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上海ワルツNEW



2008年05月08日 コートフックのないトイレ
最近上海もようやく洋式トイレが普及してきてトイレ事情もかなり改善されてきたが、
私が未だに不満なのはトイレの個室にコート用フックが整備されていないことである。

個室トイレに入って用を足すとき、冬場なら必ずコートを着ているのでそれを脱いでから便器に座らなくてはならない。背広だけの場合も同じである。
このとき困るのが脱いだコートや背広の置き場である。コートフックがあればそこに掛けておけば済むのだが、残念ながら中国でコートフックのあるトイレの個室はまだあんまり多くない。もちろん床に置くわけにもいかないし、ドア枠の上に掛けるのも、中国の治安事情からいってちょっと不安である。
仕方なく服を畳んでひざ上に抱えながら用を足すのだが、様式ならともかく、和式で服を抱えながら用を足すのは姿勢的に結構きつい。紙で拭くのも結構大変だ。
 ほんのちょっとの気遣いで改善されるものであろうと思われるが、中国人はまだまだその必要性を感じていないのか、結構有名なデパートやホテルでさえトイレにコート用フックが設置されているところは多くない。過去に比べれば格段に進歩したといわれる中国のトイレ事情だが、あとちょっとの気遣いを期待したい今日この頃である。







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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で営業職に日々悪戦苦闘中。


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