二度目の依頼の無かった仕事

振り返ってみると、昨年は引き合いがあって今年は音沙汰が無かった仕事がいくつかある。

 先方の都合でその仕事自体がなくなっている場合もあるが、よくよく調べてみると他の業者と取引しているような形跡を見つけてしまったことがある。

 つまり、前回の仕事以降、自分の会社の仕事がお客に満足してもらえず、何らかの形で見限られたような格好になっている。

 まあこういうことが分かると悔しい限りだが、実は見限られた理由に心当たりが無いわけではない。

 一つは締め切り期限などの問題で、ギリギリで押し込んだり、遅れたりした仕事は二度目が回ってきていない。

 もう一つは、客先の要求をこなすのに手間がかかって何度もやり取りしたような仕事も二度目の依頼が回ってきてない。

 どちらも信用や会社としての能力が見限られた形になっており、そういう面では非常に悔しい。

 昔読んだ本で、指揮者の小澤征爾氏が修行時代にあるオーケストラへ客演した際にマネージャーに「一発で成功させろ、二度目の依頼がなかったら失敗だと思え」といわれたらしい、確かにその通りである。

 普通の仕事の場合でも、二回目の依頼がこなかったら仕事は失敗したと考えるのが正しい。その失敗の理由が一時的な仕方ない理由である場合もあるが、ビジネスの上で「今度こそうまくやる」は通じない。

その理由だって回避できる方法はあったはずである。

 一つの失敗は全ての失敗に通じると心得て今後仕事に臨みたい。

原文





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