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2012年12月26日 チェリビダッケの第九
 クリスマスも終わり年末に近づいてきたので、チェリビダッケ&ミュンヘンフィルの第九を聴いた。
といっても彼の第九は日本人がいつも聴いている年末向きの第九ではない気がする。

 どこがどう違うのかというのはなかなか説明しずらいが、年の瀬を追いたてるような演奏にはなっていないのである。

 氏の振る演奏というのはいつも響きを大切にしながら音楽を奏でているのが良くわかる。

 故にCDを通して聴いていても雑味な響きが残っていない。

 ホールに綺麗に拡がって響きあう様が良くわかるのである。

 彼の得意とするブルックナーのオルガントーンというべき音の柔らかさが、このベートーベンでも十分に発揮されており、決して透明感のある音ではないのだが柔らかく溶けているのである。

 これが他の指揮者だと、どんなにいい演奏でも意外と音と音がぶつかってうまく溶け合わず、綺麗な響きとして残らないことがしばしばあるのである。

 そして彼はゆったり目のテンポで、力感は見せても力まず自然に淀みなく音を走らせていくのである。



 彼の演奏を聴いていると、ベートーベンがいわゆるベートーベン然としているような、あのいかめしい表情の肖像ようなイメージの型にはめた音楽ではなく、もっと人間らしく素直な表情を見せる自然な音楽として響いてくるから不思議だ。

 どちらかというとクラシックというよりジャズや映画音楽に近い雰囲気であり、宗教的なデバイスがかった音ではなく、一人の等身大の人間の心が素直に表れている気がする。

 フィナーレとなるあの合唱の部分も、堅苦しい日本語訳があほらしくなるほど生き生きとした人としての素直な喜びにあふれている。

 きっと多くの人は第九という曲を宗教がかった恍惚的な音楽として捉えている気がするし、毎年合唱に参加しているような「第九マニア」たちは恐らく第九を非常に高貴な崇高な音楽として捉えて歌っているに違いない。

 しかしチェリビダッケの第九を聴いていると、どうもそういった「型」は邪魔になってくる。

 彼の演奏するこの曲はもっと人の優しさにあふれた音楽なのだ。

 特に第三楽章などはその優しさに自然と涙がぽろぽろとあふれてくる。

 例えば、この音楽はある職人の出世ストーリーのようなイメージでとらえると分かりやすいかもしれない。

 第一楽章は、恐る恐る勇気を持って踏み出した壁にぶつかりながら開拓する精神
 第二楽章は、試行錯誤の一進一退、一喜一憂の日々と大きな夢へ近づきそうな予感
 第三楽章は、ふと立ち止まり過去を思い出し思慮にふける時間。
 第四楽章は、夢がついに徐々に実現へと花開き、喜びがふつふつとわきあがる。
       そして苦労を共にした仲間と喜びの宴、最後はどんちゃん騒ぎへ

 というような感じである。

 さて共感してくれる人はいるだろうか?

 そんな音楽が私のチェリビダッケの第九である。





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2012年12月25日 買わず外れず運のうち
 そういえば日曜日の有馬記念、先日どうどうとブログに予想を書いたが見事外れてしまった。

 さすが伝統を誇る清水寺で今年の一字は伊達ではなく見事な「金」だった。

 また尖閣の周りを思えば2着オーシャンブルーも世相を反映してなくもなく、これは見逃していた。
 また選挙を振り返れば比較2位となった民主党の党カラーはブルーであった。

 さらに権威を振りかざすH市長率いるあの党は突然の選挙で今回出遅れ、何とか追い詰め2位には届かなかったものの3位に食い込んだところも3位となったルーラーシップのレース運びと重なる。

 こうやって考えると無理やりのようでも何となくストーリーが一致する。
だから有馬記念は不思議なのである。
 
 とはいえ、実は今回は馬券を依頼するのを忘れていて結局買わなかった。

 故に結果的に負けもしなかった。(笑)

 まあ予想は大外れだが、買わず外れず運のうちで損もしなかったのでヨシとしたい。


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2012年12月25日 都市化が生む中国の長寿
 クリスマスというのは言うまでもなくキリストの誕生日ということになっているが、まあ現代ではそんな宗教的な意味合いを忘れて単に季節イベントになっている場合が多いような気がする。

 誕生日と言えば、先々月だったか中国の長寿都市ランキングという記事を目にした記憶がある。

 それによれば長寿都市はたしか1位香港、2位北京、3位上海、4位青島、5位大連のようだった気がしており、大都市が軒並み上位を占め、しかも外国人が多い都市が並んでいる。
 具体的には香港が80歳以上と頭抜けており、それ以外は70歳前後、TOP10より下は60歳台前半まで落ちてしまい、かなり差があったと記憶している。

 これらを見て各上位都市に特有の長寿法があるんだと述べる者もいるが、この上位都市の共通点を考えればそれは明らかに根拠を得ていない間違いであることが分かる。

 これらの都市の共通点は、大都市であり外国人が多く外国人のための高度な西洋医学の医療設備、医療体制が整っていて、その派生で高度な医療環境が集まっている場所と言える。

 まあ具体的な数字データなどは持ち合わせていないため、あくまでも推測の範囲でしかないが、病院の衛生水準や医薬品基準などが駐在する外国人の要求によって引き上げられれば、自ずと市中の一般病院にもその影響が波及していくのも明らかであろう。

 また市民レベルの医療知識も同様に普及が行われれば、レストランなどの衛生改善が行われ、健康を阻害する要因が取り除かれるであろうことは想像に難くなく、外国の影響を受ない地方都市より衛生状況が遥かに良くなるのは当然のことなのである。
 こういった点が長寿上位都市とそうでない都市を分ける要因となっていると推測できる。

 また都市化は高齢者が自立した生活を送れるという社会的生活環境要因も作りだし、それが長寿化をもたらしているとも言える。

 例えば都市化による核家族化というのは、若者世代だけではなく高齢者世帯にも同様のことが言えるわけで、子供世代が独立した後の高齢者は子供に依存することなく生活をする必要があり、その自立した生活が高齢者の生活意識を保ち長寿をもたらしていると推測できるのである。

 もちろん、それを支える都市的環境、例えば定期的な健康診断体制だったり、地下鉄やバスなどの便利な公共交通網、さらには日用品のデリバリサービスなどが高齢者でも自立した生活ができる環境があって初めての自立であり、やはりこれらは都市化が生んだ賜物でしかなく地方都市ではなかなか全てが成立することは難しく、高齢者の自立は容易でない。

 無論、高齢者世帯の自立は長寿化と同時に孤独死などの表裏一体の社会問題ももたらす可能性があるわけで、長寿ばかりを喜んではいられない面はある。

 いずれにしろ、同じ国の中で上記のようにTOP5の都市とそれ以外の都市の平均寿命の差が10歳近くもあることは、長寿と都市環境の関係を考える上で非常に分かりやすい状況にあり、是非詳しい研究分析が待たれるところである。
 


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2012年12月20日 馬名から有馬記念の予想
 元々ギャンブルはそれ程やらないが、競馬のGI程度は日本にいるときやっていた。

 ただ中国に来てからほぼ競馬に縁がなくっており、両親が現在中山競馬場の近くに住んでいるが故に一時帰国の際には遊びがてらちょっと馬券を買うが、それも現在は暇つぶし程度になっている。

 故に有馬記念もなかなかクリスマスの時期に帰れることはないため、ここ数年は開催日すら気にすることもなくなっていた。

 しかし今年は優勝した日ハム同様になぜか有馬記念が気になっている。
 
 よって実際買うかどうか分からないが、一応今年は予想だけはしてみることにした。

 私が有馬記念で予想するにあたって毎年気にしているのは、ずばり「馬名」である。

 実は毎年のこのレースはちょっと特殊な傾向があるような気がしており、戦績素質うんぬんよりその年の世相を象徴するような馬名を持った馬が勝つ印象がある。
 
 過去に何度もこのレースの結果を見て、「ああそうだったか」と馬名の因縁に敬服するときが数多くあった。 
 故にそんな因縁を持った馬がいないか捜したほうが勝利に近道のような気がするのである。

 もちろん実力を示す過去の戦績を全く無視することも出来ないが、このレースだけは戦績より世相との因縁重視である。
 考えてみれば有馬記念に出走するような馬はどんなに人気薄でもそんなにヘナチョコ馬は参加しておらず、どの馬にもそれなりの勝つ可能性があるとも言えるのである。


 さて、そんな基準で今年の世相から関連がありそうな馬を探すと、景気の悪かったり外交関係が悪かった今年はまず暗い色の名前が強いのではないかという予想をする。

 その基準で選んでいくと、気になるのは下記の2頭である。
 ダークシャドウ
 ビートブラック
 この2頭なら名前だけではなく、戦績や血統を見ても十分勝てる可能性があるような内容のため、まずは候補としてキープしたい。

 次に世相というなら、先日京都清水寺が行なった今年を表す漢字は「金」だったとのこと。それにあてはめて行くと
 ゴールドシップ
という金を名に冠した馬が浮上してくる。
 この馬は前走のG1菊花賞も勝っており、過去の戦績表の見事さから見ても恐らく今回の一番人気になると思うが、どうも私にはピンと来ない。
 菊花賞制覇とはいえ所詮3歳馬レースでの成績であり、平均的に強い5歳馬の成績とは単純に同列には比較できないからである。

 それに「金」という漢字の世相判断についても、今年のロンドン五輪などではどちらかというと「金メダルにあと一歩届かなかった選手が数多くいた」という印象の方が強く、今年にとっては「金」という字はそぐわないという気がしている。
 故に総合的に判断してこの馬は消しという判断にしたい。



 さて、あと、どんな馬名の馬がいるのかと探して見たところ、
ルーラーシップ
という名の馬を発見した。
 この馬名の意味はなんと「支配者、統治者の支配権」だそうだ。
これを知って私は「キターッ!と思った。

 実は今年の日本を騒がしたものとして私が真っ先に感じているのは、尖閣、竹島に代表される領土問題、統治権の問題だからである。

 さらに国民が右傾化しているとか、政党が分裂を起したり政権交代が再び行われたとか、統治の話はまさに日本の旬のテーマである。

 そういった意味から考えて、どうやらこの馬が今年の一押しという気がしている。
 またこれら以外の登録馬は戦績的に良くてもどうも世相的な意味としてピンと来なかった。

 故に今回の有馬記念の馬名からの予想は
1 ルーラーシップ 
2 ビートブラック 
3 ダークシャドウ

となった。

まあ買い方としてはこの3連単と3頭の馬連ボックス買ということになろうか。
はてさて今年はどうなることやら。

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2012年12月18日 ZoffのPC用メガネ
 現代生活というのはパソコンと携帯を眺める時間がやたら長くなっていると言われて久しいが、私も随分目を酷使している。

 実際1日どのくらい画面を眺めているか分からないが、起きている時間の8割くらいはPC、携帯、テレビなど何らかの画面を眺めている気がする。

 そんな中、少し前の話になるが9月末にウィルス性結膜炎の影響もあって目の状態がかなり悪くなり、霞み目を連発していたので目の健康状態にかなり不安を持つようになっていた。

 むろん年齢的にもそろそろ衰えが出るのは否めなく、今後の目の健康にかなり悩みはじめ、気を使うようになっていたのである。
 故にその頃友人が日本に行っていたので急遽頼んで日本製の目薬を買ってきてもらったりもした。

 もちろん中国にも目薬は売っているのだが、あまり効き目があるような気がしなく日本の目薬を頼んだのである。

 そしてこれを機にメガネも買い替えることにした。

ちょうどたまたまZoffさんからPC用のメガネというものが出ていることを知っており、買ってみようかと思案していたところだったのである。

 PC用メガネとは目を酷使する自分にとって何ともありがたい話である。

 お店に行って資料を目にすると、利用者の90%以上が目が疲れなくなったと答えているとのこと。

 まあこの数字は広告ということを割り引いたとしても結構高い数字である。

 価格も通常の価格プラス380元でOKとのことで、目を守れることを考えたら安いもので、結局霞み目で苦しんでいた自分は思い切ってこのPC用メガネを買うことにした。

 しかも国慶節期間中は期間限定で2本買うと20%オフになると聞いて、広告に載せられもう一本追加で買うことにした。 

 ただし、こちらは普段使いにしたかったのでPC用加工なしにした。

 レンズの在庫が無かったので一週間待ちになったが、一週間後にいよいよそのメガネがやってきた。

 新しいメガネをよく見るとレンズに少し茶色のような色がついていて、鏡を見ると色つきのメガネのようにレンズが少々暗くなっている。

 もちろんメガネとしての視界には何の問題もないのだが、色つきレンズを好まない自分としてはこのメガネ顔は残念ながらそんなに好きではなかった。

 故にPC作業用としては良いが、外で人付き合いの時に掛けるとかなり印象が違って見えそうで、それはあまり本意ではなく、やはりPC用ではないメガネも作っておいて正解だったようだ。

 さてさて、実際このメガネを使ってPCで作業をしてみると、確かに疲れなくなった気がする。
 まあ比較実験を厳密にしたわけではないが、目も霞まないし長時間の作業が楽になくなった気がする。
 以前は疲れが真っ先に目に来ていたが最近は、目より先に肩や腕がギブアップする。(これはこれで悲しいが)

 どうやらレンズにも増してメガネ自体が以前の物に比べ非常に軽いのもかなりプラスに働いていると思われる。
 
 色つきになってしまうというのは今後レンズ屋さんに頑張ってもらう研究課題だが、まあ仕事着だと割り切って使えば、このメガネは私にとって大事なツールになってくれそうな気がしている。

 目が見えなくなることを考えたら、このメガネを着替える多少の面倒臭さは我慢せねばなるまい。


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2012年12月18日 まだまだ貧弱な浦東空港のソフト面
 中国の交通設備全般に言えることだが、拠点となる空港などの設備は立派に作るが、足回りなどのソフト面に関してはまだまだ貧弱に感じることが多い。
 見かけは大きく立派な建物だが、実際のサービスとしては「使えなさ」をあちらこちらで感じるのである。

 上海の玄関口の浦東空港もその一つのような気がしている。

 その貧弱さの一つがまず売店などのバリーションの少なさである。
  成田や関空などの日本の拠点空港と比較すれば一目瞭然なのだが、最近でこそようやく浦東空港にもコンビニが出来始めたが、どうもようやく出来たという感じでしかなく質の面や品ぞろえの面で、およそ満足できるものではない。

 また圧倒的に違うのが医薬品やデジタル家電の品揃えである。
 海外に出かける人はおよそ、カメラなどが必需品で本体を買い忘れたり、壊れたりして急遽買い求めたくなることも少なくない。
 さらに昔ならフイルム、今ならメモリーカードや充電器、変換プラグなどアクセサリー商品が必須なのに、浦東空港でこれらを探して買い求めるのは困難になっている。
 医薬品なども多少はあるがとても充実しているとは言い難い。
 その代り高級な洋服や宝石品などばかりが売られ、富裕層目当ての出店とはいえ、どうも旅行者のニーズを全く捉えられていないような店舗や品揃えなのである。

 そして、食に関してもやはり貧弱である。
 味千ラーメンや中国ローカルのファーストフードチェーンが出店していて、価格がリーズナブルで安心と言えばその通りだが、味のレベルの面ではそれなりでしかなく、まあお腹は取りあえず満たせても満足にはちょっと程遠いレベルのお店しかない。

 むろん外国旅行をするような人々にとってはちょっといただけないレベルのお店ばかりなのである。
 もちろんこれらのリーズナブルな店があっても悪いことはないが、せっかく丸金も沢山いる空港なのだから、もう少し質の高く雰囲気の良いレストランが2~3店舗あっても良い気がする。

 成田ではマックやカフェテリアから寿司店まで、予算に応じた食事が選択できることを考えれば、浦東空港のレストランでの選択肢の幅が狭すぎて空港で美味しい物を食べようと考えても選択肢に困ってしまう時が多々ある。



 そして足回りの面である。
 数年前にようやく地下鉄が出来たとはいえ、市の中心から各駅停車でトコトコ揺られる道のりはやはり遠すぎるし、一般の乗客に混じってスーツケースを運ぶのは楽ではない。

 リニアにしても、龍陽路止まりではとても市内に乗り入れたという印象にはならず、どう見てもまだ街の外れで、そこから結局地下鉄かタクシーで市内に入ることになる。
 今のところリムジンバスが一番便利だと思うが、路線が少なすぎるし本数も少ない。
 主要拠点には最低でも30分に1本は有るべきだと思うし、日本の感覚からいえば松江や嘉定、外高橋・崇明島あたりも直通バスがあってしかるべきだがまだまだ利用客の面で地域的偏りがあるようだ。

 結局はタクシーが主役の空港ということになろうか?
 
 まあタクシーの運賃が他国に比べ安いことが救いであるが、空港の足回りがタクシー便りでは他のローカル空港と環境が変わらないのではないかとも言える。
 いずれ第3ターミナルも建設する予定らしいが、どうにかこの辺りは改善してほしい気がする。


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関連ページ交通関連情報

2012年12月18日 マッチ売りの少女
 格差社会の大きな中国では、今も地下鉄の車内や街中に物乞いが良くうろついている。
 物乞いについては、悲壮さを装って物乞いをする組織もあると聴き、「商売なんだ」と感じるとまず施しを与える気にはなれない。
 そうではなくても公的な募金は行っても、街中にいる物乞いにお金を上げることはまずない。
 
 そんな時思い出すのはマッチ売りの少女の話である。

 子供の時は可愛そうな話だ、どうして誰も助けてやらないんだと主人公の少女を憐れんだが、実際大人になってみると似たような境遇の少女を見ても、そこまで憐れみを感じない自分がいる。

 時々なんだか矛盾する自分がいることにも気が付くが、やはり施しを与えることはほとんどないように思う。

 もちろん1角1元なら与えられないこともないが、自分自身だってそんなに施しを与えるほど余裕がないというか、逆に自分自身から施しを与えるということが偉そうな態度をとっているような気がして、嫌な気分になりそうだからである。

 もちろん困っている人は助けてあげたいが、どうもただ物を請う人に対しては心にブレーキがかかる。

 歌を歌ったり、何らかのパフォーマンスで稼ごうとしている人に対しては多少出してもいいかなと思うが、そうでない場合はやはり基本的に出せない。

 やはり物乞いは社会や行政がきちんとすべきで、街に出てくる個人に施しを与えるのはやはり何か違うかなと思っている。


 じゃあ、実際にマッチを売っている少女に出会ったらどうするか?

 きっと買わないとは思うが、、、ちょっと悩む。

 間もなくクリスマス。。。


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2012年12月17日 選挙の構図
 昨日の衆議院総選挙で、自民党と公明党のグループが300を超える議席を得て圧勝した。
 まあ議員の当選者数だけを見ていると、まさに圧勝そのものなのだが、その中身を見ていくと、自民公明側が圧勝したというより民主党側が分裂による敗北という構図が見えてくる。

 各小選挙区の各候補者の得票数をチェックしていくと、一部の超強力な基盤を持っている議員を除いて今回小選挙区で勝利した自民党議員が必ずしも得票率で圧倒的に上回っていたわけではない状況がわかる。

 つまり当選といっても30~40%の得票率で当選している候補者は意外に多く、50%を超えている候補者は数えるほどしかいない。

 さらに自民党が当選者を出している選挙区で、得票率2位と得票率3位の候補者、つまり民主や第3極の票を足すと自民党候補者が足を救われたり拮抗する状況になっている選挙区が数多くあった。

 つまり、この状況の意味するところは旧来の自民党の標榜する保守の勢力に対して、3年前の選挙で革新勢力の受け皿になったはずの民主党が瓦解して、その票がみんなの党や維新の会、未来の党などの第3極と呼ばれる勢力に流れて分裂状態になり、その結果相対的に固定の支持層を持つ自民党が浮上したような形となっている。



 もちろん、有権者一人一人の投票行動を見ればこんな単純な図式では割り切れないとは思うが、恐らく第3極支持者というのは思い描く支持政策は各々違えども、かつての民主党投票者と同様に現状から変革を望む人々に違いないとは思われる。

 しかしながら、この3年半の期間で民主党に対する変革の希望の多くが失望に変わってしまったため、新たな変革を語る候補者や政党に有権者の票は分裂し相対的に自民党が浮かび上がったような形になった。

 さらに一部では投票そのもに対するモチベーションも下げてしまったための今回投票率低下につながったと推測できるのである。

 つまり変革を求める人の声が一枚岩にならず分裂をした結果の自民党公明党の圧勝とも言える。

 まあ良く考えればこれは不思議な事ではなく、保守というのは守る内容がはっきりしているのに対して、変革というのは右や左、Aの主張、Bの主張というように「変える」ということで一致はしているように見えてもその中身において同床異夢の場合が多く1枚岩にはなりにくいのである。

 そうはいっても、現実的に変革を求める投票が半数前後あるにも関わらず、3~4割の支持しか得ていない政党が圧倒的議席数を有してしまう今の選挙制度はどうなのかとちょっと疑問に思ってしまう。


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2012年12月16日 ベストなカレールーの組合せ
 最近自炊が増えて、カレーを作る機会も増えた。
まあ日本国内のように、いつでも多様な選択肢のある買い物ができるわけではないので、日本に一時帰国した時にルーを買うようにしている。

 もちろん上海でも手に入らないこともないのだが、上海では輸入品のカレールーが1箱が30元近くと、日本の2~3倍の価格となってしまう。

 また廉価な現地版のルーも売っているが、味がどうも日本のものと違う気がして、さほど美味しさを感じない。

 まあ自分でルーを作るという選択肢もあるが、そこまで時間に余裕のある生活もしていないので現在は市販のルーに頼っている。

 そんな条件の中、いかに美味しいカレーを食べるかに苦心して毎回色んなルーの組合せの試行錯誤を試していった結果、今の時点でベストかなと思える組合せにたどり着いた。


 それがSB食品の「ゴールデンカレー辛口」とハウス食品の「こくまろ中辛」の組合せ。

ゴールデンカレーはスパイスが効いていてパンチのある辛さが特徴だが、単独だとどうも辛さが少し直線的で旨味の深みが弱く、うまく作らないと辛いだけで終わってしまう時もある。

 まあ値段も高めで単独で食べてもうまいことはうまいのだが、どうしても味に深みを求めたい私としては、あとちょっとプラスアルファが欲しい。

 一方で「こくまろ」は玉ねぎの旨味があって、大変まろやかなのだが、その分味が甘すぎるというか、パンチに欠ける気がする。

 食べていてまずいわけではないのだが、積極的に選択するほどの魅力を感じず、食欲を刺激するほどのカレーにはならない。

 子供向けにはあの味は無難でいいと思うが、ガッツリ食べたい大人にとってはちょっと物足らず、実は昨日も市内の某箇所で「こくまろ中辛」単独のカレーを食べる機会があったが、やはり甘すぎると印象だった。

 やはり私は、現時点ではこのゴールデンとこくまろの組合せが気に入っている。

 カレーには人それぞれ味の好みやこだわりがあると思うが、パンチがあって旨味があるカレールーの組合せは、このブレンドがベストかなぁとお勧めする次第です。

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2012年12月13日 北朝鮮の衛星打ち上げ成功の報道
 日本では「衛星打ち上げと称するミサイル発射」と報道されている北朝鮮のミサイル問題であるが、日本の報道とは裏腹に中国では「衛星打ち上げ成功」と報道されている。

 しかも衛星は既に軌道に乗り、地球の周りを飛び始めているとのこと。

 私は一瞬、なんという捏造報道をするのだとこの時は思ったが、よく見ると中国側の報道も「北朝鮮が発表した」という報道になっており、中国の報道機関そのものが伝えている内容ではないということが分かる。

 まあ要するに、中国も北朝鮮の報道を半信半疑ながら友好国ということで無視することも出来ず、先方の面子を立てつつ責任を回避する報道を行なったのかなという気がする。

 しかし、その後の細かい情報を拾ってみると、どうやらこの報道はあながち全くの出鱈目というほどの物ではないということが分かってきた。

 その性能はともかく、本当に北朝鮮は衛星らしきものを打ち上げたようだ。
 これがもし本当だとすると日本は北朝鮮の能力を過小評価しすぎていたのかもしれない。

 しかしながら、日本では衛星を打ち上げたという報道はほとんどなく、フィリピン沖にロケットが落ち、被害者がなく「よかったよかった」の報道しかないような気がする。

 もし衛星の話が本当なら、ある意味ロケット以上に脅威ともいえ、今後衛星を隠れ蓑にしたロケット開発や、衛星を使った軍事的展開への危険性もありそうそう無視できることではないような気がしている。

 よほど北朝鮮の衛星技術を認めたくないという日本の報道機関の姿勢なのかも知れないが、アメリカからも衛星らしきものが飛んだという情報がある以上、過剰報道はせずとも、もっと事実を正確に最後まで検証し国民に伝えるべきであろう。


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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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