中国でのニュースで高倉健さんが亡くなったということを知った。
突然の訃報に非常に驚いている。
八甲田山や南極物語、幸せの黄色いハンカチなど、彼の出演した映画の印象は非常に強く、語りはじめればキリがないほど心に強く残っているものがある。
また映画以外のところから伝わってくる彼のエピソードも彼の人柄のイメージを損なわないどころか上回るほどの驚きの真面目な姿が伝わる。
ところで、このニュースが中国でもあっという間に報道されたというのはいかに彼の存在が中国でも知れ渡っているかを示す一端だと思う。
映画「君よ憤怒の河を渉れ」で有名になり、10年前の映画「単騎千里を走る」にも出演し、決して派手さはないものの彼の人柄は中国人たちにも広く深く知れ渡っている。
人の人生は何れ終わりが来るとはいえ、この訃報を聞いて非常に大きなものを失ってしまったという悲しみを、彼を知る日中両国民が感じているかもしれないという気がする。
故人の御冥福をお祈りします。