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上海ワルツNEW


2011年03月10日 睡眠時間の借金を返済
 ここのところ、睡眠時間に関して借金を重ねすぎていたため、昨日はその利息で寝不足で首が回らなくなっていた。
 もう連日の多重債務で、一晩くらい普通に寝ても結局「利息」が返せず疲労は増すばかりだったのである。
 そこで、もうどうにもならなくなって、昨日は会社を定時で上がって、食事後すぐ寝た。
 だいたい19時半くらいだったであろうか?そのくらい寝る間際は意識が朦朧としていた。

 そして起きたのが朝の7時半、見事に借金返済をした感じですっきりした。
 睡眠はこんなに気持ちよかったのだろうかと久々に感じた爽快さであった。

まあこんな借金はもうしたくないなと思いながらも、睡眠は借金はできても貯金ができないので、また借金を重ねるときがあるかもしれない。
そして段々歳を重ねると、借金にも限度が出てくる。
 返せなくなって自己破産つまり、倒れたりしないようにそろそろ気をつけなければならない。



2011年03月05日 浮気な代表者たち
日本の東京都知事選に向けて、他県の知事経験者というか、直前までほぼ現職である知事たちが都知事選への立候補をしようとしている。
 もちろん本人たちにはそれなりの考えがあっての行動なのだと思うし、何ら法令などに反することはないのだと思うが、傍から見るとやはり人としての良識を疑ってしまう。

 特に「捨てられた県民」の立場を考えれば、前回当選した選挙のとき語った「県民のために」などの言葉は何だったのかと考えざるを得ない。彼らを信じて一票を投じた県民の心を思えば、その心中は「浮気のような裏切り」に近いものではないのだろうか?地元のためと耳あたりのよい言葉を振りまきながら、落選したわけでもないのにあっさりその地元を捨ててもっと条件の良いポジションへ鞍替えをしようとする人は例え任期の4年の実績があったとしても、やはり地元からすれば「裏切り者」に他ならない。

 もしK県民やM県民に、都知事選の結果に対する「拒否権」があれば確実に行使したいのではないか。こんな自分の地元を捨てた人がのうのうと他の土地で大きな顔をしているというのは捨てられた側からすれば耐え難いはずなのである。 
 もし元知事側にそんな県民一人ひとりの生活を支え、そして人に支えられているという自覚があればこんな安易な行動は取れないと思うのであるが、まあ実際に行動できてしまうということは、立候補する本人は結局は県民のことを考えているのではなく自分のことしか考えていないということであろう。 

 つまりは彼らが地元の知事選で語った「県民のために」という言葉も都知事選へのステップ、或いはその上を目指すための「方便」であった可能性が高いのである。故に今回目指す都知事というポジションも、彼らにとっては単なるステップアップのための階段であると考えている可能性は捨てきれず、今回彼らが口に出すであろう「都民のために」という言葉もまた当選のための「方便」である可能性が高いといわざるを得ない。
 こんな名誉欲に駆られた「浮気性のヨソモノ」を選挙に簡単に通してしまうほど、東京都民の良識は駄目になっていないと信じたいが、選挙は良識が通用しないのが選挙であったりもするのでなかなか未来は明るくならないのかもしれない。


2011年03月03日 中国でも何故か3月3日は耳の日
毎日携帯に送られてくるニュースを見ていたら、今日は中国の「全国愛耳日」だという。

あれ?

そういえば日本でも確か今日が「耳の日」であった。

ただし、これはウィキペディアによると
「1955年日本聴覚医学会が創立し1956年に社団法人日本耳鼻咽喉科学会が制定した記念日」となっており、その制定理由は「3の字が耳の形に似ていること」と、「み(3)み(3)の語呂合わせから」となっている。

 つまり日本が制定した理由は「3」という数字の形と、発音から来ていることになる。
日本のこの由来から言えば、中国のそれはどもうその制定理由が当てはまらない。
中国の「三」は[san1]と発音するのであり、中国語の耳の発音[er2]とは結びつくものが無い。

 どちらかといえば「二」の発音[er4]が近いので2月2日のほうがいいような気もする。しかしこの時期には中国は春節が来る確率が高いので、記念日として活動を行なうには日がよろしくないかも知れないという事情もある。

 まあ漢数字の「三」ではなくアラビア数字の「3」を世界共通としてみれば、形から耳ということは共通であるとも言えなくもない。

 ちなみにこの中国の「全国愛耳日」は百度百科によると1998年設定されたとはあるが、何故この日に制定したのかという理由は見当たらなかった。

 まあトドノツマリ、時系列から考えれば日本の「耳の日」をぱくったのではないかという推論が容易に成り立つ。
 もちろんそうはいっても、他のパクリと違ってその制定趣旨にケチをつけるものではない。

ウィキペディアによると、日本の「耳の日」の制定理由は
「一般の人々が耳に関心を持ち、耳の病気のことだけではなく、健康な耳を持っていることへの感謝、耳を大切にするために良い音楽を聴かせて耳を楽しませてあげるために、あるいは、耳の不自由な人々に対する社会的な関心を盛り上げるために制定された。」
とあり、非常に意義のある制定であり、音楽好きの私としても耳は大切にしたいのでその趣旨は設定日がいつであれ、大いに賛同するものである。
 中国の「全国愛耳日」にもおおよそ同じような趣旨が謳われているようだ。

さらにウィキペディアには
「3月3日は三重苦のヘレン・ケラーにアン・サリヴァンが指導を始めた日であり、電話の発明者グラハム・ベルの誕生日でもある。」
 ともあり、この日はそれなりに由緒正しき日のようで中国がこの日を「全国愛耳日」に定めることは何ら恥じる部分がない。

 ただやはり、制定理由がはっきりしないってことはやっぱりパクリったってことなのかなぁと思ってしまう面がある。
 まあ例え日本を真似たのが事実であったとしても、日本を真似たと言えないのが中国人の面子なのであろう。

とにかく今日は中国でも耳の日である!

 


2011年03月02日 広告塔戦略
サッカーの元日本代表監督のトルシエ氏が深センのクラブチームの監督に就任したとのニュースが流れた。
当のトルシエ氏は、チームの実力を鍛え上げるために呼ばれたつもりでオファーを受け入れたと思われるが、クラブ側にどこまで本気でチームを強くする気があるのか少々疑わしいようなニュースが伝わっている。
 まあ、一流のシェフさえ連れてくればレストランがオープンできると思っているような単純思考をする人の多いこの中国であるからゆえ、監督さえ優秀ならば成績がすぐ上がるとクラブのオーナーは思っているのかも知れないし、世界のサッカー事情やレベルを全くわかってなくてただ単に有名な彼を呼んだとも考えられる。
 しかし実際は彼を呼んだ一番大きな理由は広告塔の役割りを彼に持ってもらうということであろうことは想像に難くない。
トルシエ氏のようなアジアでそこそこ有名な監督であれば、チームが強くならなくてもいるだけで十分に広告塔の価値はある。
 彼がいるだけで、日本からの取材は確実に増えるだろうし、テレビ中継も入って放映権料なども収入も増えるかもしれない。そうすればクラブの財政事情もよくなり本当にいい選手も獲れ、実際にチームも強くなるかも知れない。
 そういう広告塔の意味として投資したのが本当のところなのではないか?


 まあ今回の件に限らず、社会には有名人を広告塔につかったり、あるいは仕立て上げたりして所属する団体のイメージを上げようとする活動は少なからず行なわれている。
しかもそのバックの組織の影響力によって、能力などに大して差が無かったり、明らかに実力不足であるにも関わらず「恣意的な持ち上げ」が行なわれ、スター扱いされている人も少なくない。
 某宗教団体の有名人の活躍や、オリンピック代表選考で明らかに実力重視ではない選考が行なわれるのはそのバックの意向が強く働いていると昔から言われていた。
日本のプロ野球でさえ、人気を考慮して選手起用が行なわれる場合もあるのは周知の事実である。メジャーリーグでさえ日本人を獲る理由の何割かにそういった事情が含まれている場合がある。全てがそうではないが、広告塔への投資という意向は少なからず働いているであろう。
 本人も自分の実力不足を承知で広告塔の役割りに専念している場合ならば仕方ないが、今回のトルシエ氏のように自分の実力が買われたのだと勘違いしてピエロになってしまう場合はちょっと気の毒でもある。
 まあ逆に言えばこの「知名度」というのは日本の選挙なんかを見ればわかるように実力以上に価値があるともいえるのだが、きちんと努力している人から見ればやはり実力がきちんと評価されていない不平等感は残る。


 話を中国に戻せば、私から見れば中国そのものが広告塔戦略の塊のような国である。
 上海に代表される大都市のビル群や、新幹線の速度、果ては宇宙開発のような派手な広告塔を前面に押し出し世界最先端をPRするが、現実には国土と国民の大半は何十年も変わっていないような田舎暮らしをまだ続けている。上海でさえ、都心から車で1時間も離れればとても先進国とは呼べないような前近代的な生活風景が広がる。
 そんな風景と上海の都心の風景とのギャップに「ハリボテ」とか「広告塔」という言葉を思い出さざるを得ないのが今の中国だ。

 ビジネスの上でも大きな風呂敷を広げたり、ビッグネームの名前を出して注目を集めておいて、現実には大した中身がないという場合が良くある。
 最近ようやくそんな中国のビジネスの特質に慣れてきたが、派手なPRをするものほど中身がないのはどうやら世界共通のようである。
まあそんな広告塔に騙されないようにすることはもとより、上海で働いているからといって中国人に広告塔に使われて恥をかく日本人にならないよう気をつけたいとも思う。






プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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