まもなく始まるバンクーバー冬季オリンピックだが、中国人の間ではほとんど話題にも上らない。
故に我々上海在住の日本人だって、その影響でオリンピックが始まるという雰囲気に若干欠けている。
まあ日本のテレビやラジオをマメに見たり聴いたりしていればもうカウントダウン状態にあるのは伝わってくるのだが、こちらの新聞やテレビでほとんど取り上げないものだからイマイチ盛り上りに欠ける。
夏と冬の違いはあれど、一応自国で行なった北京五輪の次の大会なのだからもう少し盛り上がってもよさそうなものだが、どうも関心が向かないらしい。
これはひとえに出場選手が少ないからなのかなぁと思っていたら、そんなことはなく180人を超える大選手団を送り込むことになっている。
それに引き換え日本選手団は団体競技の出場枠を取れなかったなどから久し振りに100人割れをしており、中国の半分となっている。
故に、中国のほうが日本の倍くらい気合が入っても良さそうだが、どうも庶民の反応はそうでもないようだ。
大きな理由として考えられるのは、スキーなどの競技人口がまだ少ないというのと、メダルを取れるようなスター選手があまり出ていないからということになろうか。
フィギュアスケートなどではそこそこ上位に来る選手が毎大会いるのだが、それでも日本の浅田真央のようなスター選手的存在にはなかなかならない。
金メダル競争に躍起になるこの国民は金メダルが取れそうにもないと関心が向かないらしい。
サッカーのワールドカップも出場しないので、今年の中国人の興味はもっぱら万博ということか。
まあ、実は中国人がオリンピックに興味あろうがなかろうが、個人的にはそこはどうでもいいのだが、国民の関心が向いていなければ結局は中継放送も限定的になってしまうところが問題なのである。
BSのない私にとっては日本の放送が見られないのでCCTV頼みであり、切実な問題である。
友人の家に行って見せてもらうということも出来るが、毎日通うわけにもいかないし、時間帯の問題(ほとんどが朝方から午前中)もあるので自宅視聴が必須なのである。
今回春節休みに重なっているというのは一つの幸運だが、それにしてもである。
さてさてどうしたものか。。。