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上海ワルツNEW


2009年05月13日 引越し完了。
先週の日曜日にようやく引越しを終えた。
部屋探しのエピソードはまた後ほど紹介するが何とか無事引越し完了した。
結局越したのは会社の新オフィスから歩いて10分ほどの場所で、ほどほどの距離感を保てる理想的な場所である。バスや地下鉄に乗って通勤は可能な限りしたくないが、生活の空間に会社が直接目に入ってしまうことも避けたかった。
 会社の引越しは今週末ということなので、一週間はちょっとだけ長い距離の通勤になるが、一週間と思えばまあさほどでもない。
それよりも、元の部屋のシックハウス的な現象から脱出できたことが非常に大きい。引越し時の片付け時点でマスクをしなければ作業が苦しいほどだった。
 引越ししてから気持ちよく寝られるようになった、というより、引越しの精神的な疲れとここ数日の暑さなどで体に負担がかかっており、疲れきってよく寝られるというのが本当のところである。
故に目覚めもまだまだ体が重いが、よく眠れるのは確かである。
 私の場合、引越ししてから一ヶ月くらいは本当の意味で体が慣れず、大体引越し一ヵ月後に風邪を引いて寝込むのが通例なので、本当の意味でリラックスして部屋で過ごせるようになるまでには来月を待たなくてはならない。
過去に何度も引越ししてきたが、やはり一大イベントには変わりない。とにかく引越しが終わった。


2009年05月11日 人間関係と方位 北東偏
 最近気がついたのだが、自分の住んでいる場所を基準にして、相手の住んでいる方角によって人間関係に物凄く偏りがあることに気がついた。
 私は専門家ではないので難しい理屈はこねられないのだが、経験統計上方位によって明らかに、差があることに気がついた。全部の方位についての説明ができるわけじゃないのだが、顕著な傾向がある方位について書いてみようと思う。

 まずは北東である。この方角は一般的には鬼門といわれるようだが。私にとって「憧れ」の方位である。今まで気になる異性の実に8割以上がこの方角に集中して住んでいる。それは上海に来る前からで、日本にいたときも同様である。特に手が届く届かないは関係なしに憧れの異性はこの方角に集中する。
 この事実に気がついてから何故だろうといろいろ考えてみたが、専門家ではないので結局答えなど出てこない。されどこの結果である。そういえば上海に来てから韓国スターが気になり始めた。上海からみて韓国はちょうど北東の方角である。
 科学的に判断すれば、太陽の動きと人間の心理に大いに関係があるとかそういうことが言えるのかも知れないが、そうは言っても住んでいる場所を知ってて気に入ったわけではないのだから何とも不思議だ。
果たして私はこれからも北東の人に憧れ続けるのだろうか?楽しみのような複雑な気分である。


2009年05月07日 中国は給料日が休前日ではないのは何故だろう?
 日本で働いていた経験からすると、給料日と休日が重なった時、支給日が前にスライドせず後ろに行ってしまうとちょっと違和感がある。
私がいた会社では休前日にスライドさせるのが当然で、事実、自分自身が給与計算担当をやっていた時期があったので、次の給料日がいつかということを常に意識して、休日と重なれば前倒しで仕事をしたという経験があるから尚更それを感じる。
 その給与担当の時は、給与が遅延などということになればクビを覚悟しなければならない程、賃金支給の日程厳守の重みを感じて仕事をしていた。
 それが、中国に来た途端にあっさり休後日にスライドするという常識をつきつけられてしまうと怒りを超えてあきれてしまう。
 会社の規定で決められているのは支払期日だけであるが、休日と重なって休後日にスライドするというということは、実際上は期日が守られていないという解釈もできる。期日にお金が労働者に渡っていないのだから、確かに期日は守られていない。支払い側からすれば、その日にならないとお金が準備できないとかいろいろ言い分はあるだろうが、少なくとも労働者保護の考え方のない、支払い側の都合本位の考え方の対応であると言える。


 ただ、これは企業の労働者保護の考え方が染み付いた、日本的考え方から出る意見で、中国の場合は往々にして労働者と雇用者は給与と労働を介して平等な立場にあるような考え方が根底にあり、このような対応がまかり通っているような気がする。
 日本だと会社が強者でと労働者が弱者という明確な立場の違いがあるが、中国は労働者が弱者で、雇用者が強者だとは必ずしも言い切れない素地がある。故に雇用側にも弱者としての言い分が認められてこのような対応が社会的にある気がする。つまり中国でいう給料日とは雇用側が、その日までに給料を準備する日であり、「支払う日」とはまた別という考え方である。
 日本のような社会主義国家では、企業が常に労働者保護の義務を果たすよう求められるが、中国はある意味、日本より資本主義的な社会通念がある社会となっており、企業が必ずしも個人を一方的に大事に守ることは求められておらず、労働慣例には雇用側の保護すら考え方の根底にあるような気がする。
 それゆえ給料日を休前日にすることが慣例となってはいないようである。


 そう考えてみると何となく納得できる部分はある。
しかしながら、一応納得してはみるものの、休日の前にお金が入るか入らないかという差は、即ちその週末にお金が使えるかどうかという大きな差であり、やはり馴染みきれぬし、素直に納得できる部分ではない。
 のどにひっかかった魚の骨のようにいつまでも気になってしまう。
 毎月計画的に給料を使っていればそんなことは「小事的!」(たいしたことではない)ということになるのかも知れないが、現在中国に来て目一杯の生き方をしている私にとっては「小事的」で済まされない大きな出来事であるのである。




2009年05月01日 開幕まであと1年!の上海万博は絶対に暑い・・・
いよいよ上海万博まであと1年ということになった。日本館の名称が決まったというニュースも確かに耳にした。各外国のパビリオンも次々青写真が出来上がってきているようだ。
このようにいろいろと小出しにニュースが伝わってくるが、まだまだ実感というものは少ないし、正直いって何が見所なのかはまだまだ伝わって来ないので期待という程のものはまだ膨らんでいない。
しかしとにかく来年の今日には始まるはずであり、この季節に万博が行なわれるということである。まだ5月初めだというのに最高気温は25度ほどになっている。既に外を歩くだけで汗ばむような陽気である。
そんなとき、ふと各パビリオンのデザインスケッチを思い出して、気になったことが出てきた。スケッチに出ている各館は確かに魅力的で素晴らしい未来的なデザインなのだが、果たして本当に機能的な建物なのかということである。
 平たく言い直せば、あの中は暑くないのかという疑問である。もちろん近代設備であるからして空調は考慮されてるいるに違いないが、どうもキラキラしすぎる建物が多く夏の日差しで照らされた時に、中の気温が上がってしまいそうな印象の建物ばかりである。さらに建物の外に目を向けると閑散とした木が植えられているだけのスケッチになっている。もちろんスケッチなので実際とは異なるかも知れないが、少なくとも木が生い茂っているようなイメージにはなっていない。

 つまり、パビリオンの中はともかく、少なくとも外では上海の夏の日差しに照らされて、地面のコンクリートの照り返としパビリオンの壁面の照り返しを受けながら歩かなくてはならない。これは想像するだけで厳しい環境になりそうだ。
 それでなくても上海の夏は非常に暑い。東京の夏も確かに暑いが、盛夏の上海はその比ではない。去年の夏、北京を歩き回った時に死ぬ思いをして暑い中を歩き回った記憶があるが上海はそれ以上である。
会場運営者は果たしてそこまで考慮して準備しているのだろうかと非常に心配になった。暑さの中で日射病で倒れる人がばたばたと出るのではないか?あるいは水分を取りすぎてお腹を壊し、トイレに行列が出来るのではないか?それでなくても中国はオフィスビルのトイレの数が少ない気がしており、全体的にトイレに配慮が足りないお国柄のような気がする。そんな中で間に合わなかった人が昔の習慣のままそこらへんに構わず●●●するのではないか?考えるだけで非常に心配になってくる。
 まあこの想定の中で救いとして考えられるのは黄浦江という川沿いでこの万博が開催されるということ。少なくとも内陸よりは川面を渡る風が涼を運んできてくれる可能性はある。でもこればっかりは想像でしかなく、暑さ自体は確実なので、状況をどこまで救ってくれるのかは未知数である。

 こうやって考えていくと、折角上海という現代の最先端都市でやる万博なのだから、実はヒートアイランド現象対策などの最先端の都市問題の解決といったようなことををもっと前面に押し出したテーマであるべきなのではなかったのかと考えてしまう。つまり各パビリオンもキラキラの建物ではなく、屋上緑化など都市問題の解決策の実験場のような場所であるべきではないのかと思うのだ。例えば建物の上に木を背負うような姿は、見た目にはそれ程スマートじゃないかも知れないが、それだけに逆にインパクトがあり、しっかりした主張を感じることが出来て、万博の出展として十分意義があったように思う。
 まあ高度経済成長真っ只中の中国がキラキラデザインを近代的だと考えるのは致し方ないかもしれないが、そそそろ成熟を見せてもいいと思われる日本の出展は、キラキラの近代化とは一線を画したもう少し大人の姿を見せても良かったように思う。
そう考えるとあのデザインはある意味時代遅れのような気がしてきて残念である。
 ましてや建物内を空調フル回転で暑さを乗り切ろうなどと考えているのだとしたら、環境国家として余りにも二流の対応であるが果たして実態はどうか?
 兎に角1年後、万博は始まる。
この暑い中でも私はやっぱり上海万博の会場の中に足を運ぶのであろうか?
今の時点ではちょっと自信がない。



プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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