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2008年08月14日 選考の問題か、育成の問題か
お家芸と呼ばれた柔道が北京オリンピックにおいて瀕死の危機に陥っている。
6階級が終わった時点で女子こそ金2、銅1というそこそこの成績を得ているが、男子に至っては内柴の金メダルただ一つという非常に厳しい状況に立たされている。今日も前大会で金メダルを獲得し今大会も活躍が期待された鈴木桂二選手が、一回戦での一本負けに引き続き、敗者復活戦でも一本負けを喫しメダルはおろか、一勝も上げられないまま二度とも破れ敗退してしまった。必ずしもメダルだけの問題ではないといえ、過去の実績からすると悪すぎる。

 今大会の代表選出に関しては、いろいろとその不透明さが指摘されている。4月に行なわれた代表選考会と銘打たれた全日本体重別選手権で、代表選考会であるはずなのに、優勝した選手が必ずしも選ばれていない。当然過去の実績は考慮されるべきだが、「選考会」といわれ参加したのに優勝しても代表に選ばれないというのは、選手からいうと納得がいかない面が残る。
 

「世界で勝てる人材」を代表に選んだと柔道連盟はいうが、果たしてそんな恣意的な選択をする権利があるのだろうか?オリンピックでの成績に柔道連盟が責任を背負っているのかもしれないが、それは選考段階の問題ではないような気がする。
 選考会で勝った人間ではなく負けた人間のほうが世界で通用するというなら、選考会の勝敗基準が世界の勝敗基準に一致していないことに他ならない。柔道連盟はその問題には気づいていないのではないか?
私も学生の頃柔道をやっていたが、あの頃とは勝負を決する部分のルールがまるで変わってしまい、残念ながら日本の柔道から、世界のスポーツJUDOに変化してしまった。
この競技を日本の国内だけ、精神性を重視した古来の育成をしていてもいつまでも向上しない。 世界の流れから立ち遅れた競技を国内で一生懸命育成しても、それが世界の流れと違うのなら通用しないのも当然である。今回男子は基本的に予選会で選んだ人間が出場しているが、その人間が軒並み世界に通用しなかった。逆に恣意的な選考をした女子のほうが成績を残しているのは、今の世界と日本のずれの結果に他ならないというべきであろう。
 我々外野はああだこうだいうだけで済むが、現実的に上を目指す人間にとっては、この「ずれ」が是正されない限り、己の努力の先に世界が見えてこない。柔道連盟はそろそろ英断をすべき時期にきていると思う。











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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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