいのである。
鶏と卵、親子丼ではないが両方を生で食べられる幸せ、小さいころからの習慣的に食べていた私にとってはかけがえのない楽しみの一つとなっている。
まあこればっかりは外国人にとやかく言われたくない食習慣である。