古北銀座がなくなる???

古北銀座の外観

古北銀座の外観

以前こちらのブログにも書いた古北銀座のショットバーSIMPLEさんのオーナーママさんから昨日の夜にメールが入った。
「いつもご利用いただきありがとうございます。オーナーの身勝手な都合により4月11日8階の使用が出来なくなりました。突然ですが4月10日にて。。。。。」

 ん?何事だ?オーナーの身勝手な都合ってなんだ?わけが分からなかったがとにかく明日を持って閉店するということだな、よし取り敢えず行ってみよう、そう考えて昨日は寝についた。

 そして今日になって、今度はひいきにしている同じビルの4階の日本料理屋の料理長から連絡が入った。
「突然ですが明日から営業ができなくなりまして、今日を持って取り敢えず閉店します」
といわれた。

 ん?こっちも?あのビルで何が起きたというんだ?頭の中が疑問符でいっぱいになった。

 よくよく彼に聞いてみるとどうやらフロア全体の契約のトラブルらしい。実はこのビルの契約関係は複雑になっていて、ビルそのもののオーナーとテナントの間に、フロアのオーナがいて又貸しの状態になっていたようである。そして事もあろうにその真ん中のオーナーが今年に入ってから失踪したというのだ。

 ただ失踪しただけならまだしも、このオーナーは各テナントから家賃を受け取っておきながらビルのオーナーに家賃を払っていなかったらしい。つまり簡単に言うと持ち逃げである。

 そうすると残されたビルのオーナーと各テナントのオーナーが直接向きあわさざるを得なくなった。ビルのオーナーは受け取っていない家賃をテナントに請求しようとするし、テナントはもう既に払ったものだとしてそれを断固拒否するといったにらみ合いが続いたらしい。そういった状況の影響で、実は3月の初旬にも同様のトラブルが起きており、数日間営業停止に追い込まれた事実が発生している。

古北銀座の内部

古北銀座の内部

 このときには取り敢えず方針が決まるまで営業を続けられることになったらしいが昨日突然、ビルのオーナーがテナントの使用禁止を決定したらしい。
そして明日から店舗フロアの使用をさせないということで電気を切るということになったようだ。

古北銀座の外観

古北銀座の外観

 ビルのオーナーにそういわれては、各テナントはもう立つ瀬ビルがなく、出て行かなければ得ない状況になった。間に入った弁護士によれば、交渉次第では数日後に再開できるかも知れないとは言っているのだが、テナント側のオーナーはもう既に一回休業させられていることから、日本人相手の商売に二度目の休業は有り得ないとしてほとんどの店が移転を決めたらしい、
 これにより開業から二年続いた古北銀座はいったん幕を閉じることが決定的になった。再開されるかどうかは今後の交渉次第だが既存のテナントオーナーたちが既に移転先探しを開始をして、残留に否定的な意向を示していることから、ビル側が余程強力な武器を用意して日本料理店を再度かき集めない限り、古北銀座という存在は消えてしまう運命になりそうである。
 各テナントはそんなに遠くない未来に別の場所で再開する計画を立て始めているので、再度各店舗の料理は美味しく食べることは出来るかもしれないが、古北銀座がなくなってしまうのは日本人としてちょっと寂しい気もする。
 この晩、結局馴染みの両方の店をはしごしたのだが、どちらも話を聞きつけた常連客で賑わっていた。どうやら両方とも移転先の目処が立ちつつある様で、こちらとしてはちょっと安心した。まったく中国らしい話というか、ただただ呆れるばかりの出来事である。

原文



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