先月は引越し等々でなかなか飲みに出かける機会も無かったのだが、先日、久しぶりに馴染みの串焼き酒場「頑固親父」に行ってきた。
お店のマスターに最近の状況を窺って見ると、焼き鳥を中心にしたお店であることもあって件の鳥インフルエンザの影響で客足が落ちていたと愚痴をこぼしていた。
やっぱり日本人たちは、やたら世間で危険を煽るから警戒して鳥から足が遠のいているようだ。
まあインフルエンザを気にしていない私が行かなかったのは別の理由だが、何となく申し訳けない気持ちになった。
ただ店の方でも、こういった状況は致し方ないということでそれなりに手を打っているようで、その幾つかが広告とメニューである。
下記はフリーペーパーに載ったお店の広告であるが、鳥インフルエンザに恨み言をいう店長のイラストを載せたという状況を逆手にとったユニークな広告だ。
確かにこれはインパクトがあり非常に笑える。
またメニューの方も「脱トリ」ということで、幾つか新メニューを取り入れているようで、その中の一つの試みとして、常時置いてあるわけじゃないようだが、日本では禁止され幻となった牛レバ刺しも取り入れており、この日に好運に残っていたので、早速注文した。
なんとも懐かしいというか貴重な味である。
こんな美味しい物を禁止までしてしまうなんて、、、なんて日本はアホなのだろうという印象だ。
まあ今回の鳥インフル騒ぎじゃないが、安全策ばかり万全に取ろうとして、何事にも無難な行動しかとれなくなっている日本人気質を、この牛レバ刺しと焼き鳥店の状況に見たような気がしている。