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2010年06月21日 生姜の薄い生姜焼き定食
 上海の日本料理店でランチ時にお店に入るとたいていのお店で「豚肉生姜焼き定食」がメニューにあり、かなりの確率で頼んでいるような気がするのだが実のところそれほど気にいった豚肉生姜焼きに出会えていない。

 上海で注文すると出てくる豚肉生姜焼き定食は、玉葱と豚肉を炒めて、薄い醤油とほんのちょっとの生姜で味をつけた、こんなような生姜焼き定食が多い。
誰がこの上海の豚肉生姜焼きのレシピを広げたのだろうかと思うほど、どのお店も似ている。
 もちろん決してまずいというわけではなく、まあ味としては美味しいといえば美味しいのだが私の頭にこびりついている生姜焼きとはちょっと違うのである。

 私の求めている生姜焼きというのは、玉葱はほんのちょっとで、もっと生姜たっぷり醤油たっぷりで、言うなればもう少し下品な豚肉焼きといったらよいであろうか?

 その一つの典型が日本時代に東京の江東区役所の食堂で食べた豚肉生姜焼き定食である。
薄いロース肉を4枚べったりフライパンで焼きつつ、生姜とお酒と醤油で作ったタレをかけて焼く。生姜の味がかなりしっかり効いている。
 まあ多少塩分が濃くて体に悪いような面もなきにしもあらずだが、これとご飯を一緒に食うとめっちゃうまい。飯がどんどん進む。しかも何故かカレーが小鉢に一杯ついてくる。
通常のランチより少し高めの500円でちょっとした贅沢気分で食べていたことを思い出す。


 上海で生姜味の物足りない生姜焼きに出会うといつもあの味を思い出して比べてしまうのである。

 このようになかなかお店では食べらないので、たまーに家で挑戦することもあり、その場合には自分好みの豚肉生姜焼きにすることが出来るが、まあ一人分の食事のために材料を買ってくるとかなり高くつくのでそうそう年中は作れない。

 故になんとか外でもあの味にたどり着けないかとお店に入るたびにやはり生姜焼きを頼むのだが、やっぱり生姜の薄い豚肉生姜焼きが出てきてしまう。
 理想の生姜焼きにめぐり合えない日々はまだまだ続きそうである。 


2010年06月04日 今日のランチ「煮込みハンバーグ定食」 成田屋さん
 今日は南京西路のほうまで出かけたので、先日知り合ったマスターの経営する成田屋さんにいってきた。
 場所は北京西路と江寧路の交差点の門で、日本料理店も数多くあるような場所である。なんか、久しぶりに日本食のランチに臨む様な気がする。

 さて建物の入り口からエスカレーターを真っ直ぐ上がり、さらに3階へ上がるエスカレーター側にぐるっとまわったエスカレーターの正面にお店はある。
位置的には正面玄関の真上にあたる。
 まあ看板があるので迷うことはないであろう。

さて、お店に入ると驚くほど非常にこじんまりとしたたたずまい。
カウンターが数席と4人がけのテーブル席が2つ、そしてほんのちょこっとの小上がりがあるだけという、小狭さも含めてまさに日本の居酒屋といった趣である。
 さて、今日注文したのはホワイトボードに「絶品!限定5食」と書かれた煮込みハンバーグ定食(45元)である。
店に入る前は別のメニューを注文しようとしていたのだが、どうもこの「限定」という言葉には弱い。



さてさて待つこと5分ほどで出てきた写真の料理。思わず写真を撮るのを忘れ、いきなりハンバーグにぱくついてしまったが(笑)、これが「うまい」
いやぁ、店自ら絶品と語るだけあって非常に美味しい。なんといってもソースが絶品なのである。肉も非常に柔らかい。
 最後、ハンバーグを食べ終わっても、どうにもこのソースを味わいつくしたくなり、ご飯の上にかけてしまった。
もちろんご飯と味噌汁も美味しく食事の基本が出来ている。ご飯が美味しくなければこのソースも引きたたないであろう。

いやぁ、お店は小さくてもこんなにしっかりしたランチを上海で食べられるなんて、マスターの腕にちょっと感涙ものである。

この店、この煮込みハンバーグのほかにもエビフライ定食など美味しそうなランチがずらり。夜も普通の居酒屋風になるので明日にでもまた訪れてみようかなと、そんな気になった成田屋さんである。

成田屋
上海市北京西路1060号食博匯2F地図

(021)5213-3180




2010年01月22日 今日のランチ「石焼納豆ビビンパ」 焼肉炎さん
 今日の午前中は虹梅路の付近で仕事があったので、付近でお昼を食べることになり何か適当なお店は無いものかと物色していたところ、路上においてある看板に「石焼納豆ビビンバ」なるものを見つけ、興味を惹かれお店に入ってみた。
 こちらのお店「炎」さんは本来焼肉のお店であるが、その延長で韓国的な料理も扱っており、その中の石焼ビビンバのバリエーションのひとつが「石焼納豆ビビンバ(35元)」である。
 さて注文後10分位して運ばれてきたのが写真の品である。文字通り熱々に焼いた石鍋の中にご飯とビビンバの具が盛られており、そうした上に堂々と納豆が鎮座していた。結構感動ものである。
(実は写真はご遠慮くださいといわれたが、この感動に耐え切れずとってしまいました。お店の人ゴメンナサイ) 
昔どこかで聞いたところによると、元々納豆の成分と韓国のキムチの成分は似通うところがあり、韓国料理と納豆は実は相性がよいのだという。

 運ばれてきたときにお店の人が混ぜましょうかといってくれたが、こんな楽しい作業を他人に任せたくはなかったので、当然自分で混ぜることした。
時々熱い石鍋に触れて火傷しそうになったが、そんなことはおかまいなしにビビンパの醍醐味ともいえる混ぜる作業を楽しんでしまった。
 考えてみれば納豆も混ぜる食品であり、このメニューは食べる作業として何の違和感もなく自然に食べられる組み合わせであることに気が付いた。
 
さて熱々のご飯を火傷に気をつけながら口に入れると、納豆の風味がなんとも香ばしい。納豆のお好み焼きやチャーハンがあるように、納豆は焼くという調理法にとても相性がよいように思える。
さらに大豆そのものの旨味も引き出されとてもおいしい。おこげになっている部分のご飯も美味しかった。
 「石焼納豆ビビンバ」なるメニューはとてもレアな存在であるにも拘らず、その味わいは非常に自然であることが驚きである。こんなに美味しいものがなぜ流行っていないのだろうか?
いや、きっとこれから流行るに違いないと確信しつつ米の一粒まで残さず食べた。
ほかで流行らなければまたこのお店に来るしかないなぁと、感じる発見の一品であった。

焼肉「炎」

住所 虹梅路3219号九州生活広場3階 地図
電話 021-64018511


2010年01月19日 今朝の朝食 「納豆定食」 松屋さん
上海に日本料理店数多しと言えども、朝食を食べさせてくれるお店は数多くない。
そんな中の貴重な存在が昨年オープンした松屋さんである。
日本にいたときも、この松屋の「朝定」は貴重で、時々利用させていただいていた。
 さて、焼き魚定食など、日本でもお馴染みのメニューが並んでいたがその中でも
定番の納豆定食(11元)をチョイスした。
 ご飯と納豆と漬物と冷奴と海苔と味噌汁だけのシンプルなセットだが朝食としてはこれで十分である。
今回は頼まなかっただが、3元で生卵をつけて納豆と混ぜることも出来る。
 上海のローカルの朝食は饅頭が1元とか2元とかで食べられるので、この11元という値段でさえ上海人からみたら決して安い金額ではないと思うが
日本円に換算すれば200円にも満たず、日本人にとっては有り難い存在である。
 特に単身赴任できている人は昼食や夕食には悩むことはなくとも、朝食で悩んでいる場合も少なくないと思われる。
この松屋の存在はそんな時の心強い味方である。
故に機会が有れば利用して今後も応援していきたい、 



2010年01月11日 今日のランチ「あられ丼」 和さ美さん
久しぶりに、ちょっと贅沢な気分を味わいたく、ランチにおいしい海鮮モノを食べたくなった。
しかし、気分は盛り上がれど無い袖は振れず、どこか適当な値段で美味しい海鮮物が食べられる店はないかと探しているところにこの「和さ美」さんを見つけた。
もともと、マグロなどをウリにした高級店なので、経費の使えない自分にとっては夜は敷居が高く訪れにくい店なのであるが、ランチだとお徳にそのお店の雰囲気を確かめられるのはありがたいところである。
 さてさて今回私が注文したのは「あられ丼(42元)」である。
色んなネタの、端切れの部分を載せたもので、ある意味非常に贅沢などんぶりである。刺身そのものは細切れではあるが、逆に言ネタが悪ければこのあられ丼は逆に作れないので、このメニューそのものがこの店のネタの新鮮さを教えてくれる。
 さて出てきたのが写真のどんぶりで、非常に色鮮やかで、日本的な色使いを感じ取れる。
さて山葵を醤油に溶かして、、、ここで私は少し失敗した。ほかの日本料理屋の練りワサビよろしく、全部溶いてどんぶりのネタの上にかけてしまった。
 口にいれた途端にむせてしまった。

ネタも新鮮なら山葵も新鮮であったのだ。というか中国の山葵に慣れ過ぎるとこうなる。そういえば店の名前は「和さ美(わさび)」であった。
このお店が山葵に手を抜くはずがあろうもない。これは店に対して失礼であった。

さてお茶を飲み、平静を取り戻して慎重にネタとシャリをほおばった。各ネタもそれぞれ風味を失っておらずとても新鮮だ。いくらの粒粒も口の中で美味しく転がる。
すこぶるうまい。なんて贅沢なランチなんだと顔をほころばせながら箸を進めた。
 今度は夜訪れたいなぁなどと思いつつ、財布を考えるとまたランチだなと、ちょっぴり現実を知る今回のお食事でした。



寿司と鮪料理 
『和さ美』虹橋店地図
上海仙霞路0号
021-6229-5253






2009年09月26日 今日のランチ「豚焼肉定食」牛めしチェーン松屋さん
昨日オープンしたという日本の牛めしチェーン店、「松屋」さんに行ってきました。
既に上海に進出している「吉野家」さん「すき家」さんは、牛丼と日本で呼んでいますが、松屋さんは一貫として「牛めし」の名前を使ってますので、ここでは敬意を込めて牛めしチェーンと呼ばせていただきます。
この三大チェーンのうち、一番メニューに多様性があり日本にいたとき最も多く利用していたのがこの松屋さんで、日本的安心感とリーズナブルさの両立のできるお店として、上海にいる我々にとってはずーっと待望していたのが、この松屋さんで、今回の進出は喜ばしい限りです。
 さて中へ入ると日本の「松屋」のイメージカラー黄色ではなく、どちらかというと中国人の好きな「赤」を意識した色となっており、ロゴデザインも、背景の黄色はアンダーラインのみに変更され、基本背景色は白となっている。こんなところに中国進出にあたって、このあたりの中国人の嗜好を意識したデザイン検討の跡が窺える。座席配置は日本のファミレスのように4人がけテーブルが基本となっており、当然丸テーブルはない。また一人用にカウンター席もあるが、日本の店舗のように店員の作業スペースを囲むような形ではなく、調理スペースと客席が完全に分けられた座席配置だ。このあたりも中国進出に当たってイメージを変えた部分である。
 店員は当然中国人だらけで違和感が、、、と書こうとしたが日本の松屋さんの店員の半分以上が外国人だったという記憶と比較してみると、店員の話す言葉が違うだけで実のところあまり違和感がない。(笑)


 さて、注文だがさっそく王道の「牛めし」にしようかと考えたが、今回は松屋ならではの定食メニューのほうをチョイスした。21元である。ローカルの食事と比較すると若干高いが、日本料理と考えれば脅威の安さである。レート比較しても日本とほぼ同じの値段といっていい。
 で運ばれてきた、日本と同じように薄っぺらい肉が焼かれてきた。少々頼りない肉ではあるが、ああ「松屋の肉」だとちょっと感激気分。
調味料やドレッシングも、日本のように幾つか用意してあって、酢醤油(おそらくポン酢?)をつかって大根おろしと一緒に肉とご飯を食べました。うめぇーというほどのものはありませんが、懐かしく安心する味です。
 ご飯の質も、高級日本料理屋にはさすがに及びませんが、何とか日本の松屋のレベルは保っています。味噌汁も同様です。
もともと格安チェーンであるので、味に過大な期待は禁物ですが、上述の通り、安心感と値段のバランスを考えればこの進出は非常に嬉しい限りです。
 もっと店舗が増えて、私の家の近所にも出来ることを切に願うだけです。



住 所:上海市長寧区仙霞路299号遠東国際広場B棟108A
電 話:021-6235-0365


2009年07月15日 今日のランチ 手打ち蕎麦紋兵衛さんが古北に2号店!
実はこのお店、友人が経営に共同参画しているので以前から贔屓にしていたのだが、このたび2号店をオープンしたというので早速伺ってきた。
古北新区の住宅地の一角にあり、1号店は間口が狭く、入り口の前に柱が立っていたりして、立地状況の悪さが気になるところであったが、今回のお店は堂々とした店の構えとなっており、成長した感じである。
 さて、中に入ると住宅街の中のお店らしく落ち着いた店の雰囲気であり、照明を落とした店内は落ち着きを感じさせる。昼時ではあったが場所柄か主婦と思わしき女性同士の利用客が多い。そのためか虹橋開発区のど真ん中にある1号店は昼時は戦争状態だというが、こちらはきわめて落ち着いている。


 さて、私が注文したのは納豆ぶっかけ蕎麦と、かきあげ丼のセットである。(70元)
このお店ではランチタイムは蕎麦とミニ丼のセットを楽しめるのでお得な感じがする。
まあそれでもランチ時に70元の価格はちょっと贅沢であるが、このお店の蕎麦は妥協を許さない本格的な手打ち蕎麦であり、それだけの価値がある。 こののどごしと歯ごたえはそこらへんの日本料理屋で申し訳け程度に出される蕎麦とは訳が違う。その差を微妙に感じ取ってしまう虹橋開発区の日本人ビジネスマンは昼時に足しげくお店に通いいつも満員にする。そのくらい日本人の舌は蕎麦の良し悪しに敏感なのである。


 さてさて、細かい味の評価については食べに行って評価していただくとするが、ランチセットには、茶碗蒸し、フルーツ、アイスクリームまでついて盛りだくさんで、古北に住む奥様方も満足するのではなかろうかと思われる。
 1号店とともに贔屓していただきたいお店である。

そば処紋兵衛 古北店
長寧区栄華東道59弄2号【地図
TEL:021-6209-8916
11:00-14:00
18:00-02:00(日曜は22:00まで)



2009年01月23日 今日のランチ「ロースかつ定食」会津まる家さん
ランチ写真の在庫整理第2弾ということで、今回は会津まる家さんです。
ここ数年、上海では以前のように通り一遍の何でもアリの日本料理屋だけではなかなか競争に打ち勝てなくなったようで、日本料理の専門店化が進んでいる。しかも日本で実績のあるチェーン店が上海に進出してくるケースが増えてきた。
 ここの会津まる家さんもそんなお店のひとつで、日本の会津地方を中心にしていたとんかつ専門店のチェーンで、昨年上海にこのお店を出されたようだ。
 店内はニューヨークの寿司バーを連想させるようなエグゼクティブな雰囲気で、店内の中心にコの字型にカウンターが並び、さらにその周囲に小さな個室が並んでいた。
さてランチメニューだが、カツ丼などのメニューなども並んでいたが、やはり、とんかつ屋の真価を問うにはとんかつであろうと、思い切って一番高い「ロースかつ定食」(98元)を注文した。
普段のランチの予算から言えばかなりの予算オーバーであるが仕方あるまい。
 で注文したあと、店の支配人らしき人が料理が出てくるまで退屈しないようにと丁寧に雑誌を持ってきてくれた。なかなか他のお店にはない細かい気配りである。ただこれは出てくるまでの時間が長いという裏返しでもあり、気ぜわしく動く人がランチを食べる店としてはこのお店はあまり向かないかもしれない。まあこの日は比較的自由に時間が使える日だったので、雑誌を読みながら気長に待つことにした。


 そして出てきたのが写真の料理である。
さすがとんかつ専門店だけあって、肉厚のロース肉である。口の中に入れてみるとじゅわっと美味しく食べ応えがある。ソースは比較的酸味の利いた上品なタイプの味つけである。ただ個人的にはもう少し濃い目の下品な味が好きで、この味だと、少し上品過ぎる気がする。日本にいたときはブルドッグ社の特濃を使っていた。今でこそとんかつは高級和食になってしまったが、日本の大衆食堂で食べる憧れの一品という位置づけで濃厚なソースをつけて食べるのが習慣になっていて、それから比べるとこのソースは少々物足りない。
 ご飯は美味しかった。とんかつ屋は何故かご飯が美味しいというイメージがあるし、ご飯が美味しくなければ何故かとんかつの評価も下がってしまう。実際にこのお店のご飯も期待を裏切らず美味しい。
 ソースの話は好みの問題として別に置いたとして、このお店は確かに肉もご飯も美味しいのだがやはり値段が高いという印象は拭えない。他のお店との値段の差ほど食べ物が美味しいと思わせるかどうかがこのお店の勝負の分かれ目である。
 ランチでこれだけ高級価格帯となると恐らく中国人富裕層へのアプローチが欠かせないと思うが、その辺りはどうなのであろうか?この価格を長く維持できるかどうか長く見守りたいお店ではある。
 次は是非カツ丼にチャレンジしようと考えている。

会津まる家
遵義南路88号協泰中心1階
(021)62199177
場所はここ


2009年01月22日 今日のランチ 豚上ロース鉄板焼き定食 二条さん
 最近忙しくてマメにブログを書いている暇がなくて、あんまりこのシリーズは書いてないのだが、決して食べ歩いていないわけではなく、むしろ最近の外食ランチラッシュは激しく、以前にも増しており写真ばかりが溜まっていく。ということで、在庫整理で時間が経過したものでも書くことにした。
 第一弾は新虹橋倶楽部にある二条さんで、豚上ロース鉄板焼き定食(50元)。メニュー名は大体あってると思うが時間が経ってるのであまり自信がない。この値段でのランチはこれだけだったはずなので、これを見て尋ねてくれたとしてもまあ間違えることはないだろう。
 さて、このお店は有名な高級鉄板焼き屋さんで、以前川禾という友誼商城の後ろにあった焼肉屋さんにいた前田さんという日本人料理長さんがプロデュースしたお店である。
 前から一度訪れたいとは思っていたものの、その高級感あふれる名前と場所柄から、私のような貧乏人には敷居が高く、実際夜は値段も安くないようなので近づけずにいた。
 で、このときはどうしてもおいしい肉料理が食べたく、意を決して訪れたのである。

 ランチメニューには、カツ丼などり肉の目利きの良い料理長のお店ならではのメニューが確か35元程度から並んでいたと思うが、やはりこのお店のウリは肉なので、肉の良さを味わうには鉄板焼きでしかないだろうということで今回のメニューを選択した。
 で出てきたのが写真の料理である。私はテーブル席に案内されたのでそこで待っていたのだが、鉄板前のカウンター席だと、大きな鉄板の上でその場で肉を焼く姿が見られたようである。
 まあ、そういったパフォーマンスの話はともかく、目の前で焼いてくれたのものを出してくれるというのはいろんな意味で安心があっていい。
 さてお味のほうはというと、表面をカリカリ気味に焼き上げたロース肉をしょうが焼きに使うような生姜醤油をつけて食べる。豚肉にしては非常に上品な食べ方であるがこれが実にうまい。うーんこれはご飯に合いそうだ!
実は、この定食チャーハンと白米飯を選べたのだが、私はなんとなくチャーハンを選んでしまった。そのことをここでちょっと後悔した。この肉であれば絶対白いご飯であろうという味なのである。

 もちろんチャーハンはそれなりにうまいのだが、やはり取り合わせは大事である。
反射的に白米でなくチャーハンを選んでしまう自分に、中国でローカライズされてしまっている自分の食生活に反省を感じた。中華料理の白米はあまり美味しいとはいえない場合が多く、チャーハンの方が無難であるという認識が染付いているようである。
 現地化された自分を発見するという皮肉な結果ではあるがこのお店の料理が非常においしいということを確認できただけでも幸せなランチであった。懐に余裕ができたら是非夜も挑戦してみたい。

二条
婁山関路35号新虹橋倶楽部1F
(021)62755880
お店の場所は>ここ



2009年01月21日 今日のランチ 「マクロビサンド」ギャラリー喫茶ひまわりさん
ガーデンプラザ在住の方から薦められて、仕事廻りのついでに立ち寄ったのがこちらのギャラリー喫茶ひまわりさん。
剣河路という海外の駐在員は多くすむ高級住宅エリアの中の一角で、このお店自体は少しばかりローカルのお店が並ぶところにあり、
目の前は路線バスのバス停となっている。
 ただローカルといっても、場所柄パン屋とか欧米系や外国人を相手に商売するような店であって、比較的品のよい商売のお店ばかりで入っていくのにそれほど抵抗はない。
 さてさて、このお店だが日本でイメージする小さな喫茶店という風情で、店の前には黒板なども出されちょっと好奇心をくすぐられる。
そんな雰囲気に誘われて、早速お店の中にはいってみた。
このお店、ギャラリー喫茶の名が示す通り、店内に絵が飾ってあり付近の住民やお店の方の知り合いのアーティストが描いたものらしく、直接購入もできるらしい。2階もあり、上がってみると手工芸品が並べられていた。
 で、肝心の食事のほうだが店員に薦められるまま「マクロビポテトサンド」(28元)とサラダ(+10元)を注文した。マグロビというのは食事法の一つの考え方で、肉類を食べない、植物を残さず根から花の先まで大事に食べるといった思想のようで、ベジタリアン的な考え方の言葉のようである。 

今回のサンドイッチを食べてみるとポテトが非常に味わい深く非常に丁寧に作られているのがわかり、何となく体によさそうだというのが伝わる味わいである。
サラダもおいしく、野菜一つ一つに臭みがなくとてもおいしい。
さらにこの日はメニューも見ていて気になった、オリジナルブレンドのハーブティーのうちHEALTHYというものを頼んでみた。
高脂血症、目の疲れ、運動不足に食生活の乱れている人にお勧めと書いてあり、まさに私にぴったりのお茶であった。
 さてこのお茶、飲んでみると若干クセがあるが、飲んでみると体全体が落ち着くというか疲れがほぐれて、体が楽になっていく感じがした。
まあ多分に暗示にかかっている部分は大きいと思うが健康について振り返るのはそれだけでも価値がある。
 ところで、ここのマスターだが2年ほど前にある会合でご挨拶させていただいたことがわかった。それをマスターに伝えると喜んでくれて、今回書いたようなことをいろいろ説明いただき、最近入ったばかりのケニアのコーヒーや蜂蜜でできたお酒まで試飲させてもらった。
 このお店、玄米を使ったランチなどもあるらしく今度伺ったときには食べてみようと思った。我が家からはちょっと遠いがたまに足を運びたくなる不思議な魅力をもったお店である。

ギャラリー喫茶 ひまわり
剣河路2000弄69号
(021)62622377
お店の場所はここ
お店のURLhttp://zhenchalin.jugem.jp/



プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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