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2008年07月21日 ドラゴンボールDVD耐久リレー
先週の土曜日に蘇州に行ったとき、人に頼まれてドラゴンボールのDVDBOXセットを買ってきた。BOX買いの場合、上海の半額くらいので同じものが手に入るので交通費をかけても元が取れる場合があるので出かけるたびに良く買ってくる。ドラゴンボール自体は特別お気に入りということでもないが、依頼してきた友人がとりあえず、私が先に一回見てもいいよ、ということになり、引渡し前に見終えようと、この一週間必死に看てしまった。
 第1話から毎日少しずつ見て、約一週間でやっとこさっとこ130話付近までたどり着いた。 DVDの枚数で言うと24枚組みのうち残りあと3枚のところ。
 シーンで言いうと神様のところで修行を始めたような時点。
ということでここ一週間、特にこの土日はずっとドラゴンボール三昧で頭の中がカメハメハ状態になりました。
 


2008年07月01日 上海ディズニーランドの噂 実現の壁は世界一の戦い
以前から噂の絶えない上海のディズニーランドだが、これは単なる噂ではなく現実的な構想としての交渉は進んでいるらしい。ただし、まだまだ合意に至っておらず、その実現性はまだまだ不透明といわれている。既に浦東空港の近くに土地は用意されていると言われ、地下鉄など交通機関の青写真もあるらしいが、現実的にはまだまだ壁が高いようだ。

その理由の一つに、香港ディズニーランドの状況が影響しているようである。私は行ったことはないが、従業員、観客ともにディズニー本社の要求するマナーのレベルに達していなく、園内にゴミが散らかり、行列の割り込みや従業員による客の贔屓、接客態度など、夢の楽園の品位が保てず、単なる普通の遊園地に陥ってしまっているような状況がある。
 また知り合いの東京ディズニーリゾートの関係者に聞いた話によると、やはり中国本土から来た観客はやはり評判が悪く、トイレで水を流さない、洋式便座に靴で上がる、使ったトイレットペーパーを便座の周りに捨てる、レストランでテーブルの上にゴミを散らかす、路上でつばを吐く、喫煙するなどといったマナーや文化の違いに起因する苦情が多くあるという。
 大陸に比べ比較的マナーの良い香港や、東京に来る富裕層でさえこの状況なのだから、上海でディズニーランドを開園すれば、どんな状況になるのかは想像に難くない。



 さらに上海でディズニーランドを開園するにあたっては、キャラクター商品の著作権管理も非常に大きな問題らしい。ご存知のように中国はコピー商品天国で、時計、鞄などブランド品からDVD、果ては遊園地そのものにいたるまで商標登録を持たない贋物が大量に横行し、その市場は本物の市場をはるかに凌ぐといわれ、こんなところに上海ディズニーランドを開園したらどんな状況になるかは火をみるより明らかなのである。
 ディズニーは世界でも稀なほどキャラクターの肖像権管理にうるさい会社である。東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド社でさえ、ミッキーなどのキャラクター使用に際しては米ディズニー本社の許可を取る必要があり、簡単にアトラクションやグッズを販売できないのである。そのコントロール範囲は雑誌の表紙や旅行社のパンフレットの記述までに及ぶ。以前JALが東京ディズニーリゾートのオフィシャルエアラインになった際、デイズニーキャラクターを描いた機体が登場したが、「ディズニー」の名前は米側の許可が取れず結局「ドリームエクスプレス」の呼称になってしまったのは有名な話だ。



 その世界一キャラクター管理の厳しい会社と、世界一のコピー大国が交渉しているのだから、この構図は非常に面白い。恐らくディズニーは、その市場性を値踏みしている段階にある。コピー商品をいかに防いでディズニーの利益を損なわず開園するか?夢の楽園とは言えども、結局はビジネスであるから、潜在的な市場の大きさはあるもののまだまだ国が成熟していないため、私の予想ではリスクの高い現段階では投資をしないと思われる。
 また中国側の事情としても、上海万博以降の経済的な刺激剤として、ディズニーという切り札は取って置きたいという思惑があるように思う。
 従って上海の地にデイズニーの名が登場するのは早くても2015年くらいになるのではと私は予想している。上海の2015年といえば、ベビーブームといわれる今年生まれた子供たちがちょうど小学生になる頃であり、デズニーの狙うマーケットとしては格好の状況で狙い時である。
 この予想があたるかどうか分からないがその頃までには市民マナーも今よりは成長しているはずで、綺麗な上海ディズニーランドもなんとか実現できるのではないかと私は期待している。
(写真は両方とも東京ディズニーリゾート付近で撮影)
  


2008年06月30日 進化しない中国の鉄道環境
昨年から中国版新幹線が走り出すなどして、高速化時代を迎えた中国鉄道であるが、列車はどんどん高速化するものの、乗車に関する手続きなどは相変わらず旧態依然のままである。上海市内にも切符の販売所は増えたものの、オンシーズンには未だに長い行列に並ばなければ切符は買うことは難しいし、その行列にも次々と割り込みが入ったりする。また、乗車前には2時間前から駅構内に入ることが出来るが、待合室待機を必要とし、発車15分前にようやく一斉にホームに入ることができる。飛行機の待ち時間と同じでこの時間が結構ネックで無駄である。
その2時間前という時間の制限ですら待ちきれないで駅の外で発車時刻を待つ乗客が大勢いる。中には次の日の列車を待つために駅前で徹夜したり宿泊する人も少なくない。日本でも地方に行くと待合室での列車の発車時刻待ちという風景は時々見かけるが、駅前にあんなに大勢待機している姿はまず見ない。

どうしてこんなに差があるのだろうか?列車は進化しているのにそれをとりまく鉄道環境が進化していないことに違和感を感じる。



いくつか理由があろうと思うが、まず決定的な違いは人口に対する鉄道の少なさである。昔の中国は同じ国内でも自由に移動がてきなかったらしいが、いまは仕事を求めて大勢の人が鉄道を利用するようになった。しかし、中国の鉄道はその国土、広さに比例するほど路線は多くない。大きな幹線のごく限られた地域にしか走っていないのである。具体的なデータはないが国土面積に対する鉄道路線延長は日本に比べるとかなり低いものになると思われる。それが証拠に春節時期における輸送のうち、鉄道が担う割合は一桁であるという。中国の列車はほぼ全席指定であり、たまに自由席を何故販売しないのかと考えたこともあるが、自由席を作ってしまうと人があふれ過ぎてしまうということであろう。したがって競争にあぶれた人がバスを利用するか駅前で次の列車を待つということになる。

 またもう一つの大きな違いに、切符販売窓口数の違いもあるのではないかと思う。上海でも市内に販売所はあるが数が少ないため、やはり駅で直接買うケースは増えてくる。駅で並んで買ったときに当日の切符がなければ次の日まで待つという状況が発生し、駅前で過ごして待つという状況が発生してしまうのではないかと思う。
 

 日本の場合、地方のJRのかなり小さな駅に行っても「緑の窓口」があるし、都内の山手線などにはほぼどの駅にも「緑の窓口」があり指定券や切符を買うことができる。都市内鉄道と都市間鉄道が同居しているのが日本であり、それが分離しているのが中国である。また日本は旅行代理店に発券機が置いてあり、かなりいろんな手段で切符を手に入れることが出来るので、ターミナル駅にがたどり着く前に切符を手に入れられるし、売り切れも把握できる。しかし、残念ながら現在の中国はそういう環境になっていない。旅行代理店でさえ切符を駅や販売所に買いに出向いているのが実情のようだ。これがどういった影響を与えているかというと、切符の取得に確実性がないため、早期の旅行計画を立てにくいということになる。結局手配が確実なバスに人が流れてしまう。
 日本から来る方から鉄道の切符についてたまに相談を受けるが、なかなか気の利いた答えを返してあげられないのが実情である。



 列車の車両が進化して高速化しても、こういった周辺の環境や路線の増強など輸送力そのものが改善されない限り、鉄道は単に運が良かった人の乗りものでしかなく、今の状況のままでは中国の交通事情を改善するような大きな力になっていかないと思われる。
そういう意味で、現在の中国の新幹線は、他の中国の色々なものと同じように、今のところパイオニアとしてのアドバルーンでしかなく、大動脈として欠かせないものとなっている日本の新幹線とその意味を同列に語ることはできない。
 新幹線が本当に中国の交通事情を変える力になるかどうかは実はこれから次第なのである。



関連ページ交通関連情報

2008年06月29日 追悼 レイモンルフェーブル パリ香る人生の音楽
昨日、ちょっと悲しいニュースが伝わりました
作曲家でピアニストのレイモンルフェーヴェルさんが亡くなったそうです。
私は彼の表現するパリの音楽がとても大好きで、私が持つパリのイメージそのものです。パリの持つ喜びも悲しみも、華やかさも悲しさも彼の音楽の中に包含されています。
それゆえ、音楽の種類は違いますが、音楽の中に常に光と影を持っていたモーツァルトとも重なる部分があるように思います
都会を表現する音楽の特徴故なのかもしれません。
 実は私が日本でブライダルの仕事していたとき、彼の曲はよく使わせていただきました。
客席インタビューなど、新郎新婦の友人や親戚に本人たちのことを語ってもらうときにBGMでかけておくと非常にしっくり来るのです。友人や親戚の語る新郎新婦の話というのは、新郎新婦の歴史であり人生そのもので、光と影が必ずそこにあるのですが、そういう歴史の重みを感じながら結婚式的な上品さというか華やかさなどを失わせないのが彼の音楽でした。
                        

私の特にお気に入りは「パリの空の下」というタイトルのアルバムにあった「詩人の魂」という曲です。この曲を聴くと風景が華やぎます。街に出れば街が華やいで見えます。
特に桜が満開の時期にこの曲を聞きながら桜並木を歩くともう最高で、「幸せ!」を感じるに尽きます。
 なので結婚式の幸せな二人を包み込むには最高でした。

(下記で視聴できるようです)
http://item.rakuten.co.jp/book/3821921

こんな曲を作り出した彼のような作曲家が亡くなってしまったことは非常に残念ですが、彼の音楽は永遠に語り継がれるはず、というか私が生きている限り語りついていきたい名作曲家の一人のように思います。
ご冥福をお祈りいたします。

      上海ワルツ


2008年06月23日 自分の時間が保てる空間 ショットバーSimple
去年のいつの頃からだろうか?このお店に月1回程度通うのが習慣になった。
特にこれといって決まった法則はないのだが時々「還りたくなるお店」である。
そのくらいこのお店に入るとほっとする。自分の時間が保てる空間といったらよいであろうか?
 黒を基調にした店内のカウンター正面の棚にはリキュールやウィスキーなどの形様々の瓶が並び、それを眺めているだけでもあきない。
ボサノバやJAZZなど飛ばしすぎないセンスの良いBGMもこのお店の居心地よさの一つの要素である。
ママと呼ぶには若すぎるバーテン兼のオーナーもこのお店の重要なポイントだ。
 実はこの店に来て、カクテルをカクテルの名前で注文したことはまだ一度もない。私自身がカクテルの名前とかをあまり知らないという理由が大きいが、とにかくカクテル名で注文したことはない。「さっぱりしたやつ」とか「少し甘いやつ」とかニュアンスだけで注文して、カクテルをつくってもらうのである。記憶に間違いがなければ恐らく今まで二度同じカクテルが出てきたことはないように思う。それでいてハズレが出てきたことは一度もない。そんなおいしいカクテルを数杯味わって家に帰るととても心地よく眠れる。それが月一回の心地よい習慣。


 本当はブログに書きたくもなかったのだが、先日訪れたときに最近客足が落ちてるといわれて、じゃあということで今回紹介することにした。
自分の時間を大事にしたい方は是非一度訪れてみて欲しい空間である。

SHOTBAR Simple 
伊梨南路111号銭江商務広場8F-3座
(021)5153-1083
お店の場所はここ


2008年05月28日 気がつくとWIKIぺディアが見られるように
昨年からずっと中国で見られなかったWIKIであるが、最近どういう理由から解禁されたか分からないが、見られるようになっている。
 WIKIはユーザー側からの書込みによって成立しているネット上の辞書のようなもので、情報ソースとして100%の信用があるとまではいえないが、おおよその概要はかなり詳しく調べることが出来るのでとても重宝している。
それが昨年の夏頃だったと思うが中国では見られなくなっていた。中国政府に対して規制をやめるようにとWIKIの創業者が嘆願したようなこともあったらしいが状況は変わらなかった。
 友人によると復活したのは1ヶ月くらい前かららしい。自分はとっくに諦めていたので、ネット検索でWIKIの情報がTOPに出ても触らずにいたので気がつかずにいた。
 昨夜、友人に教えてもらい早速アクセスしたところ問題なく開けた。
これにはちょっと感動した。さっそく気になっていた成田空港や羽田空港などの日本の問題を検索し、楽しませてもらった。こういう情報はできればシャットダウンしないでもらいたいものである。




2008年05月08日 オリンピック開会式は昼間に行うに限る!
 過去のオリンピックの開会式では様々な趣向が凝らされたイベントが行われていたが、その中でも印象として強烈なのはロス五輪である。
 それ以降のオリンピックの開会式セレモニーは毎回見てきたが、ロス五輪程の強い印象は結果として残っていない
 私が物心ついて初めて見たオリンピックだったという理由も大きいと思うが、実は最近セレモニーが昼間に行われたということの影響が大きいのではないかと考えるようになった。
 一応気になって、以降のオリンピック開会式のセレモニーの時間を調べてみたが、やはりいずれも夜に実施されているようだ。


 この昼と夜のセレモニー、一体何が違うのだろうか?

 夜にセレモニーが多く行われるのは演出の都合上、闇を有効に使いたいからである。演劇の舞台を考えてみれば分かるが、普通の劇場は外光を一切遮断し、真っ暗闇になったところから照明で色をつけ始めるのだ。特に最近の開会式セレモニーは幻想的な風景を演出したがる傾向にある。

 それに対して、ロス五輪の開会式はまだ明るい昼間から行われた。
空から人間が飛んでくるなど奇抜な演出も話題になったが、それよりも強烈な印象だったのは、アメリカの歴史絵巻を紹介する演出で、楽しそうに踊る各出演者一人ひとりの生き生きとした表情である。私は彼らが太陽の下で、とても楽しそうに踊っている姿にアメリカという国の力強さというものをそのまま感じ取ったものである。


 最近の幻想的な演出で見せる開会式も悪くはないが、オリンピックは力強いアスリート達の祭典である。物事を闇に隠さず、太陽の光が照らす人間そのもの見せたほうがメッセージとしては強力なのではないだろうか?闇の中に照明で創られるイメージは、あくまで演出家の意図で創られたイメージでしかない。

 オリンピックやスポーツは、選手の動きや人間そのものがドラマなのであるから、見せたくないところは隠して他人が演出するなんてのは愚の骨頂で、余計な演出は却って人間の存在を歪曲してしまう。

 だからオリンピックや開会式は創られた照明をあてるのではなく、太陽光線の下で皆が全てを見通せる中で、物事を包み隠さず堂々と行われるべきである。

 オリンピック開会式は昼間行うに限る!最近常々そう思うようになった。



関連ページ娯楽関連情報

2008年02月18日 無錫日帰り観光 B級スポットあれこれ
今回も別の中国人の友達の野暮用につきあい、ついでの観光として無錫を訪れた。
 まあ通訳付観光と思って喜んで行ったのにもかかわらず、相手のほうが方向音痴で結局自分が引っ張る形の観光となってしまった。
無錫の観光といえば太湖が有名なのだが、今回は時間とお金がないので無錫の中心部をうろうろの観光になったのだがそれでもなかなか楽しめた。

①無錫の繁華街 崇安寺歩行街区
 恐らくここが無錫一の繁華街、無錫の駅からも歩いて15分くらいでいける。地下街もあったりして、なかなか狭い通りに小吃や麺のローカルな小さい店が密集していて、そうかとおもえばマクドナルドやケンタッキー、そして無錫の小篭包で有名な王興記などもあり、無錫の食を凝縮したような空間である
写真の場所はここ

②二泉映月のレリーフと二胡を弾く人の像
友達によると中国でとっても有名な歌らしく、知らなかった自分が恥ずかしいのだが、その楽譜を彫ったレリーフと、二胡を弾く象はとっても気に入りました。

写真の場所はこのあたり

③西蠡湖
 太湖に付随する小さな湖。水面は繋がっているが、景色的には完全に遮られている。太湖が大観光スポットに対してこちらはどちらかというと市民の憩いの場という雰囲気だ。
 それでも上海にはないような風光明媚さで我々B級旅行社には十分な観光スポットであり十分心が和む風景だった。市内からタクシーで25元、15分ほど。

写真の場所はここ


④新世界国際紡績服飾城
 時間があったため、仰々しい名前に釣られバスの終点となっているここを興味本位で訪れてみた。行ってみると名前に違わず市内から遠く離れた畑の中に忽然と存在する巨大な服飾専門のショッピングモールであった。
但し行った時期が春節であるからなのか、まだ全体が整備されていないのか、一店舗も開店していなくまるでゴーストタウンのようだった。機会があれば開店しているときにもう一度来て見たいと思ったが、無錫辺りの人口規模でこれだけ巨大な服飾だけの巨大ショッピングモールが機能するのか、採算がとれるのか甚だ疑問である。とにかく中国人はやることが一々でかい。場所はバスターミナル東駅のそば。駅からバスも28番など何系統か出ているようだ。バスだと30分くらいかかる。

写真の場所はここ


⑤南禅寺と無錫の小龍包
 ここをB級スポットと呼んでしまうには申し訳ないほど普通の観光地になっているお寺である。周囲には小さなお店がたくさんあり買い物が楽しめる
 行った日には写真のような子供用の面白い遊戯施設が置かれ、楽しめる空間となっていた。ここの門の脇にあった店の小龍包は格別で、これぞ無錫の小龍包なんだなと味を堪能させていただきました。
写真の場所はここ



2008年02月15日 しょうゆ味のタコヤキのあるBAR
ひょんなきっかけで知ったここのお店、昨年のバレンタインデーの開店からちょうど一年、めでたく一周年となったので、お祝いを兼ねて尋ねてきました。
 国営の4つ星ホテル内のラウンジの一角、大よそ誰がここにタコヤキを出すお店があるだろうと想像するであろうかという場所にこのお店はある。
 ホテルの外にもちろん看板など無いし、ロビー内でも派手な看板が出ているわけでなく、
珈琲ラウンジのような一角を占めているのがこのBARである。
 ママの森崎さんは生粋の大阪人で時々、辛口のコメントも出てくるが情の深い関西人のおばちゃんの典型のような方であり、この人と会話しているだけでも飽きない。
しかし、このお店の特徴はなんと言っても「タコヤキ」、しかも醤油味!のタコヤキなのだ。タコヤキと言えばソース味が一般的だが、ママによるとソースで味付けするとタコヤキ本来の味がごまかされてしまうので、タコヤキの良し悪しをちゃんと判断するには醤油味がベストなのだそうだ。


口に入れると醤油の香りが確かに香ばしく、幾らでも食べられそうな味なのである。
蛸もちゃんと大粒で入っているので歯ごたえとしては十分。酒のつまみには持って来いだ。さてこれにあわせるアルコールはというと、やはりママお勧めのワインがベストであろうか?特に海産系の蛸とあうのは白ワインかもしれない。私はワイン通ではないがイタリアやギリシャの白ワインとの組み合わせは確かに良さそうな感じではある。
といいつつ私はビールや裏メニューの紹興酒を頼んでしまう。タコヤキがうまいので、どんなアルコールでも結構あってしまうのである。ただママはやっぱりワインを勧めたいらしく、ワインを飲めと愚痴られたりもするのだが、そんな会話も一つの愛嬌として楽しんでいる。
ママが作る漬物とかおでんのメニューなどもとっても美味しい

いつ訪れてもちょっとホッとする空間である。
来年も是非続いている事を願いたい。

TAKOYAKI WINE BAR
住所: 宛平路315号宛平賓館1階
TEL: 136-1170-7259(日本語可)
営業時間: 19:00~翌2:00(日、月曜~24:30)  ) 
お店の場所はここ





2008年02月12日 揚州きまぐれ旅2(ウルルンの揚州チャーハン)
 揚州へ来た目的のもう一つは、本場の揚州炒飯を食べることにあった。揚州炒飯と名乗る炒飯は中国に数多くあれど、その多くは揚州炒飯を語った偽者で、本物は材料から作り方、分量まで厳密に決められていて認定を受けたものしか揚州炒飯を名乗れないらしい。
(一説によると値段も決められているらしい)
 数年前、TBSテレビのウルルン滞在記で加山雄三さんの息子、山下徹大さんが揚州炒飯の発祥の地、ここ揚州の名人張学玉さんに弟子入りして修行をした時の放送を見てから、いつかあの炒飯を食べてみたいものだと、心の中に密かに抱いていた。偶然にも友人も同じ放送を見ていて印象に残っていたようだ。
 とりあえず揚州に着いた晩、件の宿のお姉さんに教えてもらった揚州チャーハンのチェーン店に行ってみた。完全に地元の人が通うお店のようで、リーズナブルな価格が設定されていたが、結局は炒飯の味もそれなりで、上海あたりの安いお店で食べるものと大きな差が無いように感じた?これが本当に本場の味なのか?それなりに美味しいとはいうものの、本場と言われて納得するほど味ではない。これでは来た意味がない。揚州美人に続いて炒飯まで期待はずれなのか?こうなると意地である。
一軒目の店の場所はここ


 次の日リベンジを図るべく、観光ポイントの目玉である痩西湖観光をキャンセルし、午前の早い時間から、テレビ放送のあった揚州炒飯の総本山のホテル「西園大酒店」を探すことにした。
 実はホテルそのものは地図上ですぐに見つかった。ところがホテル内にあるはずのレストランがなかなか見つからない。ホテルのコンシェルジェにいろいろ質問してみたのだが拙い中国語ではなかなか要領を得ない。記憶違いだったのかなと、こっちが自信を失くすほど情報が繋がらない。
 昨日に続いて「今日も駄目か・・・」そう感じて諦めてホテルの敷地を出ようとした瞬間、目の前を調理服姿の一人の料理人が横切った。「もしやあの調理服?」 テレビ放送の時のタレントの顔はもう思い出せないが、その調理服はかすかに記憶があった。あいまいな記憶であったが藁にもすがる思いでホテル正面の坂を川のほうへ降りていくその調理人を追いかけてみた。
 

あった!とうとう見つけた! このレストランだ、ちょっと感動!
ここは治春園といわれる川沿いの庭園のような場所にレストランはあり、
さっそく、店に入って揚州炒飯を注文してみた。20元!
 待つこと10分あまり、大皿に2人では食べきれない程の炒飯が山盛りにやってきて、とうとう念願の元祖の揚州炒飯を食べる瞬間がやってきた。
 口の中に入れてみて、うん、納得の味。味に派手さは無いものの、調味料だらけの上海の炒飯と違い、塩味と具材の味が感じられる基本に忠実な優しい味。昔、揚州は塩の交易路で、揚州料理の味付けも塩味がほとんどであると友人が言っていた。塩だけだと東北だと塩辛くなりそうだが、ここの味は全てが舌に優しくとても美味しく、上海の調味料漬けの味になれた我々にはこの味は感動モノである。またそれは同時に体にも良さそうな気がした。
同時に食べた獅子頭のスープもやはり塩味がとても優しい感じで美味かった。鳥のスープなのか、それとも別の発酵材料を使っているのか、ヨーグルトのような乳酸系の味を感じたのはとても不思議である。
 治春園の場所はここ


世間にもっと美味しい炒飯は沢山存在するかも知れないが、このオーソドックスすぎる位に基本に忠実な味付けは、これはこれで一つの極みであろう。
 帰りがけ、テレビ放送の時、山下さんが砂を入れた鉄なべを振る練習した場所も見つけ、こちらも記憶を思い出しちょっとウルルンになってしまった。
中国で記憶の隙間が埋まった揚州旅行でした。

 その他の観光地もちょっとご紹介
鑑真が立ち寄ったと言われる大明寺
隋炀帝陵
五亭橋
何園



プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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