DVDはよくてもCDは許せぬ

ダニエルハーディングのCD

ダニエルハーディングのCD

中国に来るとあちらこちらにコピーDVD屋があって、
違法コピー商品だとは感じながらも映画の内容には代わりがないわけで
コピーであろうが正規版であろうが映画が見られればどんな由来のDVDであっても
結構寛容でいられる。
 しかしながら音楽用のCDとなるとこれは寛容ではいられない。
コピー品であるか否かであるかというよりも、売っているCDのほとんどが、アーティストのベスト版のような内容で、本来アルバムに含まれているべき
自分だけの一曲をみつけるような趣味の楽しみ方が出来ない。
 しかも自分のようなマニアックな音楽の趣味の持ち主にとっては、アーティストの幅も狭すぎる。日本のアーティストのものが少ないのは仕方ないにしても、クラシックなどは曲もベートーベン一辺倒のような傾向も見られ、マーラーやショスタコビッチ(共産主義の国なので国として禁止されているものがあるかも知れないが)が聞くことができないのが非常に残念である。全てのライブラリを日本に置いてきてしまったのでこっちで買いたいのだが手に入れられないのが実情である。
 少々高くても正規版を手に入れたいとも思うが、そういう店もまずなく、結局べらぼうに高い個人輸入をするしか方法がないのかなと思ってしまう。
 先日のLSOの公演で買ったCDは恐らく中国で買った唯一の正規版である。





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