先日、テレビを久しぶりにつけてチャンネルをまわしていたら、中学の数学講座をやっているのをみつけた。
初中の数学と書いてあったから日本で言う中学校の学年である。
さてさて、中学の問題が今の自分に理解できるかなと見ていたところ、どうも思っていたより内容が高度なような気がした。
サイン・コサイン・タンジェント、、、あれれこれは三角関数じゃないかい、どうりで面倒臭い問題がならんでいるはずだと思った。
私はこの三角関数が結構苦手であった。
ただ、今思い出してみると中学でこの三角関数を勉強した記憶が無い気がする。
はて、日本では高校でこれを学んだのではなかっただろうか?
気になって調べてみるとやはり日本の教育課程では三角関数は高校での学習範囲に入っている。
昭和42年ころまでは日本でも中学における学習範囲だったようだが、徐々に学習要領の改訂が行われ、三角関数は高校へ移ったようである。
私の両親の時代はこの三角関数を学んだあと高校へ進学していたことになる。
(ちょっと親を見直した)
で、それが中国では今現在も中学で教えている。
つまり日本より1年早く三角関数を学んでいることになる。
これがいいかどうか分からないが、中学の学習要領に三角関数が入るとなると、当然高校入試の範囲に含まれることとなり、三角関数の苦手な私はこれが入試にあったと思うとちょっとゾッとする。
幸いにも私は三角関数が免除されていた時代に高校入試を迎えたために、三角関数の洗礼を受けずに高校へ進学することができた。
中国で中学生にならなくて幸運だったと思う。