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上海ワルツNEW


2013年09月03日 「ナカヤマ」か「チュウザン」か
 上海の「中山公園(zhong_shan_gong_yuan)」の読み方である。

 まあ外国の地名なので、どちらが正確などという答えも無いのだが、日本人の中でも人によって結構その読み方に違いが出てきている。

 幾人もの日本人同士で会話している限りにおいては、おおよそナカヤマ派が主流でありチュウザンと読む人はあまり多くない印象だが、チュウザン派も一定数いる。

 例えばウィキペディアで中山公園の項を作った人はチュウザンと表記している。

 最初はこの読み方の違いを生んでいる違いとして「マクドナルド」の略称の「マック」の濁らない関東読みと「マクド」の濁る関西読みのように、関東関西で違うのかなという気もしたが、実際は関西出身の人でもナカヤマと読む人が意外と多く、関東・関西の区分では説明できない感じだった。

 しかも「中山公園」で検索すると関西にその名称を付けた公園が多くナカヤマと読ませるので、彼らも自然とナカヤマ読みになっているのだと思われ、関東関西説は脆くも崩れさった。

 ではチュウザンと発音したい人は何故そう思うのかを考えてみた。

 一番有力なのが、チュウザンというのは中国の発音に比較的近い読み方であり、それに沿った形の日本語を当てはめるとチュウザンとなるので、中国語的に発音したい人がチュウザンと発音したがるような気がするのである。

 また別の理由としては、中山公園の名の元となった孫中山(孫文)に対しての尊敬を持っている人が、彼に敬意を払って比較的威厳があるチュウザンの読み方を選択したがっているのではないかという気がする。

 たしかに、ソンナカヤマではやや軽く、ソンチュウザンに比べれば重みに欠けるという気はするので、チュウザンと読みたくなるというのは理解できるかもしれない。

 しかし、最近やってきた私のような日本人にとっては孫文と言えども単なる外国の歴史上の人物でしかなく、しかも日本の通名は「孫文」であり中山公園の中山のとは瞬間的に結びつき難く、素直に比較的平易なナカヤマと読んでしまうのだという気がするのである。

 さらにウィキペディアの孫文の項によれば彼の日本名は「中山 樵(なかやま きこり)」だったようなので、やはりナカヤマの方がどちらかというと日本人にとっては正統な感じがするが、やはりチュウザンと読む人が一定数いる。

 まあ答えがあるはずもないのに、悶々とこんなことを考えてしまった今日の夜である。


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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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