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2008年11月02日 大量消費型の中国の信号システム
上海市内を移動していて常に感じていることは上海の信号は待ち時間が長いということだ。
 日本の信号システムは自動車の流れがスムーズであることを基本コンセプトにシステムが組まれているが、中国のそれはどうやら違うようだ。

 とにかくいっぺんに大量に裁く、この一点に限る。

 信号が青である時間を長くして溜まっている車を流すには、これくらいの時間が必要である、といった法則で信号の時間が決められているように思われる。
つまり、流す量の方にばかり目がいっており、その止まっている時間に溜まってしまう車の量には意識が少ない気がするのである。
 故に、一度信号が赤になってしまうと2分程度待たなくてはいけないので、信号が赤になりそうな瞬間に駆け込みで通過する車が増え、これがさらに渋滞の原因となる。
 この点、日本の信号システムは、エリア一帯で信号のタイミングを連動させ、こまめに信号を切り替え車が溜まらないように信号の切り替え時間を調節する。
それによって、短い時間で切り替えてもほとんど車が溜っていないので、スムーズに車を走らせることができるようだ。
 

 日本では道路際で年中交通量調査が行われているように、常に細かく交通量の動向をチェックし信号システムに反映させている。しかし中国の場合はまだまだそういった細かいバランスをとることは出来ていない、というかそういった細かい調整は苦手なのだろう。
 大陸性の国民気質として、細かいバランスをちまちまとることは非常に苦手のように思える。

 しかし、今後ますます大きくなっていく上海では、そういった微妙なバランスに対する配慮がなければ、あっという間に都市機能がパンクしてしまう気がする。そうなった場合に中国はどうするのだろうか?
 ぱっと上海を捨てて、すぐそばにまた大都市を建設するのではないか、普段の中国人の行動パターンを見ていて危惧するのである。




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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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