気になる日本のマスコミの上海ロックダウンの報道

 上海のロックダウン状況は上海に日本人居住者も多いこともあって日本のメディアにも報道されている。
 しかし気になるのはその内容がワイドショー的というか過激な印象のところだろうか?

どうも取り上げられる内容も極端なところが強調して取り上げられており、実態の雰囲気とはあまりそぐわない印象の報道が多い。

 もちろん映像でネット上に出回ったような状況は、確かに事実の一つではあるが、あのような騒ぎが上海中で起きている印象というのは誤解と言い切ってよいだろう。
 似た例を出せば日本の成人式報道において一部の乱痴気騒ぎが取り上げられて「今どきの若者は」と苦々しく思うのと一緒で、実際はほんの一部に過ぎないことを報道によって印象操作が起きているといっても良いのである。

 まあこういった記事を執筆している人がどういった居住環境において、どこで取材を行っているのか、あるいは取材が出来ていないのか分からないが、ネット上で流布している真偽の分からない情報をもとに報道を行うのはいかがなものかなという気もする。

2日1回はPCR検査

2日1回はPCR検査

 また状況を誇張するネタとして、中国側の振る舞いを全て不可解なものと決めつけて報道しているような面もあり、例えば貿易現場で突然絶滅危惧種が含まれていないかという質問を受けたという事を、まるでコロナと関係があるかのように報じていたメディアもあった。
しかし実態としてはこれは1年以上前から輸入規制内容に含まれている質問項目であり、コロナやロックダウンとは関係ない内容にもかかわらず記事を盛ろうとしていたような印象である。
 このように日本向けの日本語メディアは、内容に正確性を欠くものが結構多く、それにより悪い点ばかりが誇張されることが気になるのである。

 もっともメディアだけでなく上海にいる日本人でさえ、中国人に対してそもそも優越意識を持ち続けている人も少なからずいて、こういった報道をもとに嵩にかかって言葉を発する人もいる。

 ロックダウンの状況に巻き込まれたストレスと、未だにぬぐえない優越意識がそういわせるのかもしれないが、現地の人間の生活へのリスペクトがもう少しあっても良いのではないかと感じている。

 もちろん日本のから見ればコロナ対策を含めた国全体の方針とかに意にそぐわぬ面が個々にあったとしても、ここで暮らす人間は真面目に事態と向き合っているのであり、一部の過剰な演出の報道に惑わされず状況を見守っていただきたいという気がするのである。





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