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2008年05月13日 CCTV1で夜中まで続く地震報道
四川で起きた地震関連のNEWSをCCTVが夜中まで生放送で放送やっていた。
何時までやるのかとても追いかけきれないが、四川に故郷を持つ人や友人がいる人は恐らくこの放送を見て眠れない夜を過ごしていることだろう。

個人的には四川に知り合いはいないが、この放送をずっと見ている。
被害にあった人には悪いが、この報道体制というか生放送の緊迫感に中国の報道体制に若干の安心感を覚えた気がする。政治的な規制が厳しい中国の放送は、ともするとニュース報道は編集が行き過ぎてライブ感や緊迫感が希薄になりがちなのだが、今回の地震では日本のNHKのように生放送で情報を流し続けるという報道体制をとっている。

日本では当たり前の放送体制が普段の中国ではオブラート1枚かかったような若干ライブ感、緊迫感に欠けた印象になることが多かった。しかし今回は生放送ということもあって緊迫感がダイレクトに伝わってくる。つい数日前のサイクロン被害に対するミャンマー政権の対応を見ているだけに、国を挙げて災害に向かっている姿は頼もしいというか少し安心した。ラジオやNEWSを通じて、早く情報を伝わり、一日でも早く一人でも多くの人の命が救えるようお祈りしたい。



2008年05月12日 長い周期の地震は遠方地震の余波、あわててはいけない
上海で感じた地震について、一部では上海近郊で発生したものと報道されたが、経験則から言えば揺れの周期の長い地震は遠方で発生したものだ。高層ビルでは地上では感じないような長周期の地震でも捉えて大きく揺れるという高層ビル特有の揺れが発生する。
 何のデータも持ち合わせていないので断定は出来ないが、タイミングから言えば今回の四川の地震の余波が上海や北京に伝わってきたものであろうと推測できる。
いくつか理由を挙げると、
①周期の長い揺れが比較的長い時間に渡って続いたこと。
②地上の揺れは少なく、揺れを感じた場所の多くは高層ビルであったこと。
③縦揺れはほとんどなくほとんど横揺れのみであったこと。
以上のことからほぼ上海近郊の地下で発生した地震ではなく、遠方で発生したものと推測でき、時間的タイミングから四川で起きたものとほぼ断定できよう。
中国には地震観測体制が整っていないのと、地震経験が少ないので、人口の多い上海で揺れると目先の大事件だと思いこんでしまったようだが、地震研究先進国である日本の観測体制と直結している、YAHOOの地震速報は四川での地震を見事捉えており、逆に上海での単独の地震発生したような記録とはなっていない。


 上海は高層ビルが多く、長期周波の地震ほど、逆に大きく揺れてしまうため、騒ぎが大きくなったようだが少なくとも今回の地震で上海の街に被害が出るようなことはないのだと思う。
よって長い周期の地震は遠方地震の余波であることを知っておけば、必要以上にあわてることはない。

ただ、中国のビルの構造は元々心もとないので多少のゆれでも立て付けが悪くなったり構造が歪んだりするということがあるかもしれないので小さな地震でもやはり注意が必要なことには変わりない。


2008年05月12日 地震で上海が揺れた!
仕事中、お客と電話中に急に眩暈がした!と思ったら地震だった。
中国で地震なんて、、、真っ先にビルの耐震性が気になった。
どうやら遠方地で起きた地震らしく周期の長い揺れだ。

以前日本の会社にいたときも鳥取で起きた地震で東京で同様のゆれを感じたことがある。
私のいるビルは比較的新しいビルなので免震構造が入っている可能性もあるが、中国のビルでそこまで気を遣っているビルは数少ないとの事なのでやはり心配だ。
揺れが一旦収まったのを見計らって、ビルの人間全員が避難を開始した。
私の事務所は18階なので降りるだけで一苦労である。

下りて外へ出てみると、他の場所は何事もなかったように街が動いていた。
少なくともこの付近で地震を感じていたのは自分がいたビルの人だけで回りの人々は地震があったことすら分かっていないようだ。このビルの人間だけが騒いでいる感じだ。
地震の少ない上海で中国人にとってのこの体験は驚きであったようだ。
30分ほどで安全が確認が出来たのか、みなオフィスに戻ることができた。
席に戻ってYAHOOの地震速報を見ると、震源地は下記の場所で推定マグニチュード7.9とのことだ。
震源地
 四川の成都の近くのようで成都の状況が心配だ。今現在、ここには各地の震度や成都の詳しい状況などは入ってきていない。
みなさんも、このあとの情報にご注意を!



2008年05月12日 上海駅から観光に便利な路線バス930
日本人の方で上海駅を基点に観光をされる方は少ないと思うので、あまり日本人向きではないのかも知れないが、もしそういう方がいれば、この930バスは便利なのでご紹介したい。
上海駅の南口を基点に出発するこのバスは、西蔵路をまっすぐ南下し、北京路、南京路を横切り、人民広場経て、延安路を越え、淮海路を横切り人民路に折れ、豫園を通過し黄浦江沿い至り、渡し舟に接続するという実に上海の重要な観光のポイントを貫く路線である。
南京路へ行くには「福州路」、人民広場は「人民広場」は、淮海路は「淮海東路」、豫園に行くには「新北門」で下りる。運賃は全線均一で2元。

 特に豫園は現在近くに地下鉄の駅が存在しないので、人民広場から移動するにも便利である。逆にこれらのポイントから上海駅に出るにも便利であると言える。故にバス派には意外と使い勝手の良い路線である。

 上海駅の乗り場は駅舎を背にして左側の、地下鉄の1号出入り口の裏側にあたる位置にある。
この路線、便利であるのだがが注意したいのは淮海東路のバス停は上りと下りでバス停の位置が違うので注意が必要なのと、観光客が多い路線だけにスリにも狙われやすいはずであり、乗車時には荷物の管理をしっかり気をつける必要がある。豫園付近は現在地下鉄10号線の建設が進んでいるので、2010年までに予定されている地下鉄の開通後に、この路線がどうなるか分からないが少なくともそれまでは観光客を乗せる重要な路線だと思われ覚えておいて損は無い。




関連ページ交通関連情報

2008年05月11日 日本の商売の正直さ

今日、中国の放送局の番組であるが、秋葉原の某中古パソコンショップの取材があった。
中古品であるが故に、生じる品質の劣化部分も、きちんと店側がチェックして、悪い部分をきちんと表示してお客様に納得ずくで買ってもらおうという姿勢だ。
中には、一度も封を切らないまま中古品となった、いわゆる中古品も正直にそういう経緯で中古品扱いとして表示し、新品より数万円安く販売している。
そして、最低1ヶ月、料金を払えば最大3年の保障期間がついてくるというのだ。これにはレポーターの中国人も驚いていた。

これが中国であったらどうであろうかと考えた。
中古品も、ただ動くというだけのチェックしかされないだろうし、今回のような新古品はやはり新品と偽って販売されてしまうに違いない。
ましてや売り切り御免の中国で中古品の保障なんてものは考えにくい。
 
 こう考えると日本の商売が正直すぎる気もするが、正直な部分が信頼関係にも繋がっている。
悪い部分も含めて正直に話す、これが実は信頼への近道である。こういうところは是非中国に学んでもらいたい日本の良いところである。


2008年05月11日 飲むだけで8分で便秘が治るカップ ??びっくりTVCM
今日雲南のテレビ局でのコマーシャルでそのような製品が盛んに宣伝されていた。
そうなる理屈の中身は、結構見入ってみていたが全く分からなかった。
 実際のところ買ってみないと、本当に効果があるかどうか分からないが、本当に8分で効果が出るような代物であったらそれは逆に体に悪い影響を与えそうだ。
少なくともそんな急激な効果が出るものは体に良いわけがない。

 と、まあ日本の普通の教育を受けてきた人間なら経験則的に極端な効果をうたう製品はまず警戒するので、この商品を購入する日本人は恐らくまずいないであろう。 興味本位で試してみたい気もなくはないが、8分という急激さが気になり、健康に取り返しのつかない影響が出ても困るので止めておこうと思う。

 しかしながら、中国にはこういう商品が宣伝されたときに疑わず買ってしまう方がやはりいるのだろうか?現在の中国人の教育の過程では化学や生物の知識はどの程度教育されているのであろうか?
 少なくとも私が受けてきた高校の化学や生物の知識があれば、今回の商品はまず眉唾ものだとわかりまず買わない。というか、日本の一般的感覚だとこういう商品は社会に通用しないので市場に出てこない。時々怪しい宗教関係の商品や、週刊誌の通販コーナーに載るのがせいぜいである。


 恐らく中国は急激な経済成長のおかげで、見るもの受け入れるものが全てが今までの常識にない新しいものであるが故に、物事を見極める目をもつ余裕がないのだろうと思う。
そこにまがい物が混ぜられていてもとりあえずは飛びついてしまうのかも知れない。 この国が物事の分別がつく大人になるまではまだまだ時間がかかりそうだ。


2008年05月09日 道路を直したら渋滞解消
会社のビルの前の道路が舗装工事をようやく終えた。
工事前は凸凹で、バスに乗ると遊園地の遊戯施設か、ロディオかというぐらいに激しく揺れていたのだがその揺れの乗り心地の悪さは解消された。と同時に渋滞すら解消された。工事前は、夕方なんかは300mくらいを進むのに20分近くかかるような激しい渋滞のあった場所だったのに、夕方でもほとんど渋滞と呼べるようなものは少なくなった。これはちょっと驚きである。

 路面が悪ければ、当然バスやタクシーの走行速度は遅くなり、ブレーキを掛ける回数も多く渋滞を招いていたようだが今回の工事でほとんど渋滞は解消された。
なんだ、こんな簡単なことだったのかと思うほど、中国の道路の路面状況は悪く、渋滞を招く原因となっているようである。

 今回会社の前の道路はかなりきれいになったが、それでも日本の道路ほどではない。舗装の継ぎ目やマンホールの処理など若干の凸凹は残っている。高速走行をするには危険なレベルだ。それでもここまで改善されたことは評価したい。

上海全体の道路状態がよくなればもっと渋滞も解消されるだろうにと思うが、残念ながら一歩はいるとまだまだ凸凹道が残っている。



2008年05月08日 コートフックのないトイレ
最近上海もようやく洋式トイレが普及してきてトイレ事情もかなり改善されてきたが、
私が未だに不満なのはトイレの個室にコート用フックが整備されていないことである。

個室トイレに入って用を足すとき、冬場なら必ずコートを着ているのでそれを脱いでから便器に座らなくてはならない。背広だけの場合も同じである。
このとき困るのが脱いだコートや背広の置き場である。コートフックがあればそこに掛けておけば済むのだが、残念ながら中国でコートフックのあるトイレの個室はまだあんまり多くない。もちろん床に置くわけにもいかないし、ドア枠の上に掛けるのも、中国の治安事情からいってちょっと不安である。
仕方なく服を畳んでひざ上に抱えながら用を足すのだが、様式ならともかく、和式で服を抱えながら用を足すのは姿勢的に結構きつい。紙で拭くのも結構大変だ。
 ほんのちょっとの気遣いで改善されるものであろうと思われるが、中国人はまだまだその必要性を感じていないのか、結構有名なデパートやホテルでさえトイレにコート用フックが設置されているところは多くない。過去に比べれば格段に進歩したといわれる中国のトイレ事情だが、あとちょっとの気遣いを期待したい今日この頃である。



2008年05月08日 オリンピック開会式は昼間に行うに限る!
 過去のオリンピックの開会式では様々な趣向が凝らされたイベントが行われていたが、その中でも印象として強烈なのはロス五輪である。
 それ以降のオリンピックの開会式セレモニーは毎回見てきたが、ロス五輪程の強い印象は結果として残っていない
 私が物心ついて初めて見たオリンピックだったという理由も大きいと思うが、実は最近セレモニーが昼間に行われたということの影響が大きいのではないかと考えるようになった。
 一応気になって、以降のオリンピック開会式のセレモニーの時間を調べてみたが、やはりいずれも夜に実施されているようだ。


 この昼と夜のセレモニー、一体何が違うのだろうか?

 夜にセレモニーが多く行われるのは演出の都合上、闇を有効に使いたいからである。演劇の舞台を考えてみれば分かるが、普通の劇場は外光を一切遮断し、真っ暗闇になったところから照明で色をつけ始めるのだ。特に最近の開会式セレモニーは幻想的な風景を演出したがる傾向にある。

 それに対して、ロス五輪の開会式はまだ明るい昼間から行われた。
空から人間が飛んでくるなど奇抜な演出も話題になったが、それよりも強烈な印象だったのは、アメリカの歴史絵巻を紹介する演出で、楽しそうに踊る各出演者一人ひとりの生き生きとした表情である。私は彼らが太陽の下で、とても楽しそうに踊っている姿にアメリカという国の力強さというものをそのまま感じ取ったものである。


 最近の幻想的な演出で見せる開会式も悪くはないが、オリンピックは力強いアスリート達の祭典である。物事を闇に隠さず、太陽の光が照らす人間そのもの見せたほうがメッセージとしては強力なのではないだろうか?闇の中に照明で創られるイメージは、あくまで演出家の意図で創られたイメージでしかない。

 オリンピックやスポーツは、選手の動きや人間そのものがドラマなのであるから、見せたくないところは隠して他人が演出するなんてのは愚の骨頂で、余計な演出は却って人間の存在を歪曲してしまう。

 だからオリンピックや開会式は創られた照明をあてるのではなく、太陽光線の下で皆が全てを見通せる中で、物事を包み隠さず堂々と行われるべきである。

 オリンピック開会式は昼間行うに限る!最近常々そう思うようになった。



関連ページ娯楽関連情報

2008年05月07日 業務ソフトが定着しにくい中国
日本には、勤怠管理から財務、営業支援まで様々な業務ソフトが市場にでまわっているが、中国はそういうソフトはあまり浸透していない気がする。
 人件費が安く、ソフトで合理化するより人手をかけたほうが安上がりでるという事情もある。

さらに、Excelなどを使えば、ある程度の業務処理は出来、そんなに高価な専用ソフトを改めて購入する必要もない。

 しかし、中国に業務ソフトが定着しない理由はそこではないように思う。
中国人の業務姿勢を見ていて思うのは、仕事を積み重ねたり、トレースする意識がとても薄いということだ。
故に、定型処理を合理化するようなタイプの業務ソフトはなかなか浸透しない。



 また現時点の中国の市場変化速度や法律の改正速度が非常に速く、そのおかげで結果的に業務が非定型的になり、業務ソフトに収めるような定型化が出来ないという事情もある。

特に中国の法制度の変化は、決定から施行までの期間が短く、法改正対応が必要なタイプの業務ソフトの浸透を妨げる。
 日本の、例えば給与計算ソフトのような業務ソフトは、法改正が決まってもその施行が一年後だったりして法改正対応開発の時間的余裕がある。
しかし中国の場合はその時間的余裕がなく、その仕様を固定する期間がとても短い。従って、業務を固定化する費用を回収する時間がなく、
そういった投資に経営者の目が向いていかない。


 また業務を定型化できるような安定環境を生み出せる状況というのは、実は他社の追随を許せる状況ということになり、中国の激しい競争社会では安定した途端にすぐに真似されて追い抜かれてしまう。

 そういう事情からだろうか?日本では当たり前に浸透している日常業務の管理ツールまでもが、なかなか固定されない気がする。
その分、業務を行う側にとっては毎日が行き当たりばったり的な苦難の連続である。





プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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