大気汚染は気候のせいではない

 中国の最近の大気汚染のニュースを見ていて、気になる記述が時々ある。

 それは風が弱いなど気候が要因で、スモッグが街を覆っているという専門家の分析コメントである。

 あたかも気候がスモッグを発生させている一因かのようなコメントとなっている。

 確かに、スモッグを街に停滞させている環境要因はそこにあるかも知れないが、風が弱かろうと強かろうと、大気を汚染している物質総量は変わるわけではなく、汚染物質が汚染を起しているわけで、気候が汚染を起している訳じゃない。

 以前にも書いたが、例えば風が吹いて大気が拡散して北京の天気が晴れあがったとしてもそれは北京上空にあった汚染物質がどこかへ移動しただけであって、汚染物質が消えてなくなって問題が解決したことにはなっていないのは皆が知る通りのはずなのであある。

 それなのに「風が弱くて汚染物質が拡散しにくい状態」だのと言っている時点で、まず環境に対する認識がそのものが間違っているだろうに思う。

 まあ中国で起きているマナーの問題は、全てが環境問題の認識レベルに直結しているような気がしており、街中での便にまつわるマナーや、喫煙や吸い殻のポイ捨てなどは、ゴミとして捨てたり水に流したりしても、やがて自然が土に返してくれるといった古来からの生活様式のスタイルが抜けないという気がする。

 中医学の様な伝統にばかり恋々としているような発想からまだ抜けられないのである。

 しかしながら、既に中国も工業製品が出回るようになり、昔のように無責任に投げすただけでは自然に還ってくれない世の中になっている訳だから、そのことを誰かがきちんと教育すべき必要があるのだと思う。

 つまり、大気汚染が起きたらまず「どこが発生源か」「拡散ではなく浄化する手立てはないのか」を考える思考回路になるべきだろうと思うのである。

 まあ環境認識問題に関しては日本も原発汚染水などを抱えてあまり他国を注意できる立場ではないが、大気汚染に関しては解決法が先進国によって既に道筋が付けられている訳であるから、あとそれに取り組むか取り組まないかだけの状態であるだろうに思うのである。

 くれぐれも風で拡散したしないで一喜一憂してほしくないという気がしている。





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