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日本の商売の正直さ

今日、中国の放送局の番組であるが、秋葉原の某中古パソコンショップの取材があった。
中古品であるが故に、生じる品質の劣化部分も、きちんと店側がチェックして、悪い部分をきちんと表示してお客様に納得ずくで買ってもらおうという姿勢だ。
中には、一度も封を切らないまま中古品となった、いわゆる中古品も正直にそういう経緯で中古品扱いとして表示し、新品より数万円安く販売している。
そして、最低1ヶ月、料金を払えば最大3年の保障期間がついてくるというのだ。これにはレポーターの中国人も驚いていた。

これが中国であったらどうであろうかと考えた。
中古品も、ただ動くというだけのチェックしかされないだろうし、今回のような新古品はやはり新品と偽って販売されてしまうに違いない。
ましてや売り切り御免の中国で中古品の保障なんてものは考えにくい。
 
 こう考えると日本の商売が正直すぎる気もするが、正直な部分が信頼関係にも繋がっている。
悪い部分も含めて正直に話す、これが実は信頼への近道である。こういうところは是非中国に学んでもらいたい日本の良いところである。

飲むだけで8分で便秘が治るカップ ??びっくりTVCM

今日雲南のテレビ局でのコマーシャルでそのような製品が盛んに宣伝されていた。
そうなる理屈の中身は、結構見入ってみていたが全く分からなかった。
 実際のところ買ってみないと、本当に効果があるかどうか分からないが、本当に8分で効果が出るような代物であったらそれは逆に体に悪い影響を与えそうだ。
少なくともそんな急激な効果が出るものは体に良いわけがない。

 と、まあ日本の普通の教育を受けてきた人間なら経験則的に極端な効果をうたう製品はまず警戒するので、この商品を購入する日本人は恐らくまずいないであろう。 興味本位で試してみたい気もなくはないが、8分という急激さが気になり、健康に取り返しのつかない影響が出ても困るので止めておこうと思う。

 しかしながら、中国にはこういう商品が宣伝されたときに疑わず買ってしまう方がやはりいるのだろうか?現在の中国人の教育の過程では化学や生物の知識はどの程度教育されているのであろうか?
 少なくとも私が受けてきた高校の化学や生物の知識があれば、今回の商品はまず眉唾ものだとわかりまず買わない。というか、日本の一般的感覚だとこういう商品は社会に通用しないので市場に出てこない。時々怪しい宗教関係の商品や、週刊誌の通販コーナーに載るのがせいぜいである。

 恐らく中国は急激な経済成長のおかげで、見るもの受け入れるものが全てが今までの常識にない新しいものであるが故に、物事を見極める目をもつ余裕がないのだろうと思う。
そこにまがい物が混ぜられていてもとりあえずは飛びついてしまうのかも知れない。 この国が物事の分別がつく大人になるまではまだまだ時間がかかりそうだ。

貴州で日韓ワールドカップ?

先日、中国のテレビのチャンネルを何気なくまわしていたら、貴州のテレビ局が流している貴州の観光プロモーションのような映像のバックに
聞き覚えのある音楽が耳に飛び込んできた。

 そう、2002年の日韓ワールドカップの時に、ヴァンゲリスが作曲したあのテーマ曲「アンセム(賛歌)」である。
 ヴァンゲリスはギリシャ生まれの作曲家ながら、韓国の太鼓のリズムと日本の琴の音をうまく融合させ、あの両国の文化をうまく繋げたテーマ曲を作ったものだと高く評価している。
 彼は「炎のランナー」や「南極物語」などシンセ作曲の第一人者で、この曲もサッカーのテーマ曲らしく勢いがあり、しかもオリエンタルな匂いを失わない、ある意味21世紀の名曲のひとつであるような気がする。

 そんな曲が何故?貴州のプロモーションビデオの中に?
これ、使用許可は取ってあるのだろうか?と、中国のご当地の著作権感覚への心配から、まずそこが不安になった。
まあテレビ局もこの国では国家機関であるからそのあたりの問題がクリアになっていないことはないだろうと私は信じたい。
ただ、よしんばこれが許可を取ってあるものだとしても、選曲のセンスには閉口する。

 確かにあの曲は勢いのあって格好いい曲であるが、そこに歌われているのはあくまでも日本と韓国の文化である。
とても貴州のイメージがあるとは言い難い。当時、ワールドカップには中国も出場していたはずなので中国でも放送は当然流れただろうから、あのテーマ曲も流れていたに違いない。にも関わらず、この音楽の使用をするというのは、全くもって音楽センスがないと言わざるを得ない。
確かに表面上のかっこよさだけを繕って、音楽に含まれる文化を見ないというのはこの国の文化そのものではるが、それにしてもである。

違和感のある音楽の向こうに見えた貴州の映像はとても素晴らしい文化を持っているように見えただけにこの選曲はとても残念である。