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上海ワルツNEW


2008年08月13日 ブログ上での固有名詞は命取り
先日、友人が自分のブログ上で仕事の交渉先の固有名詞を出してしまったため、交渉打ち切りとなりその友人も会社をクビになったとの話を聞いた。
友人は特に悪口を書いたわけではないのだが、相手先は業務交渉していることが不特定多数に知れるわたること自体に不快感を示し、そのような業務マナーのない会社は危なくて信用できないと、交渉を打ち切ってしまったというのである。
友人はまさか自分のブログがそんな相手先の人に読まれるとは思わないし悪口でもないから大丈夫であろうと思って書いたらしいのだが、運悪く相手先の会社の知れ渡るところとなり、交渉を打ち切られてしまったようだ。
 ネットでブログなどを書く場合、どんなにのアクセス数の少ない場所であっても、ネットに乗せる以上世界に公開したと同じである。日本では個人情報保護法の施行で、個人情報についてはその保護の意識が浸透しつつあるが、法人については公人扱いでプライバシー意識が薄い場合がある。
しかし法人は法人なりのプライバシーがあり、ましてや発表前の交渉ごとについては、特に許可をとった場合でなければ、その存在さえぺらぺら軽々しく話したりネットに書いたりするものではない。ましてや自社の自慢に使うようなことがあったら愚の骨頂だろう。


 私もブログを書くとき、誰でもが知りえるような情報は除いて、固有名詞を文章上に載せるときは気を遣っている。中国も以前よりは情報管理に関して考え方が少しずつ深まっている。それだけに今後固有名詞の出し方には気を遣いたく、私も同じ轍を踏んで、相手に迷惑がかけることのないように気をつけたい。



2008年08月13日 谷本選手おめでとう でも役立たずのCCTVネット放送
昨日の話になってしまったが、女子柔道63kg級の谷本選手がオリンピック2連覇を達成した。おめでとう!
 私としても期待していた一人なので非常に喜ばしい結果ではあったのだが、何ぶんライブ放送が見られない。CCTVのネット放送が全く役に立たないのだ。
 昨日は準決勝から見ようとCCTVに接続して待っていたのだが一向に放送が始まらない。家に帰ってからでは間に合わないと思い公衆回線で繋いでみたのだが、予定時間はとっくに過ぎているはずなのに始まらない。
 結局準決勝の結果はYAHOOのテキストライブ速報で知った、勝ったのは喜ばしいが個人的にはがっくりした。
 これでは決勝も見逃すと思い、一生懸命自宅に急いだが、雨で交通機関が混乱し、タクシーはおろかバスさえなかなか来ない。結局テレビ放送に間にあわず、再度YAHOOのテキストライブで結果を知ることとなった。
嬉しいのにさらにがっくりである。
そもそも、一回戦からきちっと放映しないCCTVの姿勢にやる気の無さを感じる。最終結果だけを放送して良しとする姿勢はさすが中国であるとしか言いようが無い。
何度も書く話だが、せめてネットくらい一回戦からきちっと全部放送すべきである。


結局、この状況に満足いかず、某日本料理店に行ってNHKのオリンピックハイライト集の中で優勝シーンを見ることとなった。
今日の男子90kg級の泉浩選手と女子70kg上野雅恵選手の二人も非常に期待している代表選手であり野球のキューバ戦もあり、今度からは最初からこのお店に行こうかと思うが、飯を食べるだけで何時間も長居する勇気も無く、今日以降はどうしようかと迷っている。




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2008年08月12日 花火映像は合成で少女は口パクだったらしい
オリンピックの開会式で派手に打ち上げられたテレビの映像は実は合成だったというニュースが伝わっている。さらに革命歌を歌った少女が口パクだったという。
さすが映画監督の張芸謀というか、世界の映像配信 への配慮は怠らなかったというか。。。
嫌味としては言わせてもらえば、開会式当日の「鳥の巣」付近への立ち入り制限は、花火の合成が本当であったなら安全上の問題ではなく、「演出上の理由」ということになるだろう。
 開会式演出を見ているときから、基本的に映像を通して観ている世界の人だけを意識していて、会場の人間に対する演出的配慮が一切無いなとは感じていたが、ここまで「映像だけ」にこだわった内容だったとはさすがに思わなかった。オリンピックのこの舞台でのこの大胆さはさすが中国というべきか?
 CCTVの国際映像を握っているので世界の人にバレないとでも思っていたのだろうか?それともばれてもやらなければならない程のプレッシャーが中国にあったのだろうか?過剰な開会式の演出を求める観衆にも責任はあるが、小手先の技術で世界を欺いたこのやり方は、開催決定以来、世界に叩かれながらも何とかようやく開幕まで準備をやり遂げたと思わせた世界の人々をのっけから裏切った形になっていると思う。




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2008年08月12日 ペルセウス座流星群は今晩がピーク!だが上海は曇り
オリンピック騒ぎで忘れそうになっていたが、ペルセウス流星群が今晩ピークを迎える。
但し、今年の観察条件はすこぶる悪く、星を見られそうにない。
夜半過ぎに、一番高い位置に来るはずなのだが、もうすぐ満月を迎える月の光のお陰で星は霞んでしまう。
それに加えて上海の天気は曇り。オリンピック観戦に疲れた目を癒したくとも今日の天体観察はどうやら難しそうだ。
でも流星は見えずともたまには夜空を見上げて、一息入れないと暑さとオリンピック騒ぎで息切れしそうな毎日である。


2008年08月12日 柔道で中国人相手のアウェイはつらい
ラジオから仕入れたネタで恐縮だが、昨日の女子の柔道で、どうやら日本人にとってアウエイの辛さを感じる判定があったらしい。
昨日の柔道女子57kg級の試合、準々決勝で日本代表の佐藤愛子選手は、中国の許岩選手と対戦した。
会場には「加油!加油!」の声が響き、日本の応援団も大勢いたというがサッカーで言うところの完全にアウェイ状態であったという。
佐藤選手は積極的に攻めていたにも関わらず、両者に指導が与えられた。さらに佐藤選手が大内刈りで効果のポイントをとったにも関わらず、電光掲示板の表示のポイントは中国選手についてしまい、日本側が指摘するまでそのままだったという。結局何故かポイントで追いつかれ、後半4分に積極的に攻めていた佐藤選手が背負いをかけたときに、吊り手が外れてを倒れて、かけ逃げという消極的な姿勢の反則で、注意を取られて結局負けてしまった。
佐藤選手にとっては反則を取られるのは酷な判定で、日本側の柔道関係者は判定がおかしいじゃないかという声が上がっていたという。


試合が終わった後、観客からは大ブーイングがおき、その判定が観客の目から見てあまり公平ではなく中国側に明らかに有利な判定であったと映っていたようだ。

柔道の場合、なるべく公平な判断をしていくようなシステムが出来上がってはいるが、最終的には審判の人間的判断に委ねるほか無い種目である。時間で測るような種目と違って、審判の眼力一つで試合の流れが変わってしまう。その影響度はサッカーのレフリーより大きい。
どんな種目でも、本来ならば地元のチームが絡む試合の審判はどちらかといえば、地元により辛くするのが理想的だ。だが現実にはそんなことはあり得ず、一般的に地元びいきである。ましてや審判の影響が大きく、かつ微妙な判定が多い柔道で地元びいきは尚更禁物なのに、今回そう思えてしまうような試合が起きてしまった。 文句を言っても始まらないが、アウエーで柔道の試合をするときは、微妙な判定を招かないくらい、圧倒的な差をつけないと、やはり地元の選手には叶わない。



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2008年08月11日 祝!北島100m蛙泳2連覇 でも世界新記録の素朴な疑問
男、北島康介が見事やってくれました!オリンピック競泳男子平泳ぎ100mでアテネに続いて2連覇。しかも初めて59秒をきる世界新記録58秒91で。直前の不安を吹き飛ばす見事な泳ぎだった。これでライバル不在の200mも金への望みが高くなり、連続2冠に期待が持てる。
 ところで、この競泳に限らず、陸上の記録でも同じ疑問があるのだが、世界新記録を出した選手は練習のときのタイムは実際どうなんだろうか?
 もちろん競技会ではないので非公式タイムとなるが、練習時には世界記録を上回るタイムをバンバン出してきて、それがそのまま現れたのが今回の結果なのだろうか?
 それとも世界新記録というのは競技大会本番の緊張感が引き出す唯一無二の新記録で、練習のときはそのようなタイムは出していないのだろうか?
 世界新記録を出す選手を見るたびに悩んでしまう素朴な疑問である。

 (ちなみに中国語で平泳ぎは蛙泳だそうで、確かにカエル泳ぎである)




2008年08月11日 外国人になってわかる、五輪放送の地元偏重
ある程度予想はしていたことではあるが、中国に来てこれほど見たい試合が見られない状態になるとは思わなかった。
 中国の放送なのだから、地元中国人の出る試合の放送がほとんどとなることは予想していたが、開催国なのだから、もう少しいろんな競技が見られると思っていた。
 しかし実際、この地中国では日本人の出る試合を含めて、中国人の参加しない競技はほとんど見られない。唯一サッカーの人気国の試合が見られる程度のような気がする。
 昨日の柔道も、実際はCCTV2辺りでやってたらしいいが、結局その情報にたどり着けず、CCTVのインターネット放送で見ていたが、準決勝までは全然放送されず、唯一3位決定戦と決勝戦だけが放送された。
 それすらもネット能力の問題で途切れ途切れになって、結局肝心の内柴選手の金メダルの瞬間にフリーズを起こし、優勝の瞬間を見逃してしまった。
 これだけでもかなり悔しかったが、気を取り直して表彰式だけでも見ようと待ち構えていたら、中国選手が優勝した女子の表彰式は華々しく放送したがその直後に放送終了。
 あれれ男子の表彰式は??どうやら中国人の出ない表彰式は放送しないらしい。


「全く中国は・・・」と腹を立てそうになったが、結局これ、日本でも同じことをやっているんだろうなと思った。
 日本では恐らく日本の選手の活躍するシーンしか放送していないであろうし、ネットでも同様のことをやっているのだろうと思う。
 「これからはグローバリズムだ」などと放送やインタネットの世界で叫んでいる割には、ことオリンピックの放送に関しては完全なナショナリズム的放送に変わってしまうのである。
 日本国内にも中国人やアメリカ人を含め、それなりの人数の外国人がいるにも関わらず、それらの外国人に対する配慮は一切無いといってもよいと思う。恐らく今の私のようにかなり肩身の狭い思いをしているに違いない。
 また外国人に対する配慮以外にも、テレビ的に人気が出にくいマイナーな競技に関しても放送はごくわずかである。
 視聴率の問題はあるかも知れないが同じオリンピック競技、どんな競技にも見たい人はそれなりにいるはずだし、もう少し全競技全種目を平等に扱っても良いはずである。しかし現実には視聴率優先主義がはびこって放送されている。


 やはりオリンピック放送は住んでいる場所や国籍に関係なく世界の人にそれぞれ平等に伝えるべきで、競技に参加している選手の姿は平等に映像にして、少なくともアクセスされるチャンスが平等にあるべきである。
 例えば視聴率を取れそうに無い外国人向けの放送や、マイナー競技の放送は、ネット上のみの放送として、映像と現場の音声だけで実況などの一切の装飾を排して、競技の様子を延々と流すだけといった放送があっても良いように思う。

 テレビにはチャンネル数に限りがあるかも知れないが、ネットならチャンネル数をたくさん持つこと自体何の問題も無い。
 放映権の問題もあり、放映権料はオリンピックの貴重な収入源であるので恐らく一筋縄では解決できないのかもしれないが、例えば20016年の東京でオリンピックが開催することになった場合は、そのあたりのことを真剣に検討すべきだと思う。
 違法なBSアンテナなんぞ設置しなくても、見たい競技が見られるように改善を願いたい。




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2008年08月10日 谷選手はスポンサーとJOCの犠牲者
予想通り、谷選手が準決勝で負けて三連覇を逃し、銅メダルとなりました。
そもそも彼女はスポンサーとJOCのために参加したのだからこの結果は当然というか仕方ないと思う。

 選考会で負けたのに出場しているている時点で、彼女は単なるアスリートではなく広告塔になっていたわけで、、、
 JOCとその他スポンサーのために出場していただけなんだから、結果なんて二の次で、あわよくば金メダルでも取れりゃ儲けもの程度の意味ですから、銅メダルでも取れれば御の字だったのでしょう。

 JOCは谷選手が衰えていることを、消費達に伝えるには大舞台で負けてもらうくらいしないとはっきり伝わらないと思っているんだろうけど、消費者はそんなに馬鹿じゃないと思う。
 勝負の世界なんだから大人しく結果に従うのがスポーツマンシップなのに、そこに経済論理持ち込んで、ああだこうだいって谷選手を担ぎ挙げたJOCと日本柔道連盟の罪は重い。谷選手も被害者だと思うが辞退という決断が出来なかった時点で彼女の責任でもあるのだけど。。。
岸川選手を出せば同じ結果でも納得したように思う。
 幾ら商業主義オリンピックだからといって結果を捻じ曲げるのはよくないと思う。

スターは新しく生まれてくるものだから心配せずともよいのである。




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2008年08月09日 入場行進で美女をトラックに並べるなんて悪趣味
開会式の入場行進を見ていて思ったことだが、トラックの周囲や通路の両脇に若い女性を並べていた。
女性一人ひとりは美しいのだが、オリンピックの舞台上の風景としてあの状況はどうなんであろうか?一見非常に美しいように見えるが、これは裏返してみれば男尊女卑の非常に女性を馬鹿にした男性的な視覚的演出のようにも見える。

そこらのクラブやKTVの入り口のようで非常に不自然で、オリンピックの舞台としては非常に気色悪さを感じる。何故女性だけをあのような場所に配するのだろうか?非常に男性的な感覚での人員配置である。

 演出している人々はそういうことを意識せず、気づかずやっているのだろうが、世界最高のオリンピックの舞台にあの光景を持ってきて、恐らくあれを美しいと感じている人々の前近代的な感性は非常に悲しく、この国がまだまだ発展途上にあるという感覚を持たざるを得ないと思う。
 オリンピックを開催する国の感性として非常に悲しいことである。



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2008年08月08日 開会式 伝えたいことと伝わることの溝
開会式の演出は史上最低だったように思う。
伝えようとした中身にはそれなりに意味があったし、伝えたい歴史文化の重さもそれなりに評価したい。
 しかし伝えたいことと伝わることは同じではない。
今回の演出は、演出する側が伝えたいことと伝わる事の溝をまるでわかっていないように思えた。簡単にいうと伝えたいことに、全体を通しての一貫性もドラマ性も流れもなく、ただただ押し付け的な一方的な自己主張の演出なのである。
まず第一に演出家が会場の大きさをまるで分かっていない。あの大きな空間で小さな操り人形など扱っても、観客席から見えず、テレビ画面を通しても小さく惨めであった。
 アクティングエリアと利用しているスペースも会場の規模からすれば小さすぎる。会場の規模をもっと考えた大きさの演出をすべきであった。
さらに漢字という自国の文化を伝えたい気持ちも分からなくないが、世界の人々との間に横たわる文字文化の違いも意識せず、ただおしつけ的に「和」だけを強調しても結局は何も伝わらない。
 太極拳?と思しき踊りも一人ひとりの動きは悪くないが、やはり全体で動くことに意味を持たず、ただ同心円状で動くだけではあの会場に観客にすらその意味は伝えられない。

 いずれのシーンも最後は投射機で美しい映像を落として終わりでは演出として何もしていないのと同じである。


 映像として美しい瞬間があっても、それが意味として伝わらなければ表現している意味が何もない。演出家は伝える者と受け取る者の間にある「溝」に気がつかなくてはならない。
 どんな人と人の間にも伝える側と受け取る側の間には、モノを伝える潤滑油が必ず必要になる、それができなければ演出は失敗したのと同じ。

 今晩の開会式で感動した者がどれだけいたというのだろうか?どんなメッセージを受け取れたのだろうというのだろか?

 観客も義理堅いようで、観客もシーンが終わるたびに歓声を上げてはいたが
シーンのクライマックスと重なっておらず、終わったの?という間が一拍あってからの声援である。
 今回の観客が鈍い客かといえばそうではなく、歌手の歌い終わりではちゃんと盛り上がってくれる。観客席の様子を映し出した映像も流れていたが、観衆もまったく盛り上がってない様子で、ただただ団扇で暑さをしのいでいる姿だけが印象に残った。
 あんな演出ではやらなかったほうがマシ、中国4千年の伝統文化が泣いている。悲しい夜だった。
 入場行進がそこそこ盛り上がったのがせめてもの救い。
 日本の入場行進はやっとまともな衣装になりましたね。あれでいいんですよ、変な奇抜な衣装なんぞいらんのですよ。




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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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