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2007年09月15日 外様に見栄を張り、身内に我慢させる浦東空港
世界のハブ空港の常識では身内の航空会社がその空港の一番いいポジションに居座り、外国からやってくる航空会社は空港のはじのほうの登場口しか使わせてもらえないのが普通である。つまり日本の成田や関空ではANAやJALが一番設備のいい場所を使わせてもらっており米系や欧州系の航空会社ははじのほうに止まっている。これはどこの国でも当たり前で、香港ならキャセイ、パリならエールフランスといったようにその国を代表する航空会社が一等地を使う。
 ところが上海においては少々事情が違うような気がする。浦東空港のターミナルに直付けできる登場口が足りないという事情も確かにあるが、国際線であっても中国系航空会社を選択すると駐機場までバスで行かなければならない確率がかなり高い。
 そしてターミナル直付けの駐機場を見ると外国の航空会社の機体がすらっと並んでいる。
つまり中国からみると外様の航空会社が一等席を使っているのだ。これは他の国では考えにくい光景だ。たまに東方航空など中国系などが止まっててもNYなど欧米系の本当の長距離路線であり、外国人に気を使っている感じが否めない。


 個人的な勝手な推測であるがこれは中国の見栄なんではないだろうかと思う。
つまり、登場口が足りないという設備的弱さを見せず、浦東空港は立派なんだと外国の航空会社にアピールしたいのではないか。その代わり身内の中国系航空会社には我慢してもらい、来年第二ターミナルを利用してもらおうという発想なのだろうかと思う。
もしかすると駐機場の利用料が違うのかもしれない。空港としては金払いのいい外国路線を優先し身内は安く上げるために沖合いの駐機場を利用する。そう考える方が中国系航空会社が沖合いに停泊する理由が合理的で納得できる気もする。
 浦東空港がフルオープンした時、ターミナル利用がどうなるのかを考えるととても興味深い今の現状である。




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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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