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2010年10月24日 鉄道切符、日本は運行日、中国は購入日が基準
 先日の話の続きだが、ようやく26日に件の高速鉄道が正式開通にすることになったと22日の報道で伝えられていた。実に4日前の発表である。切符もその日から発売になった。
 それでいて発売初日の発売は思わしくなかったとの翌日のニュースもあった。
まあ、発売当日の新聞で初めて報道されたのだから、切符を買いにいく計画を立てようはずもなく当然の結果であろうに思うのだが、実に不思議なこれらのニュースである。
 
 ところで日中の文化の違いというべきか、この切符発売に関して表現に不思議な差異があることに気がついた。

 中国の場合、今日から○日以内の切符を販売という表現をしている。日本の場合は例えばJRの指定席券の場合は1ヶ月前の当日という風に運行日を基準に発売日が設定されている。期間の長さの問題はとりあえずさておき、この表現方法は実に日中のものの考え方の差異を如実に表しているように思える。
 日本の場合、列車に乗って行動する日という予定がまず決まり、それに従って切符の購入行動するというのが通常の行動パターンになっているが、中国のこのシステムはどうもそうではない。
 購入日を基準として未来何日間の切符が買えるという条件設定は、目的地に行くことは決まっているが、その時点で行動予定日は確定しない。切符を購入する日がまず先に決まり、移動する日は切符の状況しだいということになる。
 つまり鉄道を使って移動するという目的は同じでも、日本人は目的地へ移動する予定日が先に決まり、中国では切符を購入する日が先に決まるということになる。



 まず予定を決めてそれにあわせて行動していく日本人と、今現在を基準に行動してその結果に未来が出来上がる現在の中国人、鉄道の切符だけ見てもその思考パターンは明らかに違う。

 もちろん、この発売期間の長さも日中の考え方の違いを表している。まあたった4日前とか10日前からの発売で済んでしまう(済んでないのかもしれないが)というのは、中国特有の状況であるというか、まだ鉄道を取り巻く状況が完全に発展途上国並であることを表している。
 少なくともヨーロッパの先進国は軒並み1ヶ月以上の期間が設定されている。何度も言うようだが普通の都市生活者にとってはたった4日前とか10日前では行動の予定が立てようがないのである。しかもいくら政府発表の辻褄を合わせるためとは言え、事前発表もなく当日の新聞で切符発売を知るといった状況は愚の骨頂である。

 残念ながら今の中国人にとって一ヶ月も一年も先の予定を決められないというのが生活の現状であって、決めていいのがせいぜい1週間か10日であるのが中国の行動習慣であり、その表れが鉄道の切符の発売日であるように思う。
 カレンダーすら翌年の祝日カレンダーが前年の年末にならないと決まらない中国。日本は前々年の年末には決まる。
 利用客や相手のことを考えもせず朝令暮改で済ませ、ルールがルールとして機能していない中国の状況がこんなところにも現れている。



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2010年10月14日 突然開通する高速鉄道
今月22日に上海虹橋駅と杭州駅を結ぶ高速鉄道が開通すると報道されているが、開通まであと1週間あまりとなった今日現在になっても、切符の販売どころかまだ時刻すら発表されていない。
 平行する在来線の切符の22日以降の切符が発売停止になったらしいから、開通することはほぼ確定的なように見えるが、実際に切符の販売が開始され、実際に運行開始されるようになるまでは本当に開通するのか半信半疑なのが中国の鉄道開通である。
 日本人からすると鉄道開通のような重要な節目は、何ヶ月も前から開通日が決まり、時刻表の発表が行われ、一ヶ月前から切符を売るという入念な準備を終え、万全の状態で当日を迎えるのが当たり前であるのだが、中国の鉄道開通はそうではない。
 高速鉄道に限らず地下鉄の開通についてもいつもこんな感じで、新聞報道で数日前にちょこっと発表が行われただけで、突然開通する。

 もちろんその路線の存在自体は、建設計画が事前から報道され知らされているので、まったく何もないところから突然開通するわけではないが、実際の開通日を聞かされるのは数日前で下手をすると前日である。
 こんなんでは旅行の計画を立てようもなく、開通直後に利用客が少ないといった嘆きも当然のように思うのだが、この習慣は中国版新幹線と呼ばれる高速鉄道が開通する現在になっても改まらない。
 日本のように切符の発売が一ヶ月前からではなく、最大でも10日前からの発売だというのが原因かもしれないが、それにしても時刻表くらい早く決定して欲しいと思うのだが、安全上の問題なのか、直前まで何が起こるかわからないので発表しないという中国流危機管理なのかわからなないが、とにかくこれが中国の鉄道の長年の習慣らしい。




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2010年10月13日 草食系男子の解説
 日本語を勉強しているという中国人の女の子に「草食系男子とはなんですか?」と質問された。

 まあ事は男女の肉体関係に絡む内容であるだけに、いたいけな真面目そうな女の子に質問されちょっと答えにくい部分はあったのだが何とか説明を試みた。中国語で説明しようとすると、恥ずかしいから日本語でお願いしますと言われ、日本語の説明に切り替えたが、日本語で説明するのは今度はこっちが恥ずかしい。周囲に日本人もいる環境だったからだ。しかも相手のボキャブラリーも少ないからどうしても直接的な表現しか理解してもらえず、それがまた照れ臭さを上乗せする。

 それでも何とか説明すると、彼女は日本の状況にちょっと驚いたようだったが、何とか理解したようだ。

そして、続けて質問が来た。

「ドMとドSって何ですか?」と来た。

うっ、さらに答えにくい質問である。

まあこれもなんとか苦労しながら説明しきったが、日本のテレビやドラマに氾濫するこれらの言葉、とても辞書には載せられないような言葉である。

 スラングとも言えないが、ネイティブはほとんどの人が知っているのに辞書には載せられない、それでも日本では一般的に使われているし、それを理解できないと会話が理解できない言葉だ。
 そうすると彼女たちは生身の日本人に尋ねるしかない。
 しかし、そんな言葉を尋ねられたこっちが照れてしまう。

 そんな言葉が氾濫するのが、実は今の中国人から見た日本の日本語である。




2010年10月11日 かみ合わない日本と中国の休日
9月下旬から今日にかけて、どうも日本と中国のカレンダーがかみ合わない。故に両方の国が営業日である日が、この3週間くらいの間は数えるほどしかなかった。

以下に書き出してみた。
9月
18土曜日
19日曜日
20日本・敬老の日(中国は出勤)
21は両国とも営業日
22中国・中秋節(日本は出勤)
23中国・中秋節 日本・秋分の日
24中国・中秋節 (日本は出勤)
25土曜日(中国は出勤)
26日曜日(中国は出勤)
27~30 は両国とも営業日

10月
01中国・国慶節(日本は出勤日)
02土曜日
03日曜日
04~07中国国慶節(日本は出勤日)
08 は両国とも営業日
09 土曜日(中国は出勤日)
10 日曜日
11 体育の日(中国は出勤日)
12~ 以降は当面同様のカレンダー

 こうやってみると、この3週間で重なった営業日は9月21日、月末の4日間と10月8日の計たった6日間だけ、実に30%以下である。この噛み合わなさ加減は今の日中関係を象徴するがごとく噛み合わない。
 この状況は日中の間で仕事をしている私にとってはお世辞にもあまりいい環境とはいえず、毎日常に日中のどちらかの状況に振り回され、確かにこの3週間は気が休まる日がなかった気がする。特に中国の土日の出勤の多さは1週間をリズムとして仕事をしようとしている私にとってはちょっと困ったものである。

 明日からようやく両方の国のカレンダーが一致する。どっちかの国が出勤日であった場合、休みが休みモードにになれない自分にとっては、早く平穏なリズムが戻ってくることを祈りたい。
 


2010年10月09日 まだまだ上海②上海駅30万VS新宿駅350万
国慶節のニュースの中で、「上海駅の旅行客が大幅に増え、ピークを迎えこの日1日で30万もの利用客があった。」と目にした。

「30万人」

確かに少なくない数字ではある。日本だと少し大きめの都市の人口に匹敵する。

はて、でもこの数字は駅の利用客数として本当に多いものなのか?

気になって日本のデータを調べてみた。
すると見つけて驚いたデータが新宿駅の1日350万人。
どうやらギネスブックに載る数字らしいが、この数字は上海駅のニュースのように一時的なピークではなく毎日の数字だというから更に驚きだ。
上海万博の目標の7000万人なんぞ20日で達成してしまう。

 しかもこの上海駅の30万人という数字を基準にすればそれ以上の利用客のある駅が日本にごろごろしていて少なくとも50はあるようだ。
 私の地元の柏駅でさえ39万で上海駅を上回る。

 まあ数え方に差異はあるだろうから、あまり一律に比較はできないが、この50の駅はともかく新宿駅に関してはどう数え方に違いがあっても上海駅が上回ることはあるまい。
 確かによくよく考えてみれば新宿駅なんぞ、いつでも人だらけで上海駅の比ではない気がする。
 しかしあれだけの人数がいながら、何か事故でもない限り人の流は滞留することなく流れている。考えてみると350万人の人が毎日流れる駅というのは恐ろしいことである。
 最近、上海の地下鉄全部でようやく700万人を超えたとニュースになっているのに、新宿駅は一駅でその半分を裁いていることになる。


 もちろん上海駅もピーク時には駅前広場が人で埋め尽くされるが結局は30万そこそこなのである。しかも上海駅前にいる人々は動いているというより滞留している人の数が多い。

 実はこれは長距離鉄道の輸送体系が、日本のようにハブアンドスポークではなく、ポイントトゥポイントのため、自分の列車の時間が来るまで駅で滞留するほかないという理由が大きいように思う。
 もしこれが上海駅を混雑させている理由だとしたら、鉄道を取り巻く環境が人の流れに対して効率が良いわけではないということになる。

 しかも上海駅の10倍の利用客があるとされる新宿駅は敷地面積で言えば、10倍の面積があるはずが無く、せいぜい数倍であろう。
でも延べ床面積で数えればどうなるかわからない。そのくらい縦に何層も重なって凝縮されて組み合わされて350万人の乗降客を裁いているのが新宿駅である。

 結局上海駅は30万程度の利用客で音を上げて、上海南駅だの虹橋駅だの外部に独立駅を作って人の流れを分散させてきた。
 しかもそれぞれ驚くほど巨大駅をつくっている。しかしながらどちらも機能性の面から言って新宿駅に追いついているとは言えまい。
新宿駅が裁いている350万人がもし上海南駅や虹橋駅に流入したらどうなるか?結果は火を見るより明らかである。
 あのようなただただ巨大な駅を作っているようでは、上海は結局は100年経っても新宿駅には追いつけまい。

それにしても今にして思う日本の交通網の超効率的な環境。あれだって日本にいた時は不満タラタラだったはずだがこちらに比べれば雲泥の差であることに気づく。
 実は上海なんてまだまだ交通網を自慢するには早過ぎるのである。



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2010年10月07日 まだまだ小さい上海 東京と地図で比較
 ずいぶん前から気になっていたのだが、上海の町の大きさを東京都同一縮尺で比較してみたらどのくらいの距離感覚なのだろうと思い、GoogleMapの同一縮尺で地図を切り出してみた。
 東京と上海では緯度が若干違うので、地図上では必ずしも正確な縮尺比較ではないかもしれないが、それほどずれているとは思えないので参考にはなるはず。

さてさて、その結果だが、東京に比べて上海はかなり小さいなと言うのが本音である。
 環状線である山手線と上海の地下鉄4号線の距離そのものはほとんど同じだが、問題はその周囲の開発状況である。
 上海の場合は4号線の円周内にほとんどの都心や繁華街は収まってしまい、周囲に大ショッピングセンターのある地域は点在するが、都心とそれほど密接に繋がっているわけではない。しかも環状線内にも住宅地は多いが、ビジネスエリアはそれほど密集しているわけではない。
 ところが東京の場合、環状線の外側からも連なるようにごちゃっと都市圏が広がる。しかも山手線内にこれでもかというくらいビジネスエリアが密集する。さらに外側の首都圏と呼ばれる東京周辺域を含めたら、その大きさは上海など2つ3つ飲み込んでしまう規模になるだろう。上海なら都心から30分も離れたらまだまだ田舎の風景が広がるが東京はそうはいかない。
 建物の高さなど色んな要素が絡むので単純には比較できないが、都市の大きさとしては上海はまだまだ東京の比ではないなというのが正直な印象である。

 ただ上海が小さいと表現するのはあまり正しい言葉ではないかもしれなく、東京が世界でも稀に見るほど巨大な都市であるといったほうが良いのであろう。

 上海が東京を超えるにはまだまだ時間がかかりそうである。


2010年10月07日 まやかしの多い中国の「世界一」
中国のニュースを見ていると、どうも「世界一」の言葉が連発されているという印象が強い。
上海の地下鉄延長距離や高速鉄道のスピードなど、何かというと「世界一」をつけたがる。
 
でもこの地下鉄の話を筆頭にして、世界一の基準がどうも書き手の都合の良い部分だけを抜き取った「まやかし」だらけの世界一、極端な言い方をすれば捏造された世界一という印象はぬぐえない。
 以前もブログに書いたが、上海の地下鉄は世界一でもなんでもなく、都合の良い部分だけを抜き取った平等な条件で並べていないまやかしの「世界一」標榜でしかなく、実際にはどう括っても地下鉄世界一ではない。そんな数字を丸呑みにして浮かれている上海人、というかそれに影響されてやはり浮かれている日本人はいかにアホなことか。
 ただ「世界一」の言葉の印象のまやかしに踊らされているだけなのである。

 まあ報道側を少し擁護すれば、これだけ刺激の多い中国の社会にいれば、多少のことでは驚かないのも事実で、「世界一」の冠をつけなければ大したニュースにならないという報道側の姿勢もわからないではないが、やはり「世界一」がそんなに安易であっては困るのも確かで、こちらとしても世界一をそんなに安売りしてほしくないという気持ちがある。
 やはり「世界一」を掲げるニュースには、世界二位を上回る経過や努力の積み重ねがあってほしいものだし、そんなまやかしの「世界一」に踊らされて損をするのは結局は踊らされている人達なのだから、まやかしの世界一は無くして欲しいものである。



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2010年10月06日 中国の踏切
非常に珍しい体験をしてきた。

先日バスに乗っていたとき、突然バスが止まったので何かなと思ったら、目の前の道路を線路が横切っていて、フェンスが突然閉められ始めた。

よく見ると踏み切りだった。

保安員のおじさんが、旗を片手にゆくっりと柵とともに道を塞いでいく。
結構大きな幹線道路なのに思いのほかのんびりとした閉め方である。



自動車などの車両は止められてしまったが、自転車などはぎりぎりまで横断が認められるらしい。

こういうところが中国らしいと言えば中国らしい。

さて、いよいよ自転車の通行も締め切られ、列車の通過を待つ段になった。
どんな列車がやってくるのか?長ーい貨物列車か?そんな期待がちょっと膨らむ。

あれ?

そうやってきたのは機関車一両。
機関車はのんびり目の前を過ぎていく、そうしてあっという間に過ぎ去った。




ゲートが開く。
やはり保安員のおじさんが旗を振りながら柵をあけていく。
待っていた自動車やバイクがいっせいに動き出す。

機関車一両のために、何分待たされたのだろうか?
10分くらい止まっていたような印象がある。

今回急ぐ移動ではなかったのでのんびり眺められたが、焦っていたらバスから降りて歩いて先へ進んでしまったかもしれない。

そんなのんびりした中国の踏切風景であった。



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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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