ここ数日、空に白い物が沢山ふわふわと舞っている。
よく見るとどうやら綿のようなものである。
「はて、上海で綿?」
今まで気が付かなかっただけなのかも知れないが、こんな風景は初めてであった。
さてこの綿はどこから飛んで来るのであろうか?
インターネットで幾つか調べてみると、どうやら柳の綿らしいということが分かった。
今まで柳から綿が飛ぶなんてこと自体知らなかったが、言われてみれば綿の飛んでいたエリアは柳の木が多かった気がする。
綿雪のようにふわふわと綿が舞う姿はファンタジックとも言えるが、まあ溜まって行った先では埃のようにたまるのだろうなと思いながらこの風景を見ていた。
季節を感じられる風景を一つ覚えることが出来て、とても得したような気分になった。