Tag Archives: 表示

行き先表示の少ない上海の地下鉄車両

 地下鉄に乗っていていつも感じるのだが、列車の行先案内表示が非常に少ないという気がする。

 日本の地下鉄や車両の場合は、ほとんど全車両と言っていいほど、行先表示板が設置してあり、その列車がどこ行きなのかわかるように表示してあるが、中国の地下鉄にはこういった行き先表示をしている列車はあまり多くない。

10号線の車内表示

10号線の車内表示

 僅かに一部の車両と、列車の先頭車両の前頭部には行先が出ているが、最近はホームドアが発達して列車が見難い状況が生まれており、列車がホームに進入する時に注意深く見なければ気が付かないレベルとなっている。

 例えば3号線と4号線は同じホームと線路で交互運行しており、車両の色で見分けられる面があるとはいえ、それは乗り慣れていない人でなければ分からない事であり、各車両に行先表示が無いのはやはり利用者を惑わせている。

 まあ上海の地下鉄は元々、一つの路線に対して一つの運行パターンと言う単純運行の列車が多く、あったとしても途中折り返しが時々ある程度のシンプルなパターンなので列車ごとに行先が違うことも無く、そういった行先表示を列車ごとに明確にする必要がなかったかもしれない。

 つまり日本の場合は同じ駅からでも乗る列車によって行先や停車駅が全く異なる複雑な列車運行体系を取っている路線が多い為、こういった行先表示板が無ければとんでもない所へ連れて行かれるリスクがあるだが、中国の地下鉄にはそういったリスクがない為、行先表示板の必要性を感じていないのだと思われる。

日本の電車

日本の電車

 しかし、数年前から10号線や11号線と言った支線を持つ路線が登場してからも、その状況は変わってない。

 10号線は龍渓路から虹橋鉄道駅方面と航中路方面へと分岐し、それぞれへの列車がほぼ1対1の割合で交互に走っているので、間違った列車に乗ってしまうと目的地と違う駅に行ってしまう可能性がある。

 しかし車両の内部には僅かに行先表示が出ているが、車両外部にはその表示が見られないし、分岐する龍渓路駅も両方向への列車は行先方向別にホームが別れておらず、同一ホームで乗り分けとなっている。

 しかも龍渓路駅では僅かにホームの一部に何か所かに「この列車は○○行き、次列車はXX行き」などと電光表示されているだけで、各ドアの入り口に標示されてはいないので乗車時にいつも戸惑うのだ。

 一応駅のホームの到着列車情報などにはその行き先情報が出ており、それをじっくり見れば、次の列車の行き先はわかるようになっているのだが、文字が小さいので近寄ってみないと分からないし、そのモニターの数とて十分とは言えず、ホームに2~3個しかないのである。

 11号線もほぼ同様で分岐する嘉定新城はやはり同一ホームで乗り分ける形を取っており、車両には行き先が表示されていないので、やはりホームの情報モニターか、構内放送が頼りとなるのだが、人が多くてうるさい時間帯や中国語が聞き取れなかったらアウトである。

 まあこの地下鉄表示に始まったことではないが、中国の交通ターミナルは巨大なものや外面が綺麗なものは増えてきたが、案内表示などは初めて来た人ような慣れていない人の目線で案内をするという視点にいつも欠けており、見栄え優先で利用者の視点はいつも二の次になっている気がする。

原文

中国と日本の乾電池表示の違い

中国に来てしばらくになるが、先日の買い物中に日本と中国で乾電池の表示に差があることに初めて気がついた。日本では単1、単2、単3、単4、単5というのが主流の乾電池だが、中国ではその呼び方が異なり、それぞれ一号、三号、五号 七号、八号となり、単3、単4に当たる五号と七号がその主流のようだ。日本と同じように箱型の9V電池もある。
大きさや標準的な規格そのものはIEA(世界エネルギー機関)で定められているので、
呼び方にかかわらず日本製でも中国製でも共通で使える。

でも私が先日買った充電地には1.2Vと書いてあり、確か世界標準は1.5Vであり、使用目的がデジカメなのでそれほど心配する必要はないと思われるが、本当に規格があっているのか不安ではある。

今回このことに疑問を感じ初めたのをきっかけに、日中の電池規格の情報を百度やGoogleなどで調べたが、日中の情報がなかなか結びつかないので苦労した。
店へ行けば、大きさ、形の面で一目瞭然であることもその原因であるかもしれないが、リモコンなど日常生活に入り込んでいるのに、意外にこんなところの情報は少なかったりする。
なので上の数字も中国語から読み取って推測しただけなのでちょっと自信はないのであるが概ね合っていると思われる。

 ただ一応は共通で使えるようではあるのだが、やはりいわゆる性能と品質の面では、やはり日本製と中国製で差があるようで、中国製では液漏れなど事故がよく発生し、機器を傷めるようなケースも間々あるようだ。
最近中国製品もかなり品質が向上してきたと言われるが、まだまだ値段に代えられない安心感が日本製の電池にはある気がする。

また中国製の乾電池の売り場を見ると良く分かるのだが、2000だの、2500といった容量を示す数字が強調されている。
確かにこの数字が大きいほど容量が大きいことになるのだが、実はこの数字を算出する検査方法や測定条件がマチマチであくまでも相対的な目安に過ぎない。
現に日本の電池メーカでこの数字を大きくうたって販売しているメーカーは見当たらず、それほど意味のない数字であることがわかる。
にも関わらず中国の電池の価格帯は、この容量に比例して高くなる価格構成のようで容量競争を行っている姿が窺える。
数字を支える条件に関わらず、表に出てくる数字を絶対値のように表現してしまうところが、いかにも中国的表示方法である。

今回は日本製が手に入らなかったので止むを得ず、フランスブランドと表示してあった中国製の充電池を買ってしまったが、もし日本製の電池や充電池が手に入るのならやはり日本製品を使いたいのが正直なところであった。
今回買った中国製電池が故障しないことを祈るばかりである。 

晩点未定は困る

蘇州には結局泊まらず帰ることになったので、夜中の列車で帰ることにした。
ところが駅の待合室で列車を待っていたら定刻近くになってその列車の表示が「晩点未定」になった。
中国の列車事情では遅れるのはよくあることだが「未定」という表示は初めて見た。

これはどういうことであろう?

文字通り未定であることに違いないのかもしれないが、1時間遅れるとか、3時間遅れるとか時間がはっきりするなら対応が取れるのだが、「未定」というのはとても困る。
しかも真夜中で眠たくて仕方ないのに、今後どう行動すべき決められない。当面来ないのなら素直に宿を取るし、時間が読めるなら待つことも出来る。

どうやら今回は大雨の影響で遅れているらしい。

日本でもいつも同じことを思っているのだ、こういったトラブルが起きたときは、必ずしも早く復旧できるばかりが良い乗客サービスとは限らない。
もちろん早く復旧できるに越したことはないが、一番大事なのは復旧の目途を正確に把握し、時間的目安を乗客に示すことだ。
作業の手間取りも考慮して多少の余裕を持った時間の設定でも構わない。
その時間が分かれば、我々乗客もそれぞれの事情に応じた判断で行動できる。
これは普通の仕事にも全く同じことが言える。

今回、結局鉄道側は遅れていない別の列車に乗客を振り替えてくれたので予定より30分程度の遅れで帰ることができたので事なきを得たのだが、とにかく「晩点未定」は困る