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上海ワルツNEW


2008年11月04日 西日の当たるオフィス
 外はさわやか、、とはいえないまでも比較的涼しいのに、うちの会社のオフィスは何故か生暖かい。

 汗かきの私にとってはこの時期でも暑いくらいだ。

 これもそれも私のオフィスは午後になると西日が当たるからである。
毎日、午後になると西日があたり熱せられ仕事の能率がガタ落ちになる。
 明るさは照明無しで仕事できるくらい明るいのだが、それはそれで目に悪い。
このあたり、中国も建築技術が発展したとはいえ、まだまだこういったところの配慮が片手落ちなようで、人が過ごす空間としての配慮はまだまだのようである。
 というか見た目優先、機能性は後回しの建築で使い勝手の悪いビルがまだまだ上海には増えている。
 今日もたいした日差しではないのにオフィスは暑く、私はその暑さから逃げるように客先へと急行した。




2008年11月01日 お粥の火鍋??で送別会
会社の中国人スタッフが退職するので本日送別会を行ってきた。中国人がセレクトしたお店は火鍋のお店だが、火鍋は火鍋でもお粥のスープを使った火鍋である。
写真のように白いスープにクコのみを入れて、後の中身は普通の火鍋と同じような具材を入れるのだが、このスープがなかなか味わいが深く、とてもおいしい。
お粥と言うからには米が原料であることには間違いないのだが、お粥のスープでこんな味が出せるのだろうかというほど味わい深い。
 それなりの調味料で味付けしているのであろうが、それにしてもである。
 中華のお粥は元々、日本のお粥とは程遠いくらいおいしい。日本でお粥といえば、病気のときに食べるあの味気のない代物だが中国では立派な料理となっていて、同じお粥という名前で呼ぶには申し訳ないくらい印象が違う料理である。
 それを火鍋に転用するとは、面白いアイデアである。このお店は日本人客も多いようでメニューには全て日本語も書かれている。
一緒に参加した会社の中国人スタッフに、これは中国のどこの料理かと質問したら、「俺もわからない」という答えが返ってきた。
そのくらい上海の料理は、伝統同士の融合で、新しいものを生み出しており、4千年の歴史を持つこの国でさえ、料理は今もなお時代とともに進歩しているようである。


 ともに頑張ってきた一人のスタッフの退職は寂しいが、終わるということは始まるということでもある。
この目新しいお粥の火鍋のように彼の新たな船出にエールを送りたい。

米@粥火鍋
上海長寧路1018号龍之夢購物中心7F(中山公園駅そば)
(021)6211-7778
お店の場所はここ


2008年10月30日 大阪橋下知事、上海の講演会で熱弁をふるう
上海には「大阪弁をしゃべる会」という会があるのだが、今回なんと橋下知事がちょうど上海を訪れたということで
この会で講演を行うとのことで、参加してお話を伺ってきました。
 もっとも私は大阪出身ではなく、テレビの影響でうつったエセ大阪弁しか話されへんのですが、(←このあたりがエセ)大阪市様の仕事を少々させいただいている関係で、野次馬根性で参加させてもらいました。

橋下知事は、テレビを通じて話されるそのままの姿で、日本の自治について熱く語り、世界との経済競争が激化しているこの時代に、今の永田町の人々は危機意識がなく、日本の教育では競争社会の中で生き残れる人間を育てられないので、もっと地方政府の力を強化して、大阪や日本の各都市が世界間の競争に負けないよう危機意識をもって行政改革に取り組んでいかなければならないようなことをおっしゃっておりました。
 その中で各国の要人が常に視察に訪れる上海は、自治体政府の力が非常に強く、民間と行政が一体になって経済強化を図っており、それが世界の中で最も競争力の高い都市としての今の上海の強さを支えている要因であると考えるので、大阪としても是非参考にしたいというようなことも言っておりました。


 このような上海の評価を橋下知事からいただいて、こういった日本の対世界競争の最先端の拠点「上海」で働く人間の一人として誇りに思える一夜となりました。
 惜しむらくは、参加者が多かったり橋下知事のスケジュールが忙しかったりで、講演後の交流会でお話をする順番が回わってこないうちに退席されてしまったので、名刺もいただけず、遠くから写真を撮るのが精一杯であったこと。
 まあまたいずれおいでいただけるのではないかと思いつつ、会場をあとにしました。


2008年10月29日 兵庫県人会で井戸知事と握手
昨日、兵庫県人会があり、今回上海を訪問していた知事とお話する機会がありました。
 上海と神戸がフェリーで結ばれているなど、貿易港どうしということもあって、上海と兵庫県の結びつきは古くから強いらしく、かの知事は何度も上海を訪問していただいているとのこと。
 まあ私のような一兵卒が知事様に面会したところで、ビジネスやその他の面で直接の大きい影響があるわけではないが、挨拶させてもらえる環境に自分の身をおけることに、上海におけるビジネス環境の凄さを感じてしまう。
 ここへ身をおけることによって人脈を増やすことができるのが非常に大きい。もちろん人脈というのは一朝一夕に出来上がるものではないが、一歩目の出会いがなければ2歩目もない。何も目先の直接のビジネスでだけではなく、近い未来、何か新しい事業が動くようなときに、力を借りられるかも知れないのが人脈だ。もちろん借りるだけでは駄目で、こちらからもメリットを与えて上げられるよう、自分自身が情報ステーションとなって、お互いの利益になるような関係を築かなければならない。だから日頃からマメな人間関係の構築は欠かせない。
 そういう意味で、人脈作りのきっかけとして今回知事と握手できるような機会を持てたことは非常に意味が大きい。
 東京で、一従業員として働いていた時代には考えられなかったような、上海のビジネス環境を動き回っている自分にいま驚いている。 


2008年10月24日 名刺の広告効果
 最近、名刺のデザインをリニューアルし自分の会社の事業を名刺の裏に並べたら途端に忙しくなった。
 まあ忙しくなったのは名刺のせいではないと思うが、少なくとも日本人同士の単なる集まりのときに、いちいち自分の会社を説明せずとも良くなった。
 以前は名刺を渡しても「何をやっている会社ですか?」と聞かれてちょっと悲しかったものである。
 もちろん、正式にビジネスとして成立させるまで持っていくには、きちんと会社紹介の資料を持っていく必要があるのだが、その取っ掛かりのための「ミニ会社紹介」としての名刺の威力は絶大である。
 ただし、今回変えたのは主に裏面だけで、表面はまだ素直すぎるデザインのような感じで、まだまだインパクトが弱い気がしている。
 基本的に会社の中で名刺を大量に消費するのは私だけなので、デザインの変更に関してはかなりわがままがきき、従って次回の再印刷の前にさらなるインパクトを求めてデザインの変更をしようかと考えている。
 名刺も一つの広告としてとらえ、できれば会社の説明を一言も発しなくても会社のことを理解してもらえることが理想である。
 そんな名刺になんとか挑戦したい。


2008年10月23日 中国上陸2周年記念日
 今日でちょうど中国上陸2周年となりました。初中国旅行も含めてもほぼ3周年。
 3年前、中国人とお見合いするような状況になろうとは想像だにしなかった。
 (但し当時は一つの恋にはじけていた)
 2年前、成田で両親に見送られ、浦東についた日の事を思い出す。
 蘇州の会社に一旦就職したので、あの日はそのまま蘇州に向かって、着いたのが夜の9時前後。そして会社の寮だといわれて案内された部屋にベッド以外のものが何にも無くてショックを受けたのをよく覚えている。
 結局その会社のいい加減さがわかり、いろいろな諸事情もあって去年の夏に今の会社に移り1年以上経過。
 その間確実に歳は取っているはずなのだが、体は日本にいたときよりは良く動けるようになっていると思う。
 痩せたかどうかは体重計のみが知っているが日本にいたときのようなストレスはない。
 思ったように結果を出せず、現地採用の安月給生活にも苦しんではいるが、こんな状況にも気持ちは驚くほど前向きだ。
 これからもずっと「上海でねばる」つもりである。次の目標は結婚のためにマンションの購入か??



2008年10月23日 こんな日に限って浦東へ
私は雨が基本的に苦手だ。雨というより湿度が高い天気が駄目なのだ。
今日は朝から雨模様、というか湿度が異様に高い。
こんな日に限って外出しなければならばならない。
地下鉄、バス、どれを使っても蒸し暑い。タクシーを使うという手もあるが、気温が低いと運転手はエアコンを使いたがらない。
窓を開ければいささか涼しいが、結局湿度からは逃れられない。
仕方ないのでタオルで顔を拭き拭き浦東へ行く。
こんな日に限って。。。


2008年10月19日 翻訳者の質 翻訳の質
昨日、翻訳会社の方の話を聞くことが出来た。
翻訳というのは、元々依頼者自身がは出来ないから翻訳会社に頼む仕事なので、他の仕事と違って成果物の質を依頼者が推し量ることができない特殊な業務であるとのことだ。
 もちろん、日本人が中国語の原文を日本語に訳してくれと頼んだときは、出来上がった訳文の日本語文章としての質というものは見ることが出来るが、本当に原文の意図を正しく訳しているかどうかはわからないのである。
 逆に日本語から中国語への翻訳を頼んだときも、出来上がってきた中国語を依頼者が正しく読み取れれば別だが、たいていは中国語を理解できないから依頼してくるのが普通なので、結局は質が高いものかどうか判断できないのである。
 さらには専門用語のばんばん飛び交う技術関係の翻訳では、ネイティブが母国語の文章の原文を理解することさえ一つの大変な作業である。なるべくその分野に精通した専門家に翻訳を依頼するのが普通であるのだが、その専門家が本当にその内容に精通しているかどうかは本当のところ完全に推し量ることが出来ない。肩書きや登録時のテストを通じて判断するほか無いのである。


 さらにはネィティブだからといって、母国語の文章の理解力や文章作成が上手とは限らないのである。上海のフリーペーパーの日本語の文章を見ても、ちょっとひどいなと思うようなことがままある。主述関係がぐちゃぐちゃで何をいっているのかわからない文章が多いのである。
 悲しいことに文章というのは、下手な文章というのはすぐに目に付くのだが、質の高い文章であればあるほど、読んでいるときに引っ掛かりがないのでその文章の質の高さに気がつきにくく、上手な人に評価を上げるのが非常に難しいらしい。
 このように翻訳関係、言語関係の仕事というのは定量的なものさしを持てない分、その質を維持向上させていくのは大変難しいとのことだ。
 故に学生アルバイトを使った質の低い翻訳会社も多数存在し、内容によってはそれで質的に足りてしまう場合もあるのだが、高い質をめざす会社にとってはどうやってその質の高さをアピールするかが難しい問題のようである。



2008年10月09日 出会い系サイトの研究
 毎日のように次から次へと送られてくる出会い系の迷惑メールは消すだけでも面倒くさい作業なのだが、ふと考えて見るとこれだけ大勢の人がこの事業を始めているということは、このモデルが非常に簡単に誰でもかつ低コストで始められるのではないのだろうかと思ってみたりもする。

 もちろん、出会いサイトなんぞ始める気は毛頭ないのだが、このビジネスモデルは研究してみる価値くらいは有りそうだ。

さりとて、研究のために試しに登録してしまうのもいかがなものかと思い、取っ掛かりに悩んでいたりもする。


2008年09月30日 どんな休日にでも働いている人はいる
実は私の会社は中国にあるが日本の顧客対応のため日本人は日本の暦で休むことになった。
当たり前だが国慶節であろうが、春節であろうがどんな休日であっても働いている人はいる。
テレビやラジオの放送局、バスや地下鉄の交通機関、観光地の人、掃除のおじさん、電力会社、警察や消防関係、病院などなど。

もちろん交代で休みはとるのだろうが、常に誰かが働かいていかなければ社会が回っていかない。社会が便利になっていくたびにコンビニ、ATMなど24時間稼動のものが増えていく。
 その便利さ享受できることは大変幸せではあるが、その分どこかで休日に働く人が増えていき、夜中に働く人が増えていく。休日を休日として休める人がどんどん減り、昼間だけ働く人がどんどん減っていく。


 社会の基幹部分だけが動いているうちはいいけれど、一般的な営利サービス企業が休日に動き始めてしまうと国やカレンダーで定める休みって何だという状態に陥ってくる。
正月休みだの、ゴールデンウィークって言葉が有名無実になってくるような気がする。どんどん社会の世俗文化が崩壊していき、その世俗文化を商機として捉えていたようにみえた企業が自らその状況を壊しているような気がする。
 社会のために休日に働く人は使命感を持って働く誇りを持てそうだが、会社のために働かされる人ってのはちょっとかわいそうな気がする。
近年の日本の正月にスーパーが営業している状況を見てそのように思う。
私のように既に日本の文化が崩壊している人間にとっては、まあトータルで辻褄が合えばいいと思っているのだが、それとて世間一般の世俗習慣の流れがあってこその相対的なスタンスであり、世間一般の習慣が崩壊してしまえば、私も世俗習慣を崩壊させている一部に思われてしまうことがとても心苦しい。 
 そう考えると休日や夜中に過剰なサービスを求めてはいけないように思う。




プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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