上海人はイベントの段取りが下手?

 最近、上海の人間と仕事をしていて思うのは、上海の人間は段取りというかイベント的な計画的進行が全くできないなという印象である。

 例えば、ある一つのイベントを動かす場合、事前の計画と参加するスタッフの意志統一が必要不可欠となるのだが、どうも彼らはそういった段取りを面倒くさがる。

 進行表すらまともに作らないので、シミュレーションがかなりアバウトであり、スタッフの頭数さえいれば現場で行き会ったりばったりでなんとか乗り切れると思っているようなのである。

 もちろん、主催側がこんな感じだと、手足となって働くスタッフ側は、全体像すら見えない状態で自分がどういった役割で動くかわからないわけで、指示がないとほとんど動けず、指示待ちで停滞するような場面が度々見受けられる。

 結局指示する側のその場での判断スピードと指示速度に依存することになり、小さなトラブルでも発生しようものなら、全体の動きが止まるのである。

 まあ、そういったイベントに集まってくる参加者の側が中国人たちならお互い様のようで、それほど問題にならないのだが、やはり傍で見ているとかなり効率が悪い。

 これがもし日本人相手のイベントだった場合は、恐らく捌ききれず、不評を買ってしまうだろう。

 こういった段取り下手は、個人の資質の問題なのかなという気もするが、私が会った上海人たちは総じて段取りが不器用というか、「私」が司令塔とばかりに現場での指示で乗り切ればよいと考えており、事前準備が出来ない人ばかりなのである。

 私なんかは学生時代から、こういったイベント的な準備作業に数多くかかわってきているから、現場をどう効率的に動かすかについて事前に入念なシミュレーションを行うことにいつも苦心してきたため、彼らのやり方はとってもおっかなく危なっかしく映るのである。

 しかも事前準備の不足で臨むイベントは、気配りの神経が現場の進行に取られてしまうため、人や参加者への配慮が欠けたものとなり、隅々まで目が行き届かないのでトラブル発生の温床となりやすいのである。

 まあ、こういったイベント下手な上海人の気質は、逆に言うと我々日本人にとっては一つのビジネスチャンスかもしれないので、嘆くばかりではいけないのかもしれないと思う最近の感想である。





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