昨年末にスマホを買い替えた。
前機種の電池の状況が思わしくなく、フル充電しても2~3時間で再充電が必要な状態になったためで、使い物にならず仕方なく替えることにした。
内臓メモリの使用率も90%を超えたので、もう限界だったというのもある。
そして選んだのは前機種に引き続きファーウェイ(HUAWEI)の機種。
国際的な政争の具になっている感のあるファーウェイの存在だが、私も特にファーウェイを好んで使っているわけでもないのだが、ほかに目ぼしい選択肢がなく結局はファーウェイになってしまう。
まずiPhoneを除けば、目ぼしい携帯メーカーが中国には残ってない。
確実に日本語表記、入力できる機種ということがわかったのがファーウェイだけだった。
価格もほどほどでコストパフォーマンスや信頼性で選んでいったところ結局今回の機種になった。
まあスペック的には価格相応ではあるが、不満も少なくない。
まず、アプリ規制が以前に使っていた機種よりかなり厳しくなっており、楽天市場アプリとか国外との通信を必要とするサードパーティーアプリはほとんど使えない。
加えてGooglePlayといったアプリ市場のアプリもインストールできず、例え回線上でVPNを経由して繋いでも、ダウンロードもインストールもできない。
結局使えるのはほとんど中国国内製のアプリだけであり、国外アプリはほとんど使えない。
交通系や旅行系、ショッピング系のアプリだけは入れたが、後は用の無いアプリは少々怖いので入れないようにしている。
こんな環境のスマートフォンの不自由な実態を考えると、アメリカ側が指摘する懸念を払しょくできるほどの証拠はファーウェイにはないなと思ってしまう。
また国の構造を考えれば中枢部の意向に一民間企業が抗えるとは思えず、現時点でいますぐに不正の証拠や指示はないとしても、確かに懸念は払しょくできないのである。
では何故ファーウェイを選択するのかと言えば、結局選択肢がないことと、日常からネット上に監視の目など張り巡らされたこの国では、ファーウェイ以外でも結局同じことであり、他を選択することに意味がないからである。
中国にいる限り、結局はどのメーカーの機種を選んでもインターネットが不自由な状態から脱することは出来ないので仕方なくファーウェイを選択するしかないということなのである。