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2012年07月12日 上海のホットペッパーがファッション誌化している
 日本でおなじみのホットペッパーが上海でも「胡椒蓓蓓」の名で数年前から市内で配布されるようになったのだが、最近異変が起きている。
 ホットペッパーといえば、本来はレストラン・飲食店探しが主の雑誌であり、上海でも発行当初はやはりそういった紙面構成が行われてきた。

 ところがである。


 最近では、飲食店よりも女性向けのファッションや、ヘアサロン・ネイルサロンなどの広告が非常に増え、どちらかというと飲食店の広告は隅に追いやられている傾向にある。
 今月号の特集もまさに日本の女性誌そのもので女性向け内容が満載である。


 もともと日本の会社が進出してこの冊子をつくったため、日系企業や日本料理店の掲載が多く、恐らく配布も日系企業を中心に会社に送っていたのだろうと推測できる。

 故に読者層も日系企業に勤めるOLなどが中心になったのだろう。

 すると、それらの上海OL達の興味は金太郎飴の如くどこも似たり寄ったりの日本料理より、ファッションの方に興味の比重が高いと見え、広告効果として飲食店より女性向け店舗の方がより成果を上げていたのだと思われる。

 
 その結果の今のファッション誌化である。

 もちろん、飲食店の広告もまだ残っているためまだ僅かに原型をとどめているが、ほとんどが日本資本の日本料理という感じで、地元系の飲食店はほとんど載っていない。
 日本のPRは料理よりファッションということなのであろう。

 まあこだわりなく、フレキシブルなビジネスが中国の特徴とはいえ、実に驚くこの変貌ぶりである。




2012年07月07日 アキレス腱断裂を見破れない医者
ちょっと前のことになるが、知り合いから紹介された人が松葉づえを突いていたので

「どうなされたのですか?」
と質問したところ、スポーツで無理をしてケガをしてしまったんですという答えが返ってきた。

「大変ですね、骨折ですか?」

と尋ねると、なんとアキレス腱断裂だという。

筋肉系は骨折より厄介なケガである。

 よくよく話を聞いてみると、ケガをした直後にある病院に行ったらレントゲンを撮ってもらったものの、骨折が見つからなかったために打ち身ということでシップだけで返されたのだという。

 しかし、どうにも何日経っても痛みが引かないため、別の病院で診てもらったところ、アキレス腱断裂がわかったとのこと。

 しかも、アキレス腱断裂だと分からなかった期間の分だけ、治り難い状態に悪化していた様だ。

 幸い、何とか最悪の状態には至らず済んだようで、間もなく歩けるようになるとのことだったが、全くひどい誤診をする医者がいた者である。

 アキレス腱断裂と言えば非常に大きなケガであり、それを見破れない医者とはどんな勉強をしてきた医者なのであろうか?
 

 その人に病院の名前を聞いたところ、

「ああ、あそこか、、、」

と知る名前の病院が出てきた。

 まあ上海の病院の中でもどちらかと言えば胡散臭い評判の多い病院である。

 胡散臭い噂はよく聞くが、アキレス腱断裂を見破れないほどひどいとは、ちょっと困ったものである。

 実は中国にはこんな医者が結構いるらしい。

 その医者が本当に信頼できるのかどうか、見極めが大事だ。




2012年06月28日 恐ろしいローソンでの買い物
 恐ろしいといっても、脅されたり悪い物を売ってたりするわけじゃないのが、日本人のいるエリアでのローソンでの買い物はちょっと恐ろしい。

 何故恐ろしいかというと、ローソンは主に日本からなどの輸入品を扱っており、それらの商品が普通の商品に混じって陳列されているからだ。

 これのどこが恐ろしいかというと輸入品は現地の商品の値段と恐ろしく差があるからである。

 先日も昼時に会社近くのローソンで、現地ローカル商品の春雨スープを手に取ろうとした時、ふと脇にあった「金ちゃんヌードル」なるものを見つけた。

 「へぇ、こんな商品あったんだ」と手に取ってみたところ意外と美味しそうだったので買ってみたくなった。

 しかし買ってみようかと思った瞬間に、輸入品であることを示すシールが貼ってあるのを見つけた。

 「あ、これ輸入品か、、、」

 まあ日本語のパッケージなので、輸入品なのは当然といえば当然だが最近は現地生産品でも日本メーカー商品に日本語表記が増えてきて、気をつけない輸入品なのか現地生産品なのか分からない時がある。

 今回はシールがあったのでどうやら正真正銘の輸入品のようだ。


 輸入品ということは値段?と恐る恐る値札を見ると、

 「何と30元(380円)!た、高い、、、」

 脇にあった春雨スープ(約5元)との値段格差なんと6倍である。

 まあ間違ってレジに持って行って買ってしまったところで、決して払えないとかそういう値段ではないが、5元程度のものを買おうして30元と言われると、予想外の請求金額にやはりちょっとドキッとしてしまう。

 最初からシティスーパーのような輸入品専門のお店ならそれなり価格のつもりで行くので驚くことはないのだが、コンビニに行くときは基本的にローカル価格製品のものしか買いにいかないので、突然輸入品の値段が現われるとドキッとするのである。

 実はローソンにはそんなちょっとドキッとさせる価格の輸入商品が沢山置かれている。

 しかも、店舗の戦略なのかもしれないが、商品をわざと混在して陳列しているような節があり、輸入品と現地品をあまりわけて陳列していない。

 だから時々間違って輸入品を手にしてしまうことが有りうるのだ。
 すると上述のようなドキッとするような出来事が起きてしまう。

 そんなローソンの買い物はちょっと恐ろしい。



2012年06月20日 意味のない中国の航空便遅延保険
 先日北京へ行く予定がありCTRIPで航空券を買ったのだが、その時に遅延保険というものを見つけ、飛行機が目的地に3時間以上遅れたら300元が払われるというものをだったので、飛行機代に保険料20元を追加して加入した。

 太平洋保険という保険会社である。

 深夜便だったので遅れる可能性があったので念のためちょっとでも足しになればと思い保険に加入したのだ。

 今回乗る予定だった飛行機は、東方航空のMU5165便で上海虹橋発22時0分発、北京首都空港着0時10分着というもの。

 さて当日に、虹橋空港の東方航空カウンターには20時50分頃到着した。

 従来の離陸予定時間の70分前である。

 ところがカウンターでチェックイン手続きをしようとすると、係員から北京の空港の事情で飛行機が遅れているから、便を振り替えると言われた。

 私はちょっとでも早く到着できるならと思い、言われるままにチケットを受け取ったが、振り替えられた便はMU5199便で定刻20時30分出発の便だったが到着が遅れていてまだ出発してないとのこと。

 なんだかちょっとラッキーだなと思い手続きを行ない、検査場を経て登場口へ向かい、21時20分頃にはゲート前に着いたと思うが、この時点では乗る予定の北京からの機体はまだ虹橋に到着していなかった。

 この時点で相当遅れているんだと思ったが、幸い空港の無線LANが通じたのでパソコンを開けてしばらく仕事をすることにした。


 こうやって時間を過ごしたのだが、待てども待てども飛行機が飛んでこない

 本来最初搭乗予定の便が到着しているはずの時間になっても、飛行機がまだ来ないのである。

 そうして搭乗する航空機が虹橋空港に着いた時には時刻は既に深夜1時を回っていた。
 前便の乗客の降機後すぐに機内整備が始まったが、結局機内に搭乗できたのは1時半頃で、飛行機が出発できたのは2時直前だったと思う。
(離陸のため携帯電話をオフにしてしまったので正確な時間は分からない)  

 ヘロヘロになりつつも北京首都空港についたのは早朝4時半頃、この便として約6時間遅れで私の元の予約便から数えても4時間以上の遅延となった。

 深夜到着の予定が、既に早朝の時間帯である。

 しかも、そこからの足がまた大変だった。

 タクシー乗り場が大行列だったのである。

 北京空港は世界でトップを争うほどの国際空港になったはずなのに、深夜の足回りはまだまだ貧弱で、一応バスも1ルートだけ走っているようだが結局はタクシーしか足がないのである。

 しかもそのタクシーでさえも数的に満足に走っておらず、1分あたり数台がやってくるのみで、この大行列はなかなかさばけそうになく私がタクシーに乗ったのは6時前でだった。

 空港から近めのホテルをとったのが幸いだったが、それでもホテルについたのは6時半頃だった。
 深夜の1時には寝ている計画が、朝6時半すぎに就寝となった。
あまりにも遅い到着にホテルのフロントに笑われたものである。

 まあとんでもない行程になったが、保険が出そうなのが救いだなとこの時は思っていたのである。

 ところがである。

 昨日、件の太平洋保険に、今回の事情を説明すると一旦は「了解しました」との返事がきて保険振込の口座手続きなどを行なった、

 ところが、今日になって太平洋保険から連絡があり、保険金は払えないと言ってきた。

 太平洋保険の言い分によれば、保険は航空便1便につき1口必要で、私の場合は便を振り替えて元の便に乗らなかったから保険の支払い対象にならないのだというのだ。

 私がMU5165便の登場していないので保険は失効しており、もし振り替えたMU5199便で再度保険に加入していれば保険金は払われたが、今回加入していないので保険の対象にならないのだと太平洋保険の担当者は説明した。

 これには私もブチ切れた。

 便を振り替えたのは私の都合ではないし、振り替えたMU5199便は予約していたMU5165便の到着予定時刻に対して4時間も遅れており、当然予約した便に対して3時間以上遅れて到着したという条件に合致するからだ。


 航空会社の都合で便を振り替えても遅れたのだから、当然保険金は払われるべきで、たかが300元の保険金だが本来そういう趣旨の保険であるはずであり、こんな条件なら保険に加入する意味がないのである。

 しかも振り替え便でも保険加入すべきだったとはなんという言い分であろう。

 あまりにも納得いかないこの太平洋保険の理不尽な説明に、保険金支払いを求めて今再度抗議をする戦略を練っている。





関連ページ交通関連情報

2012年05月07日 外灘観光トンネルで携帯電話に突然画像が侵入??
謎はトンネルの闇の中
 先日、所用あってやむなく片道50元もする外灘観光トンネルを利用したのだが、地上に出た後に時刻を確認しようと携帯電話(スマートフォン)を確認したところ、なんと携帯の背景画面の背景に外灘トンネルの車両の映像が映り込んでいた。

 うわっ?何故?

 突然の予期せぬ出来事にちょっと気持ち悪くなった。

 当然のことだが携帯電話で写真の撮影などは一切行っておらず、電話内にも同様の写真は保存していない。
 
 つまり何者かが携帯電話内に背景画像を送りこんできたということになる。

 この件、ちょっと気持ち悪かったので手を触れたくなくなりしばらく放っておいたのだが、やっぱり証拠写真をとろうと思い再度携帯画面を見たところ、既に画像は消えていた。

 どうやら一時的なPR的な入り込みだったようである。

 この件気になって、知り合いに頼んでこのトンネルの管理事務所に聞いてもらったところ、トンネル側ではそういったサービスは行っていないという。

 ええええ?確かにあの時見たのだが、、、

 となると可能性があるのはトンネルの車両乗り場で撮影サービスを行なっていた業社か、出口側に軒を並べるお土産ショップ達である。

 有料壁紙のPRということだろうか?

 いずれにしても許可なく携帯電話に入り込んでくるとはちょっと気持ち悪い。

 携帯にウィルスソフトは入れてあるが、この方法でもしウィルスが入ってくるとしたらと思うとちょっとぞっとする。



2012年04月27日 外灘の時計台は何故時計台と呼ばれないか?
 写真は有名な外灘の風景だが、右側に映っているのが海関(税関)の建物で建物上部に時計台が乗っかっている。

 時計台があるということでシンボル性があって上海の外灘の写真には必ず紹介されるこの建物であるが、説明文章では上海税関と紹介されることはあっても時計台を主としてはあまり紹介されない。

 Googleで「上海」「時計台」と検索をしてみても、確かにこの建物の情報は出てくるものの、ラーメン屋の情報が混じったりしてきて「時計台」という言葉で絶対的な地位な存在となっていないのがこの建物である。

 我々日本人からすると、こういった建物の外観であれば税関であることよりもまず「時計台」と呼ばれて然るべきだという気がするがそうはなっていない。

 ロンドンのビックベンや札幌の時計台など、一般的に時を告げる建物はその街の中心でシンボル的役割を担っていて、時を告げること自体が重要な役割になっている訳で、時計ではないが日本のお寺の鐘なども同様の役割を負い日本中に存在する。

 しかしである。

 上海での紹介のされ方からわかるように少なくともこの上海の建物は時計台であるよりも先に税関の建物としての価値が重要になっている。

 つまり、中国では時を告げるという機能が税関より低い価値で扱われ重要視されていないことがわかる。

 時を告げる価値が重要視されていないということは、即ち中国人は時刻を知ることを必要としていないということに繋がり、つまり時計を必要としてないことに繋がる。

 中国に暮らしていればすぐわかることだが、上海市内には日本に比べれば驚くほど時計が少なく意識的に探さないと時計を見つけることができない。

 例えば日本だとどんな駅にも大きな時計がいくつも設置されているが、中国では駅でさえ時計を探すのが難しく、一生懸命探さないとなかなか見つからない。

 一応列車情報案内板の中には確かに時刻が表示されているが、すぐそばまで近寄らないと見えない程に字が小さく、とても時間表示が大事にされているとは言い難い状況なのである。

 こういう状況の中で暮らしていると、中国人が時間にルーズであると言われることに非常に納得する。

 確認する手立てが少ないので、時間を守るという意識が育たないのだ。


 そういえば中国語の語彙の中には日本語ほど時間を表す言葉が多くないようにも感じるし、時間帯があまり細かく表現される機会も少ない。

 さらにインターネットで時計の歴史を調べてみても中国に関する記述は非常に少なく、火薬や紙を発明した技術はあっても時計の開発には必要性を感じなかったということになるだろう。

 つまりあの外灘の建物は、恐らく当時の人間の見栄で西洋式に恰好つけて時計台を乗っけて建ててはみたものの、結局時間を重要視しない文化の中国人にとってはあまり意味のない時計機能だったことから、時計台としては認識されずに税関の建物として歴史を経てしまったのだと思われる。

 上海人たちの物まねグセと見栄っ張りなところは昔も今も変わっていないのである。

 まあこうなると逆に中国中に時計を送れば時間を守る癖をつけさせられるのではとも考えてみたが、時計を送る意味の「送鐘」は葬式を意味する「送終」と発音が重なり縁起が悪いとされ、文化的も障壁が存在してしまっているため、それも容易ではなさそうである。

 とはいえこんな話、最近は実は時計を拒否する(時間を守らない)言い訳が起点だったのではないかという気がしてしまうのは中国人の嘘に慣れてしまったからであろうか。。。。



2012年04月24日 大企業病の正しい意味
 中国に来ると言葉の意味を分かっていない人が分かったフリして使い慣れない言葉を分かったの如く振りかざす人がいるから困ったものである。

 大企業病とは組織が大きくなりすぎると、セクションごとの業務に固執して、自分の与えられたポジションを黙々とこなすことに帰結し、毎月安定した給料をもらえることに慢心して、社員が冒険心や向上心を失い組織が非活性化することである。

 つまり本来民間企業であるはずの企業が所帯が大きくなるため社員一人に与えられる責任や影響力が小さくなり社員が公務員化・官僚化してしまう状態である。

 例えば日本の多くの大企業では、非常に高いレベルで待遇が安定し過ぎるため、出世競争以外の競争意識が失われることが多く、事なかれ主義で毎月の安定した給料を楽しみに過ごすような社員が増え、会社全体が危機に陥っても危機感を感じられないようなケースが多々発生する。

 そういう状態を大企業病と一般的に呼ぶ。

 まあ今の東電がそんなようなものでろうか。。。

 意味を分かってないことばを振りかざしているのを見ると、その人の言葉がいかに表面的で中身が無く上っ面で語っているのかが分かり、他のすべてについて意味を本当に分かって言っているのか疑いたくなってしまう。

 病気の専門家が病名の中身を把握せずに語るとはいかにも危うい語り口である。



2012年04月23日 上海にいると人命への尊厳がマヒする
 先日の京都祇園の事故は大騒ぎだったが、今日またもや京都で無免許運転の車が小学生の列に突っ込むという痛ましい事故が起きた。

 しかし、ほぼ時を同じくして上海近郊でも13人もの人が亡くなるバス事故が起きている。

 実は中国にいると日本以上に凄惨な事故で人が死んでいるニュースが毎日のように流れる。

 本来は死んだ人の人数で事故の大小を騒いではいけないはずだが、中国の事故のように死亡者の数が2ケタの人数になる事故が日常になってしまうと、どうも日本の交通事故は死者数を見ても大きくない事故に見えてしまう時がある。

 しかし死者の数が何人であろうが人が死ぬということは重大な事態であり、周囲の者にとっては身を切られるより辛い事である。

 故にそういった身の回りの人間を失う立場を想像すれば、死んだ人数の多い少ないなど言ってられないはずなのだが、中国にいるとどうもその感覚がマヒしがちになる。


 しかもそれは長く居ればいるほど深刻になるようで、意識的に心をキープしないとどうも人の死にマヒし全く反応しなくなる場合もあるようだ。

 例えば昨年温州で起きた列車事故でも多数の人間が亡くなったが、事故当日のある中国が長い人のブログには、壊れた新幹線車両の姿が惨めだという感想や日中の列車の責任争いや事故原因の分析などがつらつらと書かれていたが、結局車両や鉄道についての文章に終始し、あの映像からすぐ想像できるそこで犠牲になったであろう人間への配慮が全くなかったのである。

 あれくらい凄惨な事故であれば普通の日本人は人の命にまず配慮が行くはずだと思えるが、中国に長いその人は人の命に対する感覚がやはりマヒしているようで、犠牲者や乗客に対する配慮の言葉が一文も現れなかったのである。

 つまり中国に長く居続け、数多い悲惨なニュースの中にいるとそういった配慮を忘れるくらい人の命への尊厳がマヒした人間になってしまう可能性があるのである。

 そういう人の命の重さを忘れた人の心を知ってしまうと人として非常に悔しい思いでいっぱいになる。

 まあ中国では悲惨なニュースが多すぎるため、日々のニュースに心を痛めすぎても暮らし続けるのは大変だが、そうは言っても人の命への尊厳がマヒするような人間にはなりたくないので、長くここに滞在したいと思うなら意識的に心を保って過ごす必要があるかもしれない。

 まずは京都の2つの事故と中国の今回の事故の犠牲者の冥福をお祈りするとともに負傷者の1日も早い回復をお祈りします。



2012年04月20日 リズムの悪い中国のサントリーのCM
 最近中国でほとんどテレビを見ない私ではあるが、インターネットで中国のNEWSサイトを見ていると、時々ポップアップCMに出くわす。

 日本人には評判の悪いこのポップアップCMであるが、中国では当たり前のように飛び出して来る。

 中国進出している日系企業も例外ではなく、車や食品のポップアップCMがどんどん飛び出して来る。

 もちろんどの企業も日本人担当なら遠慮するところを中国人向けということで中国人の現地担当者がGOを出していると思われ、日系企業のCMでも遠慮なくポップアップ手法が使われているようだ。

 まあ中国人自体がこれをどう感じているか知らないが、少なくとも今のところ中国人社会で許容されているのは事実のようであり、外国人の私が口を出すところではない。



 しかしである。

 そのポップアップCMの仕上がりの質に関しては、元音響の私としてちょっと一言を挟みたくなった。

 実はつい先ほど見たニュースページにも、日系のサントリーの黒烏龍茶をPRするポップアップCMが登場してきたのだが、普段ならさっさと閉じてしまうこのCMに関して、ついつい美味しそうな揚げ物の映像が出ていたので目を留めてしまった。
(CMに引っかかったともいえるが、、、)

 ビゼーのカルメンのスピーディな音楽に乗せて、若い女性3人が美味しい食べ物を次々に食べながら商品である黒烏龍茶を飲むと言った演出のCMであった。

 ただ、私からみるとこのCMはどうにもリズムが悪い印象を持った。

 音楽自体はカルメンなのでスピーディでよいのだが、映像のスピード感にマッチングしていなかったのである。

 どうもこのCMは何とか食べ物自体を美味しく見せようとしてそれぞれのカットの尺が長くなっており、更に食べ方もスローテンポで見せることが美味しそうに見せるコツだとばかりにゆったりとしていて、音楽の畳み込むようなスピード感にマッチしていなかった。

 コマ数は確かにそこそこ細かく切ってあったのだが、それでも音楽が示す追い込むようなスピード感にかけていたのである。

 まあCMプランナーの意図したかったところは分からないでもないが、私からすれば選曲か映像の撮り方・割り方がどこか間違っていた気がする。


 日本のCMであれば、サントリーほどの大会社であればこういったアンマッチングは発生しないと思うが、中国ではサントリーであってもまだこういった不出来なCMになるということは、クリエイティブ分野でのバランス・センスを持った人材が不足しているということである。

 上海のイベントや結婚式などを見ても恥ずかしくて目を覆いたくなるほど、バランス感覚に欠けた演出が当たり前のように行われている。

 ああいうものを見ていると、どうにかしてあげたいといつも思うのだが、音と映像の基礎的なバランス感覚を伝えるのはなかなかな難しいものである。



2012年04月20日 まやかしの地下鉄開通情報
 中国のニュースをチェックしていると、「○年○月に地下鉄○号線開通が有望!」などという記事をよく目にする。

 それを見て、ああようやくあそこも鉄道が開通することになったのだなと、楽しみにしてその情報を心に留め置くのだが、肝心な“その時期”になっても一向に開通ニュースが伝わってこないということがままある。

 あれ、ニュース見逃したかな?と思って検索してみるがやはり見つからない。
 どうやら事前報道から後に変更があったようで、まだ開通していないのが事実であることが分かる。

 うーん、どうしたんだろう?
 と思っていると、その路線に関してまたまた「○年○月に開通か?」のような記事が登場する。

 詳しく読むとトンネルが貫通したとか車両契約が締結されたとか、今頃そんなこと言っているのか?という事実が根拠になって記事が書かれている。

 つまり前回の開通報道時にはまだ開通できない状態だったことが分かる。

 何故こういう風になるのだろう?


 気になって過去のニュースを再度探して見ると、実はこういう地下鉄開通ニュースを出しているサイトは不動産関係のサイトであったことに気が付く。

 ははーん、そういうことか。

 つまり不動産関係のサイトが不動産売買の活性化を促すために、かなり適当なソースを基にニュースの捏造に近いことをやっているという憶測が成り立つのだ。

 あるいは地下鉄関係者やもっと上部を巻き込んで、開通する見込みが立たないのに差しさわりの無い範囲でわざと適当な開通時期や進捗状況を語らせ、それをニュースにして新線開通情報を流して投機熱を煽り、不動産価格のつり上げや販売促進を狙っているのではないか?

 どうもそういう勘繰りが出てくる。

 日本だと組織ぐるみなどということは少なそうだが、中国だと有り得そうな話である。

 実はこういった思わせぶり報道は天津の地下鉄に顕著に出てきている。

 9号線とか2号線は去年の夏に「秋には開通か?」などと期待を持たせるニュースが出ていたにも関わらず、半年以上経った今でも開通の気配が見えず、新たな開通情報ばかりが独り歩きしている。

 果たしていつになったら開通するのか?

 まやかし情報に振り回される「やるやる詐欺」はもう沢山である。





プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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