ネットワークビジネス幻想

最近、ミクシを通じてネットワークビジネス(以下NB)と思しき人々から接触が時々ある。
正直うざったい。NBは違法ではないらしいが、初期段階において、すぐにも元が取れるからなどとクレジット等を通して高額商品を買わせる時点でねずみ講となんら変わらない。ねずみ講はいずれ行き詰る。借金をして成功を求めるNBは構造的にバブル経済そのものである。確かに運良く成功する人もいるかもしれないが単に確率論の問題で、当選金の高い宝くじを買うのとあまり変わらないのではないか?少なくとも世の中の一般事業で成功する確率よりははるかに低い。
 

それでもNBに踏み込んでしまった人々は熱心に成功信仰を信じ始める。利益を生み出すお客を探すことを、共に頑張る仲間を探すという言葉に置き換えられて勧誘させる。
こうなるといささか宗教じみてくる。勧誘してくる本人は悪意ではなく信仰に染まって善意だと思い込んでいるだけに厄介だ。さらに信仰が進むと高額セミナーに成功のためだと勤勉に通いはじめる。しかし、これ自身が結局は主催者の金儲けのビジネス手段に過ぎない。NBの仕組みに直接組み込まれたものではないが、NB展開の構造上外せない存在だ。ここで成功者にスポットを当て、羨望させ、さらに成功幻想を助長させる。

当然このビジネスは中国にも進出してきている。彼らの看板をここ中国でも見かけるようになった。確かに企業の宣伝より友人の言葉を信じる中国人の土壌にはNBは入り込みやすいビジネス形態かもしれない。
中国は人口も日本の10倍以上いるからビジネスチャンスも10倍以上である!というのは日本からわたってくるNB信仰者の幻想で、そのビジネス構造上からいって人口が10倍であってもそのNBにおいて成功が増える割合はせいぜい2倍程度にしかならないであろう。というか宝くじで言う高額当選者の1等当選金が二倍になる程度が関の山で、10倍成功しやすいと考えるのは浅はかで、彼らの幻想を満たすものはどこにも存在しない。
 NBも所詮他人が作ったビジネスモデルであり、NB信仰者も結局はそのビジネスモデルの上で動かされているに過ぎない。他人が用意したビジネスモデルで多くの人間が成功できるほど世の中そんなに甘くない。
バブルが崩壊する前に幻想から早く抜け出るべきだと言ってやりたいが、関わるのが面倒なのでこのブログで書くだけに留めておく。



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