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上海ワルツNEW


2008年05月14日 当事者ではない立場だからできること
四川地震が起きて24時間以上が経過し、だんだん被害の状況が明らかになってきているが、全体の状況はまだ完全に把握されていないようだ。
 温家宝首相が早々に現地入りし現場指揮を執っている映像がテレビで放映されていたが、交通機関や通信手段の寸断もあってなかなか被害全体の状況を把握できず、それ故に対応策も手探りの行き会ったりばったりで進むしかない状況のようである。
 
 こういう大災害が起きたとき、直接被害を受けていない自分は何が出来るのかをいつも考える。
今の仕事を投げ出して、私財を投げ打って現地に入るなどと格好いいことが出来れば最高だが、現実にはそんなことはできない。何十人かの人を一時的に救うことが出来るかもしれないがその効果は一時的で、投げ打った自分も含めてすぐに文無しとなり被害者と同じ状況に陥ってしまい逆に迷惑をかけてしまう状況になるからである。だから、逆に今の生活を止めないで何かをしなくてはならない。
 

 まず被害を受けた人の気持ちを感じることは大事だが、当事者でなければ一緒になって悲しみにくれて落ち込んでいてはいけない。被害者を支える立場に回らなくてはならないからだ。
 被害者と同じように悲しみにくれてしまうと身動きがとれなくなり、結果助けることもできなくなる。既に亡くなった方には申し訳ないが、いまやらなくてはいけないのは、被害の大きさを悲しむことではなく、まだ生きている命を全力で助け、自立して日常の生活が送れるようになるまで手を差し伸べることである。 

 そのための、募金や寄付などはもちろんのこと、己が今もっている能力、それが人脈であったり、ビジネス手段であったり、個人のアイデアなどの、今持っている色んな力を使って手を差し伸べることが当事者ではない人間が気持ちを伝えられる手段だと思う。
 極端な話、それが利益構造を持ったビジネスモデルでも構わないと思う。暴利を得るようなものは論外だが、結果的に被災者の救済に繋がる形のビジネスモデルが構築できれば、それはそれで貢献だと思う。もちろん無償で援助を供与し続けることができるなら理想的だが、社会に無限の援助力があるわけではない。

 もちろん、直接的に被害者の下へ援助が届く援助でなくても構わないと思う。ネットの掲示板に気持ちを書き込むだけでもいい。その言葉の塊が報道として被災者の下に届けば例え気休めでも彼らを勇気づけられるはずだ。
どんな微力でもやって無駄なことなど何もない。
 当事者でない立場だからこそして上げられることはたくさんあるはずだ。




寄付しましたよ
投稿者:上海ワルツ 2008年05月15日 投稿番号:15687

金額的には恥ずかしいほどほんのごく僅かですけどね。
 確かに私個人の力なんて大したことないので、お金にしても行動にしても私一人の行動では大した行動できませんよ。でもお金を出せない分、小さな頭を使って一生懸命考えたり、考えたことをここで書いたりして皆さんに考えてもらうことはできると思います。
 パンダの応援歌、それはいいアイデアかも知れませんね。ありがとうございます。私には作曲する能力ありませんけど私の言葉が現地の人に届くなら、下手糞ながら詩くらいは書いてみたい気になりました。私が書いたものを上手な人に直してもらったり翻訳してもらったりして、曲がかける人に曲をつけてもらって歌にすることができれば四川の人に応援歌として届けたりすることもできるし、販売して利益が出ればもっと寄付だってできる。
 人間の一人一人の力は小さいですが、小さな能力を結びつけることによって、何かの形をすることは可能だと思います。
 例えば、先ほどの方の被災の体験だって、例え日本語でも文章になれば翻訳の出来る人にその志に賛同してもらい、中国語に直してもらうことはできるし、その資料を貴重な情報として関係者に伝える人脈を探すことができれば、一人でも多く、1日でも早く、被災地の復旧ができるかもしれない。私に今できそうなのは、こういったブログや自分の人脈を通じて、人と人を結びつけて一つの力にしようと行動することが今自分に出来ることなんじゃないかなと考えています。

で、偉そうなことを書き綴り
投稿者:結局、評論家気取り 2008年05月14日 投稿番号:15678

何もしない、わけでしょ? パンダ応援歌でも作って、ブログで発表すれば?

ところで寄付した?

パンダの話は
投稿者:上海ワルツ 2008年05月14日 投稿番号:15675

 直接的な他人から施しを喜ばない面子の国の中国人のプライドを守りつつ、日本でもパンダを通じて被災された方への救済を考えるための間接的交流手段のための一つのアイデアでしかありません。
 また目先の救済は、二次災害の可能性もあり言葉の不自由な外国人が行くべきではないと思いますので、やはり救援物資への協力と募金などの寄付活動が最初になると思います。
 しかし現地の情報や状況が明らかになり被災者の要求が見えてくれば例えば里親制度的救済や、上海から現地へ救助活動へ行く人に対するバックアップ的活動などやれることが見えてくると思います。
 私は被災経験はありませんが、「本当に何ができるのでしょうか」さんが被災経験がおありなら、このサイトを通じてでも、知り合いの中国人を通じてでもその経験を社会や救援関係者に伝えるべきではないでしょうか?どの程度有効な情報かは、実際に救済など行動される方が取捨選択すればよいので、文化が違う、習慣が違うで逃げないで情報を発したらいかがでしょうか?現地からの情報が途絶えている今、あなたの経験という情報はものすごく貴重なものに思われます。
 先のパンダの話も、非難を浴びてしまったので実現性は薄いかも知れませんが言葉にしなければその是非も分からなかったし、別の形で誰かがアイデア活かしてくれるかもしれないので書く価値はあると思ってます。
 とにかく今は時間が貴重なので言葉を飲み込んで黙っている場合じゃないと私は思ってます。


本当に何ができるのでしょうか
投稿者:被災経験者 2008年05月14日 投稿番号:15666

ほんとうに上海に住む私達に何ができるのでしょうか。

私は神戸で被災しました。
でも、神戸と今回とでは季節も状況も人々の習慣も違います。
あの時に私達に必要だった物が今回必要かどうかもわかりません。
水やカセットコンロ、レトルト食品は役立つと思いますが
届ける手段がありません。
日本からの災害医療チ-ムの現地入りが急務だと思いますが
現在のところ中国政府からの要請がないようです。
状況を把握できていない今は、それも仕方がないのかもしれません。
二次災害の危険が大きすぎますから。

今の被災者は悲しむ余裕はなく、余震の恐怖と戦いながら
生存者の救出と身内の安否確認に必死だと思います。

状況を見ながら、長期に渡って義援金や必要物資を送ることしか
私にはできないと思っています。





それで、あなたは何をしますか?
投稿者:なるほど 2008年05月14日 投稿番号:15665

パンダ救出ですか? あなたは何をするのですか?




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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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