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上海ワルツNEW


2012年01月16日 時間があれば何だってできる。
 最近この年になって思うのは、人生は時間があれば何だってできるということ。
例えどんなに難関と言われるということでも、時間さえあれば何だってできると思う。

 家を沢山持ったり、世界中を旅行したり、10か国語をペラペラになるまで練習したり、更には今から司法試験に合格したり、医師になったりすることだって不可能な事じゃないと思う。

 たいていのことは時間をかけて努力すれば、実現できない夢なんてない。

 まあ才能があるかどうかはともかくプロ野球選手なんかだって相当コツコツやれば、目指せるのではないかと思う。

 
そう「時間があれば人は何だってできる」のである。


しかし、言い換えれば

人間に与えられている時間は限られているので、
人生で出来ることも限られている


ということになる。



人間はいつまでも若くはない。
体力はいずれ衰える。
若く成長できるのはせいぜい20代後半まで。
寿命だってせいぜい80年で、それ以上長生きできたとしても
80歳の体力新たにゼロから挑戦するのはかなり大変だろう。
 
そして何かを学んだり、努力をするためには時間がかかる。
その何かを学んでいる時間、何も食べずに生きられればいいが、
残念ながら人が生きている限り、食事をしなくちゃいけない。
どこかに住まなくちゃいけない
場合によっては他人を養わなくちゃいけない。
そのためには誰かの世話になるか、自分で稼がなくちゃいけない。
そしてご飯を食べるのにも時間がかかる。
風呂に入るのにも時間がかかる。

そして1日の1/3~1/4は寝る時間を取られる
残念ながら人間は寝ないと生きていけないのだ。

そう考えると、人間が何かをやろうと考えた時、
使える時間は非常に少ないことに気が付く。

だから人は目指す山はそんなに幾つも選べない。 
人はどんなに大きな夢でも、どんなにたくさんの夢でも持つことができるが
叶えられる夢は限られている。

そう、人生は限られている。



(私の嫌いなS氏も同じようなことを言っていたらしいが、決して受け売りではない)

だから人はそれぞれ違う自分の山を目指していて、
小さな夢を沢山実現している人もいれば、
とてつもなく大きな山を目指してずっと夢の途中の人もいる。

だから人生の途中で一つの山に登れたとしても有頂天になって自慢してはいけない。

それはその人が時間をそこに使っただけ。
ほとんどの他人は目指す山が違うのである。

だから私も、明日何をすべきかを考える。








2012年01月05日 安直すぎる議員定数削減論
 最近、日本の国内の政治改革や財政改革を叫ぶ人たちがほぼ口を揃えて言うのが、国会議員の議員定数削減せよという意見の気がするが、私はちょっとこの考え方は安直すぎるという印象を持つ。

 確かに国のコストのことだけを考えたら不必要な費用はできるだけ削減して欲しいというのは正論ではあり、国会議員が費用に見合った働きをしていないと考えれば数を減らしてスリムにするということはそれなりに筋が通っている。

 しかしである。

 代議士という言葉がある通り、もともと国民一人ひとりの意見を代弁するのが議員であり、そのために国会へ行って働いてもらっているということは忘れてはならない。

 つまり本来の民主主義の理想論から言えば、国民全員が政治に参加し国全体の運営の責任を取るのというのが原点であるが、物理的にはそんなことが不可能であるが故に便宜的に代議士制というスタイルをとっているのが実際だ。

 よってそういう原点に立ち返って議員定数削減論を鑑みれば、議員の定数を削減するということは国民一人あたりの政治への影響力をさらに小さくするということになり、国会議員一人が背負う国民の数が増えることによって、有権者一人一人にとっては個人個人の意見を国会に伝えるパイプがどんどん細くなるということに他ならない。

 つまり選挙で投票に行っても死票が増えるし、議員個人に有権者として国政への要望を伝える機会も減るのである。
 それだけ政治に参加させてもらえる機会を奪われるということになる。

 そう考えると、単にコストのことだけを考えて議員定数削減を叫ぶというのは少々安直すぎる気がするし、自らが政治に参加している国民の1人ということを忘れ、他人に政治をまかせきりになっている無責任な意識態度の現われように映る。

 もちろん国の財政状況を考えれば議員定数削減案というのも一つの方策としてアリであるが、そのために削られる国民の意見を吸い上げる機会というものに対して何らかの手当てをしなければ、ますます国民に無責任な議員が増えてしまう気がするし、政治参加の自覚がない「人任せで文句だけ言うお客様な国民」が増えてしまう気がするのである。
 
 どこかの国と違って国民が政治に参加できる日本人の権利は大事にしなくちゃいけないと思う。


2012年01月04日 豆乳に見るコスト感覚
 昨日の豆乳の件で思い出したが、かつて中国かぶれになってしまった知り合いが豆乳は原材料費に1元もかかっていないから、街中で豆乳を1元とか2元とかで買うのは馬鹿馬鹿しく、自分で機械を買って自分で作っているという話を思い出した。
 
そのとき私は

「はぁ?」

と思ったが、あまりにも力説するのでその時はその人に何も言わず黙って聞いていた。

 しかしである。

 もしその人の言うとおりに豆乳の原材料費が1元に満たないのだとしても、その人が手間をかける分のコストは幾らだというのだろうか?

 恐らく安く見積もっても日本人なら1時間50元は下るまい。

 仮に豆乳を作るのに30分かかったとしたら、1時間50元の人間が取り組めばコストは25元かかることになるが、豆乳はまあ30分では作れないだろう。

 豆乳は、豆を購入するところからはじまり、豆を水に浸し・煮て・絞るなどかなりの手間暇をかけないと豆乳は作れないのである。

 つまりおおよそどんなに頑張って見ても、作り始めから飲める状態になるまで丸一日以上かかるし、作業にかかる時間だけに絞ってもとても30分では作れまい。

 さらに細かいコストを言えば、水代、電気代、ガス代などがこの間、僅かだが少しずつ上乗せされる。

 こうやって考えていけば、家庭で作る規模の場合は豆乳1杯あたり1元以下で抑えることはほぼ不可能であり、工場製の街で売っているものを下回ることはまず無理であろう。

 もちろん毎日家族で飲むからということで、家で作りたいという気持ちも分からないではないが、それは安全上など別の理由によるものや趣味的思考の問題であって、少なくとも豆乳に関してコストを理由に自家製にするのはちょっと説得力が無いことになる。

 またコスト面で直接の出ゼニを抑えることからメリットがあるんだといった理屈も有り得なくはないが、その人が豆乳を作らずに他の事に時間を使えば得られるはずだった対価を考えれば、やはり自分で豆乳を作るという行為はコスト的におトクとは言えず、結局は趣味的な問題に帰結してしまう。

 実はこういうコスト感覚に勘違いをしているおじさんやおばさんは世の中に少なくない。

 僅かな出費をケチるために膨大な時間を使って懸命な作業を行い、市販されているものやサービスと同様の結果を得て満足しているような人たちである。

 豆乳に限らず内装や家庭菜園など自分でやれば出ゼニを抑えることができることは少なくないが、そのためにどれだけの時間コストがかかり、その時間の分だけ何かが犠牲になっている可能性があるにも関わらず、その人たちは出ゼニを抑えた差額の分だけ「トクをした」と喜んでいるのである。

 まあ私はそのことを直接非難する気はないが、その努力は決してコストのためではなく本人の自己満足の世界でしかないことに是非自分で気が付いて欲しいのである。

 自分にも他人にも時間コストがかかっているはずなのに、人は意外とそれを忘れがちなのである。


2012年01月03日 午後の豆乳??
今朝、コンビニで朝食を買ったらこんなものを見つけた。

「午後の豆乳」とある。

 どうやら紅茶入りの豆乳という触れ込みらしく、興味本位で買って(3元)飲んでみたが味はなかなか悪くない。

 
 むしろ結構うまいかもしれない。


しかしである。

これは明らかにキリンの「午後の紅茶」のパクリである。

 旭洋さんはもともと日本企業も資本参加している豆乳メーカーだが、さすがにはこれはマズイだろうと思う。

 少なくともパッケージにはキリンの協力を得たなどという文言はどこにもない。

もし許可を取っていなかったら訴訟になること必至だ。

 まあ味は悪くないので、この商品はアリだと思うが、ひょっとするとこの商品名での購入は最初で最後になる?かもしれない。


さすが中国、いまさらながら何でもアリには驚く。










プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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