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映画「南極物語」を見た

 先日の「南極料理人」に引き続き、南極モノの映画観賞である。

 個人的に人生の難局続きだから南極モノというわけではないが、私は基本的には北国など寒冷地を舞台にしたドラマや映画を好む傾向にあるような気がする。

 以前見た「八甲田山」もやはり寒冷地ものであった。

 そういえば現在日本ではキムタク主演の「南極」というドラマが話題らしいが、こちらは今のところ興味がなく中国のネットから古いライブラリーばかりを掘り返している。

 どうもスターの名前が先に出てくる映画やドラマはそれだけで興味がそがれてしまう。やはりドラマや映画はストーリーが大事で役者を見るために映画を見るわけではないからだ。

 故に今回のそのキムタクドラマは、いいドラマという評価が聞こえてきてから見ても遅くないと思っている。

写真はイメージ

写真はイメージ

 さてこの「南極物語」、少なくとも1回は過去に見たことがあるはずだがストーリーはすっかり忘れていた。
 主演は高倉健さんと渡瀬恒彦さん、そして犬たちである、というか犬が主役の映画で人間は脇役といったほうがいいかもしれない。

 止むを得ない事情で置き去りにされた犬たちの南極でのサバイバルの姿が描かれているこの映画、犬たちの演技(しているように見せるスタッフの努力)が素晴らしい。仲間の犬が命を落としてしまったときに見せる表情などは人間顔負けで、つい感情移入して犬たちを見てしまう。

 それにしても零下40℃とも50℃ともなる極寒の地で生き抜く姿は物凄い生命力である。

 もちろん実話をもとにしているとはいえ、人間の手を離れた犬たちの南極での行動は全て想像上でのフィクションだから、実際はどうやって犬たちが生き抜いたかは全く分からないのだが、気温と環境はどう考えても厳しい現実であったはずでその環境の中で人間の保護もなく生き抜いたことは凄いことであろう。

 そして犬を仲間と思う高倉健さんと渡瀬恒彦さんの存在感も素晴らしく、彼らによってこの映画が単なる動物映画やヒューマンドラマに終わらない重みを持った映画になっている。

 ところでこの映画の音楽を担当したのがヴァンゲリスで、初期のシンセを駆使した機械的な硬質な音がこの南極の厳しさをうまく表現していて、サントラ曲の名作との一つと言ってもよいであろう。
 ヴァンゲリスは、炎のランナーや2002日韓ワールドカップのテーマ曲など非常に印象に残る音楽を作っており私の好きな現代作曲家のひとりである。
 
  こうやって極地モノを続けて見ると自分も何となく南極に行ってみたい気になるから不思議である。

映画「南極料理人」を見た。

昨年公開されたこの映画、ここ中国ではとっくの昔にDVDが出てしまっていたようだが、興味を持ちながらもなかなか時間が取れず手を出せずにいた。

 しかし、最近のあまりにも根詰め作業に神経がつかれ気味になってしまったので映画でとりあえずリラックスを試みることにしてこの映画選んでみた。

 まあこの映画、大スペクタクルとか激しいアクションとかを映画に求める人には全く物足りない内容であるが、ちょっと小さなエピソードをクスッと笑うにはちょうどいい湯加減の映画である。

 果たしてこの内容が映画である必要があるのかというのは大いなる疑問だが、、、つまりテレビの2時間ドラマでも良いのではないかという気もしてしまう。
まあこの手の特殊エピソードもののは細かい視聴率を気にするドラマでは逆に取り上げずらい内容なのかも知れず映画という枠が意外とはまるのかもしれない
 
 さてこの映画、ストーリーと言えるほど初めから終わりに向かって流れる大きな流れのようなものはなく、基本は日常のエピソードの繰り返しである。

 が、そのエピソードがクスッと笑わせてくれる。南極ならでは独特の条件がもたらすエピソードが結構面白い。

 主人公が料理人だけに食べ物にまつわるエピソードが中心なのだが、閉ざされた空間における食べ物は数少ない楽しみの一つで、そこに越冬隊員たちの個性がどんどん現われてくる姿がとても楽しい。

写真はイメージ

写真はイメージ

 さらに画面に登場する数多くのおいしそうな料理をバリバリ食う姿にはこちらも刺激され、観賞中に腹が鳴ってしまった。
 そして最後にはちょっとほろっとさせるシーンもある。色んな意味で腹いっぱい?というか腹がすく映画であった。(笑)

ところで越冬隊員の役の高良さんは最近色んなところで見かけるようになり、最近少し親しみが湧いている。そして映画の最後に「お兄ちゃんの花火」で共演した早織(当時は小出早織)さんが意外な形で登場し、また共演になっている。

 プロダクションのテリトリの都合なのかもしれないが、不思議と縁があるこの二人、プライヴェートな関係があるかどうわからないが今後も永く仲良く日本映画界を引っ張っていってほしいものである。