新聞各誌の報道によると、上海に本社を置く中国の格安航空会社である春秋航空が今年7月末からのチャーター便運航を決定を発表したとのこと。
週2~3便の予定で、2ヶ月ほどのチャーター便で運行し、10月以降定期便の就航を目指すようだ。
現時点で、正確な日程と本数が決まらないのは、茨城空港が自衛隊との共用空港のため、中国国籍機の受け入れには利用可能な曜日と時間を調整することが必要なためとしている。まあ敵国ではないものの同盟国でもないこの日中間の関係だとやはり軍事的事項が絡むと想像以上に簡単ではないということであろう。
さてさて、就航が決まったとなると気になるのはその設定される運賃である。
参考までに中国国内線の例を調べると、例えば距離的に比較的同じような位置にある上海-長春線を参考にすると正規運賃が1600元(22000円)に対し、現在ネット上で他の航空会社が提示している価格は800~1200元(11000~16000円)程度だが、春秋航空が同一日に提示している金額は560~1100元(7600~15000)と他の航空会社より20%~30%安くなっている。
しかも枚数限定で290元(4000円)などという金額のチケットさえ設定されている、(これはあっという間に売り切れてしまうのだが)
この割引率をそのまま国際線に当てはめたとして、現在上海-東京間は3500~4000元(47500~54000円)が価格の中心となっており、これに上記の割引率をかけるとおよそ2500~3000元(34000~41000円)程度の運賃が予想され、LCC向けにコストを安くした茨城空港というメリットを考えると更に安くなることも予想できる。
さらに目玉価格として1000元台の料金も出るかもしれない。
2000元を切る運賃がコンスタントに提示されるようになれば自分としても気軽に帰省ができるようになるので、是非努力をお願いしたいところである。
(チケット金額は6月30日出発分のCTRIP掲載の価格による)