目標には中身が伴わないと駄目でしょう

万博の初日から入場者数を毎日ウォッチングしているが、初日が20万人程度で、当初予想の30万人より少ないと報道がされたが、その後も伸びる傾向は出てこない。連日の暑さという要因もあるが、昨日は14万人弱まで落ち込んだ。

 184日の会期で7000万人の目標、つまり一日40万人弱の入場を目指す上海万博としては予想外の低調ぶりといえる。

 しかしである。

 じゃあ会場内が閑散として賑わっていないかというと、そんなことはなく人気パビリオンは数時間待ちはザラで、予約券を争って争いが出来るほどの人気ぶりであるとの報道が伝わり、普通に言えばイベントとしてはかなり成功しているといえる。
 
 では何故入場者数が低調なのか?

実は入場者数が低調なのではなく目標が大きすぎるのである。
そして、その大きすぎる目標を達成するためのキャパが、万博会場に用意されていないというのが最大の要因である。

人気の中国館を例に取れば、一日に配られる予約券は3万枚、つまり1日3万人しか入場できない

これは過去3日間の入場者数から言えば、計9万枚が配られたとしても、全体の20%にも満たない数字である。
さらにもし想定の40万人が入場したとすれば、中国館に入場できるのは全体の1割弱だということになってしまう。

まさか会期中に10回通う人間が大勢いるとの想定の数字でもあるまい。普通の人なら多くてもせいぜい2~3回というのが関の山だろう。
つまりほとんど多くの人は万博会場に入場しても中国館の中を見られないで帰らなくてはならないというのが現実である。

 これではせっかく高いお金を払って入場したとしても、そんな一部の人しか人気をパビリオンを見られないのではわざわざ訪れる意味がないというふうになってしまう。
こうなってしまえば、入場者数がますます低く推移してしまう。

こういった滑り出しの現状に対して、万博事務局が今後どういった対応をとるか分からないが、今のままでは目標7000万人どころか半分も危ういと思われる。

 まあ例え総入場者数が3000万人程度だったとしても今の盛況ぶりが続くのであればイベントとしては大成功だったと評価してもいいが、当の事務局はどう判断するのであろうか?

 もし、7000万の目標にこだわるのだとすれば、少なくとも入場者の半分近くが中国館を見られるようなキャパを用意するべきである。

 どんなに目標だけ高くてもそれを実現できる中身を計算しておかなければ結局は絵に描いた餅にしかならない。

 ちなみに私の予想は総入場者数3200万人程度、1日平均18万人弱である。これとて2000万人の入場者が中国館を見られない計算になる。さて果たしてどうか?

 是非半年後の結果を待ちたい。

原文



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA




Booking.com