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2007年09月01日 そういえば避難訓練って?
9月1日は日本では防災の日である。あの関東大震災の教訓を忘れまじきと決められた日である。日本にいたところは東京のビルのオフィスで働いており、そこのビルの管理会社が至極真面目であったこともあり、一年に二回の避難訓練がしっかりと行なわれていた。地震放送、火災放送、地下駐車場への非難、消火訓練にいたるまできっちりやらされ、最後には所轄の消防署の有難い訓話までついてくる。
 低層階で働いていた時はいいのだが19階で働いていた時期が5年間あり、訓練の度にこの訓練はいつか役に立つのだろうかと思いながら19階の階段を歩いて下りた。日本は地震国であることもあって防災訓練には一般的にすこぶる熱心だ。
さてこの世界でどのくらい避難訓練が行なわれているのかとネットでググッてみたところ、どうやら国民を上げて熱心に避難訓練をやってるのはやっぱり日本人だけのようで、世界を見回しても原子力発電所などの特殊な事情を抱える地域を除き、毎年のように自然災害に備える訓練をするのは日本だけのようである。その代わり諸外国ではアメリカの同時多発的テロ事件以降、学校単位などで軍事的な避難訓練をする地域が増えているようである。


では中国はどうか、上海の地下鉄で開通前に行われたとか局地的に訓練を行なったという情報は時々みかけるものの、防災意識というもはほぼ皆無に等しい。ネットを調べて出てくるのは日本人が避難訓練を行なったという記述がほとんどである。
 もともと防災どころか、未来の危険を想定するという意識の薄い中国であるし、日本のように年中地震や火災が起き、その経験則を必要とするような状況でもないのかも知れない。起きた時はその時考えればいいのであって、起きてもいないことを恐れてお金を使うことはお金の無駄らしいのであろう。
 とはいえ、我々は日本人としてこの中国で暮らす身である。地震はないものとして、ビルの強度などには目をつぶったとしても、火災に備えて住んでいる住宅や働いているオフィスの避難経路くらいは確認しておくべくだろう。
 火災用の防火扉の動作のチェックや避難通路に物を置かないなどは最低限自分でできる準備はやっておきたい。避難訓練はなくとも防災意識は思い出したい。
災害は忘れた頃にやってくるのである。








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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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