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2007年08月31日 おしゃれな公共交通カード
上海の生活に欠かせない公共交通カードであるが、以前つかっていたものが行方不明になってしまったので仕方なく新たにカードを購入した。
以前はカードのマークが印刷されていた統一の規格であったが、今はいろいろとデザインも多様なものが出来てきており、女の子が喜びそうな星座シリーズなど可愛らしいものがたくさんある。私も今回新たに写真のようなカードを購入した。もちろん三十元の保証金は一緒で使い方も一緒である。上海でもこういうデザインのカードを使う人は珍しいようでタクシーの運転手も珍しがり、本当に使えるのかと疑う人もいる。そんな風にみられるとちょっぴりこちらも自慢げに新しく出たんだといってみる。ささやかな満足だ。秋から払い戻しの条件も緩和されるようなので是非購入を検討してはいかが?





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2007年08月30日 大海の中の一滴はもう見つけられる
中国で一人の人間を探すことは大海の中の一滴を探すようなものだとよく言われる。
確かに13億もの人間もいればその言葉はある意味納得できるような気がする。
しかし考えてみれば、多いといってもたかだか日本の10倍の人口である。
 日本には世間の狭さを示す言葉がある。「世間は狭い」「情けは人のためならず」など社会はどこかで繋がっているので、自分がやったことには良いことも悪いことも将来必ず報いがあるという考え方に基づいている。「一期一会」という言葉も逆説的なそれである。
 ところが中国には「大海の中の一滴」のように、一度離れたらもう二度とめぐり合わないという考え方が根底にある。実はこれは中国人の人付き合いのスタンスを如実に現している。つまり家族以外の人間は二度と巡り合わないから、その場その場で相手を騙して悪く思われても平気なのである。だからいつも家族と身近に付き合う(付き合っていかなければならない)朋友でない人は信用しないのである。


 しかしこれは経済発展が始まる前までは通用していた考えであるが、上海のようにここまで経済が発展し、情報化社会が進むと中国自体が大海の中の一滴ではいられなくなってきている。つまりその一滴を見つけることができる社会になりつつある。
 大海に落とした一滴の毒が大海ごと汚染してしまうことや、そのことによって失われていく信用の大きさに、ようやく一部の人が気づきはじめている。日本や欧米が持ち込んだ世界の社会ルールで嘘やその場のごまかしが大海の一滴として隠しきれないことの怖さに中国がようやく直面している。これからが中国の正念場だと思う。



2007年08月29日 コーラ型修正テープ
思わず、買ってしまったこの修正テープ。機能そのものは普通の修正テープと変わりないが、実はこのコーラ瓶のくびれが意外に持ちやすい。キャップの王冠がちょっとお洒落だ。
よく見るとラベルの綴りはcorecto1となっている。テープの長さも6Mあって結構使える。

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2007年08月29日 携帯の家族の番号には続柄を
これは日本で緊急病院に勤めている友人がmixiに書き込んでいた内容なのですが、なるほどと納得したので、同じ内容をここで書かせて頂きます。本人にも許可取りました。
誰でもいつ事故に遭ったり、病気になるかはわかりません。 救急外来には、名前すらわからない状態で突然病院へ運ばれてくる人がいるそうです。
持ち物があればいいのですが、すべての人が持ち物を持っているわけでもありません。
でも携帯がポケットに入っている確率はとても高いようです。
ただし、その人が誰に電話をしていたかは判明してもその人が誰なのかを把握するのは難しい。でもそんな時、携帯の電話帳登録のうち家族の電話番号には名前だけではなくて「夫」とか「実家」と入力されていたら間違いなく早く家族に逢わせることができると書いてありました。
もちろん、オレオレ詐欺に間違えられることだってあるかもしれないですけど。
これは他人事ではありません。
万が一のときに備えて、携帯の電話帳のうちの誰かひとりでもいいので続柄を入力しておきましょう。一日一日の生活が平和でありますように。



2007年08月28日 ヒートアイランド住宅小区
私は外国人専用区ではなく一般の中国人と同じ小区に住んでいるのだが、最近気づいたことがある。家の周辺は会社の周辺より暑いと。
 実は私は部屋につく頃はいつも汗だくなのである。それはエレベータ無しの5階に澄んでいることが原因で、歩いていることで体温が上がっているからだと思っていた。
 しかし、最近、夕方は涼しくなってきていたので、歩いて帰ってみた。
トータル20分強の距離ではあるのだが15分くらい歩いていても汗だくになることはなかった。
 ところがである。自分の小区の門を通り過ぎた途端に汗がじわじわぽたぽたと滲み出てくる。建物が立て込んでいるせいで風通しが悪いせいであろうか?いや確実に温度が高いのである。建物が立て込んでいる上に各部屋が各々自分の部屋の空調をガンガンにかけていて、吐き出された熱がそこに溜まっている。日中に建物が吸収した熱もあるであろう。
 上海全体が都市化の影響でヒートアイランドと呼ばれているが、さらにここには小高いヒートアイランドが存在する。今後の都市計画の中でこういった現象は解消されていくのであろうか?
 



2007年08月27日 明日は月食
明日の夕方は久々の月食が見られる!といっても中国では残念ながら部分月食をわずかに東の空で見られるに過ぎない。月食とは月と太陽の間に地球が入って、月が地球の影の中に隠れてしまう現象だ。当然のことながら月食は満月の時期にしか起こらない。ちなみに言うと月の満ち欠けは月自体に当たる光線の角度の問題であって、本質的に月食とは異なる。
今回全月食がみられるのは北アメリカ大陸西海岸から太平洋上のハワイなどにかけてで。今回は月食観察というには少々物足りない見え方であろうと思われる。しかも東の空の低い位置で起きるようなので、大気が澄んでなくしかもビルが乱立するこの上海では月食観察は望み薄であろうか。中国で完全な月食を見るには2011年まで待たなければならないようだ。
 ただし、その前に来年の8月1日に中国でもう一つの皆既日食という月食以上の天体ショーが待っている。来年の8月1日といえば、オリンピック開幕直前の盛り上がりがピークを迎えている頃である。わざわざこのタイミングを選んで開幕するのか否か実際のところは分からないが、神様の粋な演出で地球最大の祭典も盛り上がることを期待したい。
天壇公園に神が舞い降りるか?




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2007年08月27日 柚子ハチミツが評判らしい
柚子はちみつが評判らしいというので早速取寄せて試してみた。
実を言うと和食の数ある食材の中でもこの「柚子」というのは唯一といっていいほど、私にとって苦手な食材なのである。檸檬や蜜柑、或いはライム、カボス、スダチなどの柑橘系は平気なのだが柚子はどうしても気持ちに拒否反応が出る。それでも試してみようという気になったのはやはり柚子が苦手な知り合いの薦めである。これなら平気だよと言わ
れたからである
 で取寄せてみました。はこから取り出してみると、ハチミツとは言うものの思ったほどどろどろしてない。ウスターソース並みのゆるさである。
 でとりあえず恐る恐る舐めてみる。ん?何かの味に似てるな?ええと、あ「はちみつのど飴」だ、まさにあの味に近い!これならいける、と自分もそう思った。
 早速冷水に混ぜて飲むとさわやかで、まさに身体にいい気がする。
もしや自分の柚子嫌いが解消された??そう思わせるほどすっきりした柚子ハチミチだ。
是非夏バテ中の皆様にオススメしたい一品だ。


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2007年08月27日 格差社会が生む好景気
ここ一週間は、日本の株が乱高下しその筋の投資家は大騒ぎのようだが、個人的には長期的に景気が下がるならまだしも一時的な上下は直接関係ないので、幸せというか不幸というか難しいところである。ところでこの数週間の動きはともかく日本の景気は一時期の低迷から回復していると言われ、恩恵を受けている人と受けていない人の格差の解消がこれからの課題であろうといわれているが、果たして本当にそうなのであろうか?

実は格差があるから好景気というものが存在するのではないだろうか?リストラや派遣労働などによる賃金の抑制、つまり格差の拡大を図った結果として景気の回復という表面上の景気状態が発生している気がしてならない。ここ数年、外国人研修制度に名を借りて外国人を低賃金で働かせているという状況も例外ではない。
日本のあの政党の常套句を借りると企業、或いは株主による搾取が発生しているのではないか?格差の下にいる人間から搾り取られたお金を格差の上に立つ人間がまとめて動かす。それが好景気の数字として現れ、バブルになる気がする。


 しかしその搾取はいつまでも搾りきれるわけがないので、いつか弾け不景気の波がやってくる。最近の株価の乱高下もアメリカの低所得者向け住宅ローンの焦げ付きの発覚が発端とされているが、これこそ格差の下にいる低所得者からの搾り取りが行き詰った結果に他ならない。勘違いしないで欲しいのはローンが搾り取りではなく、低所得者に住宅購入のチャンスを与えるという名目の住宅業界の搾り取りの目論見のほうである。
今回の日本の好景気をリストラ・非正規雇用・外国人研修生が支えるバブルとすれば、前回のバブルはどんな格差が支えていたのかというと、私は自分も含む第二次ベビーブーム世代のアルバイト雇用の人々であると考える。大学生・高校生のアルバイトという低賃金労働者が外食産業やコンビニエンスストアなどのサービス産業の拡大を支えた。しかも彼らの収入のほとんどは生活の基盤ではない可処分所得であるため、全てが消費にまわせる。そのお陰でどんどんお金が世の中にまわりバブルを加速させていった。しかし一番ピークの世代が高校を卒業し正規雇用側に移動する頃を境に、アルバイト人口が減少したため格差が縮み景気拡大とまりが一気にバブルがはじけた。

さらに遡ると戦後最大の好景気といわれた「いざなぎ景気」の時代も戦後のベビーブーム世代が高校を卒業する時期と重なり、かの世代の低賃金OLが支えたものと思われ、その前の断続的な好景気も田舎から出てきた金の卵といわれる中卒の世代が低賃金で景気の底を支えたと考えられる。年功序列や学歴別の賃金制度は実は社会平等に名を借りた社会経済全体の景気安定対策でもあったとも考えられる。
 しかし今回の好景気の流れをもって、日本の好景気拡大のカードはもうほとんど切りつくした気がする。今までは地方出身者・ベビーブーム世代・女性・外国人などこれらのグループを順番に低賃金労働者として社会に登場させ景気を支えさせてきたが、既にこのような格差を問題にする法律や社会環境の整備によって彼らを低賃金労働者のターゲットとして使えなくなりつつある。いま私が唯一狙われているであろうと考えるターゲットは老人である。事実、ベビーブーム世代が還暦越えをし、年金不安もあって低賃金雇用による定年延長制度が導入され、彼らを低賃金で利用していこうという動きが加速している。
 しかし老人が支えられる社会労働力は限られており、どれだけ景気に貢献できるか不安である。これから人口減少を迎える日本の経済に未来があるのか?考えるだけで非常に恐ろしいことである。


 さて話を現代の中国に目を移すと、この好景気を支えているのはやはり格差そのものであるに他ならないと考える、ただし恐ろしいことにこの国には13億人もの人口が住み着いており想像以上に底が深く広い。日本のように一億そこそこの人口で起きた好景気と違ってかなり息の長い好景気が期待できるのではないか、私はそう思う。ただしこの人的資源でさえ無尽蔵ではない。いずれ底をつき景気上昇の流れが止まる。その時息が長く成長した経済が不景気を迎えた時どのような状況に陥るのか。長く共産主義経済にあって本格的な不景気状況を体験していないこの国の社会がどのような反応を起こすのか?私は可能な限りのソフトランディングを願わずにはいられない。




2007年08月26日 バス路線新発見の楽しみ
上海市内の路線バスは驚くほど巧妙に路線設定がされていて、市内の主な地域間であれば、ほぼどこでも一回の乗り継ぎで移動できる感じがする。しかし実際には路線バス用の地図を眺めても800番台900番台などは細かく記載していない場合が多く、地図上でどうバスが運行されているのかはなかなか把握できない。しかも、上海のバスは上り下りでルートが大幅に違っていたり、同じ場所にあるバス停が路線ごとにバス停名が違ったり、逆に同じバス停名であっても路線が違うと全然違う場所にあったりするから、一つのルートを発見するのはなかなか容易なことではない。しかも最近頻発している地下鉄工事のための道路封鎖によって突然臨時に路線が変更されていることもしばしばだ。
 

今日は知り合いに会う用があって復旦大学の近くまで行ってきたのだが、今までここはさすがに遠すぎて一回の乗り継ぎでは到底たどりつけないものと思っていた。
 現にいつも地下鉄3号線をつかって大柏樹へ行き、そこから866か966のバスを使って国定路というのが通常ルートであったが、今回の帰り際にとうとう一回乗り継ぎルートを発見してしまった。
 今まで帰りはTAXIや749で江湾鎮駅に出ることが多かったため発見できずにいたのだが、今回は帰りも966を使うことで発見した。966は国定路から上海西駅に至る途中で中山北路共和新路を経由することが分かったのである。私の持っている地図上には966の記載はなかったが、中山北路共和新路であれば既知の69バスに乗り継げる可能性が高いと踏んで乗り込み、実際思惑通り目的のバス停までたどり着くことができた。ルート開拓成功である。

ところがである!さてさてここで69に乗り換えようとバス案内板をみていると、おっとさらに新発見!829なるバスが芽台路水城路を経由して仙霞路威寧路まで行くではないか。これは予備知識になかった路線である。
先の69は虹橋路沿いの水城路バス停を通るのだが、逆方向路線は虹許路から古北路の間は古羊路を経由してしまうため、私の家からだとちょっと遠すぎて使えない。
 しかしこの829なら終点まで楽々歩いていける。しかも行きも帰りも同じである。これは大発見である。時間は一時間半ほどかかったが、地下鉄乗り継ぎでいく場合とそう大きな差はない。費用もトータル5元であった。これで私のバス路線ライブラリに一つ便利路線が加わった。これだからバス路線探索は止められない。是非是非みなさんもお探しあれ!




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2007年08月24日 何故長江文明ではなく黄河文明だったか
ちょっと文明論的な話になるが学生時代の世界史の授業で馬鹿の一つ覚えのように覚えさせられた事項に世界の四大文明というものがある。
エジプト文明、インダス文明、メソポタミア文明、そして中国の黄河文明である。
現在の学会では古代文明をこの4つに限定することに異論はあるが我々が学んできたのはこの四大文明に他ならない。学校では何故ここで文明が発達したかの理由について、それぞれそこにある大河が上流から肥沃な土壌を運んできて。農耕社会が発達したというのが教科書的な答えであったが、これは間違っていないが視点が半分欠けている。


実は長江流域では黄河文明が始まるずっと以前から定住農耕社会が形成されたと言われる。
 農耕文化だけを基準として言えば長江文明は黄河文明より早く産声を上げていたことになるが、それにも関わらず黄河文明の評価ばかりが固まっているのは何故か?
 世界の四大文明の地理的共通点をもう一度見直してみると大河以外のもう一つの特徴に気がつく。それは背後の砂漠地帯の存在だ。エジプトにはサハラ砂漠があり、メソポタミアにはアラビア砂漠、インダスにはインド砂漠がある。長江にはそれにあたるものが見当たらない。肥沃な長江流域は二毛作ができるほど豊かだが、黄河その他の文明域は川を絶対的に頼らなければならないほど、周囲の環境が厳しく、それによって地域の格差が生まれ、川を巡る争いと川を活かすための知恵と社会組織が形成されていく。
 文明が発達する過程には社会形成があり、社会形成の過程には厳しい環境とそれによって生じる格差が存在するということだ。

 そこが長江の農耕が豊かであったため、厳しい環境の黄河流域のような文明成長を遂げず、今なおもって対照的に文明としての評価を受けきれない理由であろうに思う。
 この図式は今の現代に通じるものがあり、国民総中流社会になり安定してしまった日本が経済的な伸びシロを見出せないのに対し、現状に批判はあるものの国内で格差が生じていることによって社会が成長している中国がそれだと思う。格差のあるところに成長がある。格差の上に立てない人にとっては悲しい話であるが人の世の常はそういうものであるような気がする。




プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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