中国の洗濯用洗剤は日本の箱型パックに入っている洗剤と違って、結構大きな袋入りで売られている場合が多い。
日本の場合は大きめの弁当箱のようなサイズの箱に、総重量1キロくらいの洗剤が入って売っているのだが、それに比べ中国では随分ジャンボサイズで売られている。
まあ私の子供の頃は日本も菓子箱より大きなサイズの箱に5キロ入りの洗剤が入って売られていて、コップ一杯くらいの洗剤を毎回使っていたことを覚えているが、いつの頃からか技術革新で小さくなった。
そういった記憶がある故に中国に来て長年、大きな袋で洗剤が売られているのを見て、中国はやや遅れているという先入観から中国の洗剤は日本のように濃縮されていないんだなと勝手に思い続けていたが、先日ふと洗剤の袋の裏を見ると、日本とほぼ同じようにほぼキャップ一杯で事足りるような説明が書かれていた。
「なんだ、そうだったのか」
そうとは知らず、中国に来て以来ずっと袋から直接洗濯機に洗剤をドボドボと入れ続け、結構な量を一回の洗濯に使っていたのである。
考えてみれば私が使っている洗剤はP&G社のアリエールであり、日本にもほぼ同じ技術で作られた洗剤が入っている訳で、輸送コストもろもろを考えた場合、中国だけ古く重い技術の洗剤というのは考えられず、少ない量で済むようになっていたはずである。
まあ言い訳をすれば、コンパクト化されず大きな袋で売られている状態を見て、ちまちまと計量スプーンで計って使う洗剤のようには見えず、しかも計量スプーンが附属していないためその認識に至らなかったのである。
まあそんな経緯なのでこれを知った現在も計量スプーンを手に入れておらず、現在も実際の適量というものを把握しかねる状態なのだが、地球環境の為にも自分の財布のためにも説明書というのはよく読むべきだなと反省した今回の発見である。
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