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2009年09月29日 住所だけの集合案内は心もとない
実は、本日あることのために有る場所にお伺いすることになったのだが、中国人の先方から来た集合場所案内は住所だけであった。
 そういえば中国は、こういった案内を住所だけで済ましてしまうことが非常に多い。地図が付いて来ないのである。
 先方は、これで事足りると思っているのだろうが、我々日本人にとっては地図が付いてこないとなんとも心もとない。

 これは、住所のつけ方の違いに原因があるものと思われるが、日本の場合は面で行政区画を指定するのに対し、日本以外の中国を含めた多くの国が通りの名前を基準に住所をつける。南京路888号といった具合である。こういった住所制度であるため、中国では通りの場所さえ分かれば住所だけで大体辿りつくことが出来る。非常に単純で便利といえば便利だし、世界の中ではこれが普通である。

 まあそういった意味では日本の方が世界の中でかなり特殊で不親切である。つまり日本の行政区域のつけ方では、地図なしで目的地に辿り着こうとすれば多大な苦労を強いられることになるからである。○○町3丁目という住所だけでは、どの通りに面しているか全く分からずどうやっていけば良いか分からないからである。
 下手をすると、同じ町内なのに1丁目と3丁目が川を挟んで非常に離れていたりもする。タクシーの運転手に頼ったところで彼らだって、そんな細かい住所まで把握できるわけがない。
 故に日本の文化では、「場所」という概念の共有化には地図が必須である。よってカーナビなるものが流行ったりもする。
 しかし中国では地図は重要視されていない、いや重要視はされてはいるが、日本の地図のように詳細地図はあまり必要ではない。二つの通りの場所さえわかればそれでたどりつけてしまうからである。
 そうはいっても日本の文化で育った我々日本人にとって、目的地案内が住所だけで地図なしというのはやはり非常に心もとない。


2009年09月28日 人気者「鳩山さん」の巡り合わせの強さ
昨日の大相撲の表彰式に登場して拍手喝采を浴びた鳩山さん、選挙の圧勝から国連の演説まで今や日本中の注目の的で、今度はオリンピック招致演説にまで借り出されるという凄い人気者になった。
 政治家がここまで人気者になるというのが果たしてよいのかと意見の分かれるところだが、まあ人気のない政治家よりはよっぽどましである。この人気ぶりは小泉元首相を思い出す。言葉の歯切れのよさと内容の分かりやすさ、それと懐の深さが人気の秘密であろう。

今年の流れを振り返ってみると、今年の初めの時点で、民主党の党首は小沢さんであった。
もし西松建設疑惑が発生してないなければ、民主党は小沢さんが党首のまま衆議院選挙に臨んでいたはずで、恐らくそれでも民主党が選挙に勝ったであろうと想像されるが、その場合そのまま「小沢総理」が登場していたはずである。どのくらい民主党が勝利していたかにもよるが、まあ本人には悪いが「小沢総理」であったなら今回のような国民的人気が出ていたとは考えがたい。国連の演説にしても同じように出席しても台詞が言えたかどうか分からない。そのくらいキャラクターが違う。
 民主党の党首選挙で争った岡田現外相も然りで、彼が党首選挙に勝っていたら、やはりまた違ったタイプの首相になっていただろう。

そうやって考えると、鳩山さんがこうやって日本の首相になって世界で一目おかれる存在になっている現状は、何か不思議な因縁めいたようなものにも見える。
 予め決まっていたこととは言え、首相に就任した直後に国連などの重要会議が巡ってきて、そこで存在感を示せる場があったというのは彼の持っている運命のがそうさせているようにも思える。もちろん、自民党の歴代の首相にも同じようなチャンスがあったのかもしれないが、それを生かせた人物は思い当たらない。そうするとこれはやはり彼の実力ということになるのか?

 こうやって彼の今の運命の強さを考えていくと今度借り出されるオリンピックも、彼の言葉で「東京」へ引き寄せてしまうような気がしてならない。そんな期待を抱かせる彼の今の存在感である。





2009年09月26日 今日のランチ「豚焼肉定食」牛めしチェーン松屋さん
昨日オープンしたという日本の牛めしチェーン店、「松屋」さんに行ってきました。
既に上海に進出している「吉野家」さん「すき家」さんは、牛丼と日本で呼んでいますが、松屋さんは一貫として「牛めし」の名前を使ってますので、ここでは敬意を込めて牛めしチェーンと呼ばせていただきます。
この三大チェーンのうち、一番メニューに多様性があり日本にいたとき最も多く利用していたのがこの松屋さんで、日本的安心感とリーズナブルさの両立のできるお店として、上海にいる我々にとってはずーっと待望していたのが、この松屋さんで、今回の進出は喜ばしい限りです。
 さて中へ入ると日本の「松屋」のイメージカラー黄色ではなく、どちらかというと中国人の好きな「赤」を意識した色となっており、ロゴデザインも、背景の黄色はアンダーラインのみに変更され、基本背景色は白となっている。こんなところに中国進出にあたって、このあたりの中国人の嗜好を意識したデザイン検討の跡が窺える。座席配置は日本のファミレスのように4人がけテーブルが基本となっており、当然丸テーブルはない。また一人用にカウンター席もあるが、日本の店舗のように店員の作業スペースを囲むような形ではなく、調理スペースと客席が完全に分けられた座席配置だ。このあたりも中国進出に当たってイメージを変えた部分である。
 店員は当然中国人だらけで違和感が、、、と書こうとしたが日本の松屋さんの店員の半分以上が外国人だったという記憶と比較してみると、店員の話す言葉が違うだけで実のところあまり違和感がない。(笑)


 さて、注文だがさっそく王道の「牛めし」にしようかと考えたが、今回は松屋ならではの定食メニューのほうをチョイスした。21元である。ローカルの食事と比較すると若干高いが、日本料理と考えれば脅威の安さである。レート比較しても日本とほぼ同じの値段といっていい。
 で運ばれてきた、日本と同じように薄っぺらい肉が焼かれてきた。少々頼りない肉ではあるが、ああ「松屋の肉」だとちょっと感激気分。
調味料やドレッシングも、日本のように幾つか用意してあって、酢醤油(おそらくポン酢?)をつかって大根おろしと一緒に肉とご飯を食べました。うめぇーというほどのものはありませんが、懐かしく安心する味です。
 ご飯の質も、高級日本料理屋にはさすがに及びませんが、何とか日本の松屋のレベルは保っています。味噌汁も同様です。
もともと格安チェーンであるので、味に過大な期待は禁物ですが、上述の通り、安心感と値段のバランスを考えればこの進出は非常に嬉しい限りです。
 もっと店舗が増えて、私の家の近所にも出来ることを切に願うだけです。



住 所:上海市長寧区仙霞路299号遠東国際広場B棟108A
電 話:021-6235-0365


2009年09月22日 今日のランチ「ぱりぱり餃子定食」 まこと屋さん
久しぶりに南京西路付近での昼食となったので、先日知り合いに聞いた日本ラーメン屋に行くことにした。
お店の名前は「まこと屋」さん。南京西路駅の4番出口の上にあるビルの2階にある。
 ビルのフロアの片隅にあるが、大きな提灯が目立っており見逃すことはなさそうだ。
店内の服務員を見ていると、ここが日系のラーメン屋であることがよくわかる。誠実誠意の文字が書かれた制服を着ているだけではなく、
注文をとる姿勢が、日本の居酒屋のように腰を落としてかがんだ位置からお客さんと相対し、お客さんを見下ろさない姿勢をとっている。
 このことが良いかどうかの議論はあるが、中国人式サービスの店では絶対ありえないことなので、このお店が日本式サービスを徹底したお店であることがよく分かる。
壁にもラーメンに対するこだわりが書き込まれており、お店のパンフレットにもそのとおり「日本そのままのラーメン」ということが謳われている。


 さて肝心の食事であるが、ラーメンと餃子のついている「ぱりぱり餃子定食」 を注文した。通常は36元だが、曜日代わりで安くなるらしくこの日は32元であった。
 このお店のラーメンは牛骨白湯スープが特徴で、非常にあっさりしている。
ただしっかりした味は出ているが、普段から濃厚スープ好きの私としては、少々この軽さが物足りなく感じる。スープに重さもなく濁りも少ない。じゃあ深みがあるかといえばそれほどでもないような気がする。
 もうこれは完全に好みの世界であるかと思うが、私の印象では淡白すぎるのかなという感じだ。まあ美味しいかどうかと聞かれれば美味しいと答えるかもしれないが、やはり惹きつける魅力というものに少々かける。
 人を惹きつける魅了というのは人間も同じだが、どこかクセのような引っ掛かりが必要なのだ。その点、この店のスープは印象に残らない普通の美しい女性といった感じで、なんか気になるといった特徴に欠けている。それ故にラーメン好きの日本人はやはり私と同じような印象を持ってしまうのではないかと危惧する味だ。
ただ、この味は実は味千ラーメンのそれに似ている。

 ご存知の通り、味千ラーメンは日本人からあまり評価されないにも関らずあのように大ヒットしており、中国人の中には広く受け入れられている、それを考えるとこのお店の味も、「日本そのまま」といいながら日本人より中国人の方にフィットしてしまう可能性は大いにある。
 なお餃子は、パリパリの名前にはちょっと疑問がある普通の焼き餃子が出てきたが、小粒でそれなり美味しい餃子であった。まあこれも味的には十分合格点ではあるが特徴不足といえば特徴不足でラーメンのパンチ不足を補えるほどのものではない。
 現在、立地のよさもあり、それなりのお客さんは入っているようだが、今後「第二の味千ラーメン」になれるかどうかは推移を見守りたいところである。




2009年09月22日 家で一人飲みをする友人
先ほどある中国人の友人から電話がかかってきた。
聞いたところ、家で一人で酒を飲んでいるらしい。その友人は親元に住んでいるのだが最近夜眠れないので毎晩一杯ずつ程度飲むようになったようだ。
私のところに電話をかけてきた理由は特に無いといっていたが、どうやら酔ってさびしくなったらしい。電話口で話していてもどこか辛そうな雰囲気が伝わってくる。
所詮一人で酒を飲むなどという行為は明るい状況とは言えず、しかも寝酒というにはちょっと酔いすぎている雰囲気だった。
本人は何も言わなかったが、仕事でいろいろ苦労やプレッシャーを抱えている感じである。
 そういえば、先日医療セミナーの話の中で、中国人のストレスがものすごく増大しているとの話があった。自殺者も急増しているとのニュースも耳にした。さらに暴飲の結果と思われる路上の嘔吐物跡も増えている気がする。

日本がオリンピックから万博まで6年かかった変化を、この国はたった2年ですり抜けようとしている。日本の3倍のスピードである。ビルや街、制度は急激に変えることができたとしても、社会や人間は急に変われない。急に変えようとすると、結局そのしわ寄せは人間にやってくる。やせ我慢、面子がどこまで続くか。

 こう考えて私はその友人ことを心配せずにはいられなくなった。職場も近いので近々会いに行こうと考えている。
 


2009年09月21日 仕事はあるのに人が集まらない
ある電子部品の会社の社長さんから聞いた話だが、「お蔭様で金融不況から立ち直りつつあり注文がたくさん入るようになったのはいいが、何故か最近人が集まらない」のだそうだ。
 この不況で売り手市場でもあるべくもなく、世の中に就職口があふれているわけでもないのに人が集まらない。

 よくよく調べてみると、間もなく60周年の式典を迎える国慶節の関係で、中央政府からこの時期は移動を控えてくださいとの通達が出ているようで、田舎からの人が出てこれないような状況らしい。
まあ北京首都空港でさえ午前中は飛行を制限されるくらいであるので、今回の措置が国防上の理由が絡んでいるのであろうというのは容易に推測できる。
 故に、まあどうにもならない状況ではあるのだが、仕事があるのに仕事が人が足りなくて捌けないとはとてももどかしい状況である。
「できる範囲でこなすしかないが不況から立ち直れる利益が目の前に転がっているのに手を伸ばせない状況は経営者としてはとても辛い」といっていた。
 まあ、これも外国ゆえの価値観の違いであり、外国でビジネスをする上でのくぐらなければならない試練なのかもしれない。

いずれにしても、捌ききれないほど仕事がたくさん来るというその時点で私にとっては羨ましいのであるが、、、




2009年09月20日 実は中国人は磁石をあまり知らないらしい
日本では小学校低学年から磁石について、色んな教材や子供向け雑誌、テレビ番組などで繰り返し教えられているので磁石というものの存在をしらない人はまずいない。
 難しい理屈は分からなくても磁石は「鉄にくっつく」というこのくらいのことは、普通の教育を受けた人ならほぼ100%の人が知っている気がする。
 ところが、中国の多くの方は磁石そのものが何ものであるか全くわかっていないというようなことを昨日耳にした。
なんと中国の学校の理科の時間では磁石について一切教育していないのだという。
もしこれが事実だとするなら、磁石の存在が常識として備わっている日本人の自分からすると非常に驚くべき発見である。
 故にいい年した大人の中国の方に磁石を見せて鉄にくっつけたりすると、非常に驚くらしい。そんな驚く姿を見たらこちらのほうが驚きだ。
 羅針盤を発明したのはこの国だからである。言うまでもなく羅針盤は磁石の原理を利用している。

 世界で初めて営業運転をさせたと言われる上海のリニアモーターカーも、磁力で浮上させて走る列車であるということは日本人であるならば大抵の方が理解していると思われるが、上記の話が本当ならば中国は国民の大半が磁石というものを理解しないままリニアモーターカーというものを受け入れたことになる。驚くというか何も基礎技術の理解がないまま営業運転を開始させてしまうこの国の無謀さにはちょっとあきれてしまう。
 

 まあ最近の上海ならば、外資企業のオフィスなどにはホワイトボードのようなものは必ず設置されているだろうと思われるので、そういった会社に入ればホワイトボードに貼られたマグネットを見てを磁石がどんなものかぐらいのものは取り合えず理解するであろうが、それとリニアモーターカーが同じ基礎原理のもとで動いているとは容易には信じまい。
 ひょっとすると磁石、磁力というものは21世紀の最新ハイテクノロジー技術だと感じているのかもしれない。そう考えるとたかが磁石のことであっても、小さい頃から身近に学んできた差というのは非常に大きいなと感じてしまう。
 こんな教育の状況であれば、テレビショッピングで分けの分からない商品が、万能健康グッズとしてどうどうと売ることができてしまうのも理解できなくはない。
 馬鹿にするわけではないがこの国の初等教育は識字率をあげることが大事で、理科系の基礎原理を教えることにはまだ手が回っていないというのが現実のようだ。
 これらはまだ聞いただけの話なので、今日か明日にでも事実を確かめるべく知り合いの中国人に聞いてみようと思う。



2009年09月18日 ありがたい中国人スタッフ達
今、私などの日本人スタッフ達がふがいないおかげで会社の中国人スタッフ達に我慢を強いる状況になってしまっている。
時々不満の声も漏れ聞こえてきたこともあったが、大きな不平を言うこともなく黙々と業務をこなしてもらっている。
 明日にでも会社から離れてしまうのではないかと毎日冷や冷やしてして私も仕事をしているが、幸い何とかこんな日本人達を見捨てず離れずついてきてくれている。
 中国人は合理的な非情な人種だと言い切る人もいるが、少なくとも今いるうちのスタッフに限ってはそんなことはない。非常に信頼できるスタッフ達だ。こんな彼らと一緒に仕事が出来て非常にありがたい気持ちでいっぱいだ。
 面と向かってそんな気持ちを伝えるのは恥ずかしいし、今はまだそのときではないので言葉には出来ないが、彼らの働き振りにはとっても非常に感謝している。
彼らのためになんとか頑張りたい。


2009年09月18日 秋葉原を模倣しようとする愚かさ
中山公園付近を上海の秋葉原として家電の町にしようとする構想があるらしいが、明らかに愚かな模倣の計画である。

この計画を立てた人は秋葉原の何を見て模倣しようとしているのだろうか?秋葉原の何を知っているというのであろうか?もしや単に家電の店の集まったエリアを作ろうとしているのではなかろうか?このニュースを聞いて模倣好きな中国人のいつものビッグなアドバルーン計画だなとの印象がぬぐえなかった。

 家電売り場を集中させることに集中のメリットの意味はあるかも知れないが、今の中山公園の家電売り場はどこも同じような商品が並ぶだけでどこへ行っても適当な売れ筋商品が並ぶだけのお店である。
数店舗が集中することによって価格競争のメリットはあるかもしれないが、それだけで街全体が秋葉原のような特徴を持つかといえばそんなことはありえない。

 秋葉原の電気街として持つ魅力の凄さは家電の安さというよりその専門性の深さである。戦後の闇市から始まったこの街には、一般の人が目にすることもないような電気部品のパーツから、スパイ用の盗聴用品のようなものまで、およそ見つからないものはないであろうというくらい色んな商品が街には眠っている。

 日本にいるときDAT(デジタルテープレコーダー)を持っていた私は、本体の生産が中止になってからもメディア(テープ)を扱い続ける秋葉原のお店に時々買いに行ったものである。またMD4と呼ばれる、MTR(マルチトラックレコーダー)のMD(ミニディスク)版の機種を持っていたため、そのメディアを探しに秋葉原に通った。


 近所の大型家電センターでも取り寄せることは可能だったかもしれないが、秋葉原なら現物があるという安心感があった。PC全盛になった現在でも細かいパーツの隅々まで探し当てられるという安心感が秋葉原にある。

 ところが今の上海の電気街はどうであろう?部品の店も探せばなくはないが、基本的には日本の大型家電店のように大手メーカーの流通品ばかりが並ぶ。こういった店を何店も建てたところで、街の魅力が奥深くなっていくわけではない。魅力がなければ家電目的のお客も集められず、金太郎飴のような品揃えでは単に価格競争で共倒れするだけである。そういった本当の意味での秋葉原の分析ができていないのではないかと推測するのが今回の秋葉原化計画のように思える。

秋葉原は簡単に真似できるほど浅くない。




2009年09月18日 もうすぐ観光シーズンだがあの足音が
10月11月は上海蟹の季節ということもあって、上海を訪れる観光客が最も多い季節らしい。
旅行会社の人によると一年のうちこの時期が最もかき入れ時であるとの事だ。
確かに真夏の暑さも和らいだ後の10月11月は一年で最も過ごし易い時期でもある。そういえば私が最初に旅行で訪れたのも4年前の10月のことである。

 旅行料金の上でも航空運賃が10月から冬シーズン体系に切り替わり、夏が高く冬が安いというのが概ねのパターンであるから、10月はその安いほうの最初の月であるため、日中線は割安感もあって結構観光客で賑わう。
 また今年は10月よりサーチャージが復活するという情報はあるが往復3000円程度のことなので、ツアー代金から比べたら10%以下でありこのこと自体は観光に大きな打撃を及ぼすことはないと思われる。

しかしである。

皆様もご存知のように春に大騒ぎしたあの新型インフルエンザがまた騒ぎ出している。旅行会社の人にとってこれが心配の種だという。
 5月のときも観光シーズンを打撃して売り上げが伸びなかったといっていた。
 今回の流行は前回のように日本国内での大パニックは起きていないが、実質的な蔓延の速度がものすごく速いように聞く。この流行が改めてパニックになって旅行業に大打撃を与えないとも限らない。今のままだとパニックにならなくても旅行業に打撃を与えるのは必至のような気がする。

 変な話だが、日本からの観光客が少ないと、旅行会社のみならず上海の日本人サービス業全体に少なからず打撃を与えることになる。日本人にも中国人にも日本マネーにぶら下がっている人が大勢いるのだ。
新型インフルエンザは病気としての蔓延も怖いが、こういった経済への打撃のほうが実は病気そのものより深刻のような気がする。
大きな影響が出ないように祈りたい。



プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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