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2013年11月30日 殺人事件の現場
 先日、日本である殺人事件のニュースをネットで目にしたが、その事件の発生現場の場所を聞いて私はとてもびっくりした。

 実はその事件発生現場は、その事件が発生した日のほんの1日ばかり前にその場所を徒歩で通過したばかりであったからである。

 まあ事件の内容云々は報道に任せるが、私が歩いた何の変哲もない平和な場所が僅か1日ばかりを経た後に突如として殺人事件の現場と変わったことに結構衝撃を受けている。

 私はあの事件の前日、現場を通過する際に周囲の飲食店などに気を取られ「あこのメニュー美味しそうだなぁ」などのんきにそこを歩いていたのであり、まさかそこで翌日に殺人事件が発生するなど思いもよらなかった。

 しかし、そんな場所で翌日事件は起きた。

 もし、私の予定が1日ずれていれば、あの事件に遭遇していた可能性はあるし、運が悪ければ巻き込まれていた可能性だってある。

 いや報道によれば、加害者は前日から現場にいたとされるから、もしかすると私は犯人や被害者を見ているのかもしれない。

 そんなことを考えていくと、いま一見平和に見える普通の暮らしと、こういった殺人事件は実は結構隣り合わせのところに存在するということに気づかされ結構怖くなる。


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2013年11月29日 田舎者ほど自動車はカラフル?
近所で見つけた紺色の車体は安徽省ナンバー
 昨日バスに乗っていて気がついたのだが、最近上海の一般乗用車もシルバーの車両が増えてきたようである。

 以前はもっとカラフルな色の車両が多かったはずだが、最近は日本同様にシルバーが主流になった気がする。

 ただ上海ではシルバー同様に、黒の大型車も多く、威厳を示す為なのか高級車は黒い車体が多いようである。

 もちろん赤や黄色、青といった色付の車体も時々見かけるが数としては多くなく、やや薄汚れた手入れの行き届いていない車両が多い印象で、よく見るとそれらの車両は安徽省や山東省といった地方ナンバーが多い感じがした。 

 気になって車両のナンバーと車の色の相関関係を注意深く観察してみたところ、やはり上記の印象を裏付ける一つの傾向が見えてきた。

 僅か1時間にも満たない短時間での観察の傾向ではあったが、やはり上海ナンバーを付けている車両は圧倒的にカラフルな車両が少なく、黒・シルバー・ダークシルバー・ホワイトの車体だけでおおよそ全体の7~8割を占めるのではないかという印象であった。

 特にシルバーと黒が多く半数を超える。

 逆に赤、青、黄色などといったいわゆる色付の車体はほぼ決まって地方ナンバーであり、安徽省、山東省、浙江省などといったところが非常に多かった。

 上海ナンバーでもカラー塗装を見かけない訳ではないが、割合いから言えばややひねくれ者的存在になっており、少なくとも主流ではない状況になっている。

 日本でも地方の人ほど派手好きな傾向があるが、それは中国でも同様で、地方ナンバーほど派手な原色塗装の車が多く、逆に上海のような都会では重厚感は求められても派手なカラフルな塗装は安っぽく見られるためかあまり好まれず、洗練され落ち着いたシルバーが好まれる傾向のようである。

 つまり日本同様に、中国の中でも特に高齢化社会の進む上海では街を走る車の色の傾向も似てくるということのようである。

 まあ、そんな中、上海ナンバーにもかかわらずで色付き車体を持つ人というのは、まだ目立ちたい子供っぽさを持った意識のような印象でもあり、そこも日本同様の傾向のような気がする。

 街の自動車の色を見ているだけで社会の状態が見えてくるから不思議なものである。

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2013年11月23日 幅が細い中国のトイレットペーパー
 先日、ある人に言われて気が付いたのだが、中国のトイレットペーパーというのは日本の標準的なものに比べて幅が細いようだ。

 「ええ?そうなのかな」

 そう思ってある場所で未使用のトイレットペーパーを拝借して規格を確認したところ105㎜X115mm/節と書いてあった。

 「言われてみればこの実物も何となく幅が狭いような、、、、」

 「節」と書いてあるほうは恐らくミシン目のピッチの方だから、幅は105ミリの方となる。

 それに対して日本のトイレットペーパーをネットで調べてみると、JIS企画で114ミリが標準なんだそうで、つまり中国のトイレットペーパーは日本ものより幅が9mm小さいということになる。

 まあだからどうっていう事もないような差だが、確かに日本のトイレットペーパーの方が幅がゆったりして余裕があるような気がするし、それに対して中国のものは確かにやや幅が狭くてコンパクトな印象を与える。

 「うーん今まで気が付かなかったな、観察力が足りなかったな、、、」

と思ったが、突然あることに気が付いた。

 「あ!、ま、まさか!」

 そのことに気が付いて、慌てて自分の家にあるトイレットペーパーのパッケージを確認した。

 「あ、やっぱり、、、」

 実は私の家で使っていたトイレットペーパーは、以前このブログでも書いていたように「詰まり」を恐れて日系メーカーの商品を使っていたのだが、この商品は幅が114ミリ、つまりJIS企画の日本サイズのトイレットペーパーだったのである。

 故に中国のトイレットペーパーが日本の物より細いなど夢にも思わず日本規格のペーパーを中国で使い続けていたことになる。。

 もちろん自宅以外で用を足すことも多々あるが、トイレットペーパーの設置の少ない中国の公共トイレでは、中国規格のトイレットペーパーに遭遇する機会も少なく気が付くに至らなかったのだという気がする。

 それにしても日中トイレットペーパーの幅などという迂闊な盲点があったことに今更ながらの発見に驚く毎日である。

 ところで、日本では経済的サイズと称して114ミリより幅の狭いトイレットペーパーが登場するようになったようだが、調べてみるとそのエコサイズの商品は何れも海外製であり、恐らくこれらのサイズ違いは生産国の標準規格の違いに由来するのではないかという気がする。

 つまりエコサイズだのという言葉は方便で、単に外国の規格で作られたものなんじゃないかという気がするのである。

 国ごとのトイレットペーパーの幅、調べてみると面白そうなことが発見できそうな文化の差のネタでもある。

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2013年11月21日 バスの運転手に突然指差され
 昨日の昼間、バスに乗ろうと待っていたら、その時に走ってきたバスを運転していた運転手が、突然運転席から私に向かって指を差してきた。

 急な出来事に訳が分からずこちらはポカンとしていると、その運転手はバスの扉を開けて私に話しかけようとした。

 で、運転手が話しかけようとして何かを言いかけたが、突然話すのを止めた。

 こちらは益々何事か分からない。

 「何が起きた??」

 こちらは自分が変な格好していたかもしれないかと思って慌てて自分の恰好を確認したり、もしや重大な交通違反などを起しておりそれを指摘されたのではないかと思い、ちょいとパニック気味になった。

 ところが、その後に運転手が言った一言が

 『見間違いだ、人違いだった』

 おいおい、そりゃないだろう!

 運転手の言うには、知り合いにそっくりで何で昼間っからこんなとこに居るんだと思ったとのこと。

 料金徴収員まで一緒になって同じ話題で話しており、どうやらバス会社の同僚の誰かと見間違えたようであった。

 まあ、上海語で話していたので正確にはわからないが、ズボンの雰囲気まで物凄く似ていたらしく、相当びっくりしたようだ。

 とはいえ、びっくりしたのはこちらも同じである。

 運転手は「いやぁ、びっくりした」だのなんだのと話しかけてきたが、100%理解できなかったのと、こちらは日本人であることをあまり晒したくなかったので、相手の話しかける言葉に適当に相槌をうって受け流して聞いていた。

 まあ特に何かの迷惑を被ったわけではないが、見間違えられたことはともかくとして、中国人にそっくりだと言われて、中国生活に染まってきた自分にちょっと驚きを隠せない今回の出来事だった。

 それにしても上海のバスの運転手は、運転中も気楽に客と話しているという気がしており、日本のように杓子定規な勤務態度ではなく、自由奔放に働いているという印象である。



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2013年11月20日 日本でスマホの普及が遅い理由
 先日、日本で一時帰国した際に感じたのは、思ったよりスマホが普及しておらず、ガラケーが結構踏ん張っているなという印象だった。

 こちら上海で暮らしていると、ケータイと言えばほとんどがスマホのような印象でiPhoneに限らずHTCやサムソン製のスマホが氾濫しており、携帯電話の7~8割がもうスマホなのではないかという気がする。

 これに対して日本でのスマホ普及率は、見た感じでは5割程度のような気がしており、実際ネットで調べたところ、49.8%というデータを発見し街での印象が裏付けられた形になった。

 はて、日本は何でこんなにスマホ普及が進まないのだろうと考えてみた。

 かくいう私も日本で継続使用している携帯電話は3Gのガラケーのままである。

 まあ、私はたまに帰国するときにしか使わないのでガラケーでもそんなに問題はないが、やはりスマホの便利さに慣れてしまうと、日本でもスマホを使用したくなる。

 そこで気になってAUショップで料金などを調べようとパンフレットをもらってきたのである。

 はてはて、どういう契約になるのかなとパンフをいろいろ読み込んでいくと、どうもスマホは専用の料金プランがあるようで、いずれも非常に高い。

 3Gの携帯なら月額基本料金が最低500円とか1000円とかで利用できるのに、スマホを利用するとなると最低月額5000円くらいのプランに入らなくてはならず、たまにしか使わない自分にとっては電話番号を維持するだけにそこまでの金額はちょっと高すぎる気がしたのである。

 しかもWIFIルーターだけを契約してタブレットPCで接続というのはどうも出来ないようで、スマホの契約が必要だとのこと。

 中国の料金システムに慣れた私にとってはなんじゃこりゃという契約体系である。

 私が現在中国で契約している回線は3G回線の月額88元のプランで、300Mの無料?通信量が含まれており、家の中のWIFIなどと併用すれば、まず月額の定量を超過することはなく、つまり電話代と合わせても基本料は88元=1450円ほどで済んでしまっている。

 それから考えると日本の通信量が高過ぎるような気がする。

 実際通信量の単価から考えて安い高いか分からないが、家のWIFIとの組み合わせでの安上がりに済ますことの出来ない日本の料金体系はどうも不合理であり、ここにキャリアと端末は一体で営業展開されてきたSIMロックのかかった日本の携帯電話の市場の実体がある気がする。

 つまり日本の携帯市場はキャリア側が通信量に関わらずどうしても月額6000円を収入として欲しいわけであり、キャリアがはじいているそろばんの設備コストの意識が裏に見えるのである。

 それに対して中国の料金体系はスマホでもガラケーでも共通の、ほぼ通信量に応じた従量制であり、使う量を抑制すれば節約できるのだが、日本のスマホはそれが難しい料金体系になっているのである。

 つまりそこが日本のスマホ普及を伸び悩ませている原因のような気がするのである。

 まあスマホに頼らなくても多機能な日本のガラケーは便利に使えるので、敢えてスマホに変える必要が無いというのもスマホが普及しない理由かもしれないが、日本のキャリアはもう少し料金体系をSIMフリーの時代にあったものに見直すべきだという気がしてならないのである。


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2013年11月19日 家の中に入れず
 先週、困ったことが発生した。

 これまでずっと開放されていたマンションン一階の階段口の扉が突然施錠されたのである。

 つまり外から帰って来ても家の中に入れない状態になってしまった。

 幸いにも昼間は、人通りが多いので門は閉めないが、夜になると閉まってしまうのである。

 大家に相談したが、カギを手配するとは言っているものの、どうもしばらく時間がかかりそうでまだ鍵が手に入らない。

 鍵が閉まり始めたのは先週の金曜日で、初日は偶然屋内に入って行く人がいたので助かった。

 しかし次の土曜日は知り合いの結婚式に参加し、その後なんだかんだで遅くなってしまったために家についたのが夜の12時過ぎになった。

 嫌な予感はしていたが、案の定階段口の扉は施錠されており、家の中に入れなくなった。

 そんな時間では偶然通りかかる人も期待できず、結局自分の部屋に泊まることは諦めた。

 友人の家に泊めてもらうことも考えたが、もっと早い時間ならともかく、12時を回った状態ではちょっと無理なので諦めることにした。

 24時間営業のマクドナルドのような場所で朝まで待つような選択肢もあったが、体調も決して良い状態ではなく咳で苦しんでいるような状態だったので、きっちりベッドで寝るのが賢明と考えたのである。 

 次の日は日曜日だが仕事もあったので、朝まで待つのは身体にもきつかったのである。

 幸い携帯で旅行サイトを検索したところ安ホテルがそう遠くない場所にあったのでそこに泊まることにした。
 まあ安ホテルとはいえ、非常に無駄な出費ともなった。

 このようにまともに家に入れないというか借りた部屋の鍵がちゃんと準備されない状態に現在なっており、ここ数日困った状態なのである。

 大家よ、はよ何とかしておくれ。

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2013年11月14日 アゴのたるみ
 先日誰とは言えないが、ある20代の中国人女性の横顔を見たところアゴが結構たるんでいるのを発見した。
 体全体として太っている様子はないのに、あごだけ弛んでいるのである。

 女性はこれだけでどうも老けているように感じてしまう。

 そうかと思えば、別の場で見かけた女性は体格全体は比較的ふくよかな印象なのにアゴは凄くシャープだった。

 結局どちらの女性にもこの件について声をかけられなかったが、どうも見た目の体格とあごのたるみ具合というのは比例しないらしい。
 
 そんな人の姿を見た途端に自分の姿が急に気になって、自分の顎を触ってみたが、それほど弛んでいる程の状態ではないという気がした。

 しかしそれでも安心しきれなくて鏡の前に立ち、横顔を写したりしたがやはり弛んではいなかった。

 まあシャープとは言えないかも知れないが、弛んでもいなかったので少し安心したのである。

 ネットでいろいろ調べてみると、あごのたるみというのは体重云々よりアゴの筋肉を使っているかどうかで差が出てくるようで、まあ普段から筋肉を動かして活用していれば弛まないようなのである。

 もちろん脂肪のつき具合が影響を与えることもあるが、筋肉を鍛えることが大事なよ
うだ。

 人のふり見てわがふり直せということである。



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2013年11月14日 逆単身赴任が増えている
 最近、上海で逆単身赴任が増えているような気がする。

 一般的に単身赴任と言えば、奥さんや子供を置いて旦那さんが一人で上海に駐在するようなケースだが、逆単身赴任というのは家族が上海にいて旦那さんだけが日本に戻ってしまうようなケース。

 何故そういうことが発生するのかというと、ほとんどの場合は子供の学校の問題が要因となっている。

 つまり旦那の都合で一緒に帯同して上海にやってきて、子供を日本人学校なりインターナショナルスクールに入れたが、子供の卒業のタイミングが来る前に旦那に帰任命令が出てしまったようなケースである。

 旦那は会社の業務の都合なので子供を理由に帰任を延期することなど当然出来ないが、子供は出来れば途中で転校させず、卒業・進学のタイミングまで同じ学校に通わせた方がいいという判断で、結果面倒をみる奥さんが子供に帯同することになるため旦那だけ先に帰国して逆単身赴任状態になるという形である。

 特に中学でも高校でも卒業間近の子供というのは、進学のための受験を控えている訳でその他の学年よりナーバスになり、そのタイミtングでの学習環境の変化というのはなるべく避けたいというのが保護者の本音だと思われる。

 私は転校経験はないが、受験学年での転校は環境に馴染むのが大変だということは想像するに余りある。

 結果、やはり奥さんが子供の卒業を待ってから帰国する結果となる。

 こういった逆単身赴任のケースが、最近私の周りでチラホラ見かけるようになった。

 夫婦ともに知っている知人の旦那の帰国の報を聞いて「ああ寂しくなるな」と思っているところに、奥さんにばったり出くわすケースが出てきているのである。

 こういった逆単身赴任が具体的にどのくらいの数が発生しているか知らないが、それなりの数があるのではないのかという気がしている、

 まあ旦那を日本に送り出す奥さんにしてみれば、「子供のことを考えて」は第一義と
して当然のことながらも、外国生活にストレスを感じず過ごせるならば駐在員の奥さんという立場の生活は、日本生活に比べきっとかなり楽ちんであり、少しでも長く謳歌したいというのも本音としてあるのではないだろうか?

 旦那に対しても、上海へ単身赴任で野に放つよりは日本の単身赴任はリスクが小さいと考えているのかもしれない。

 まあいずれにしても、最近逆単身赴任が増えているような気がするのである。


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2013年11月13日 日本土産に目だつ炊飯器
 先週末、日本に所用で一時帰国したのだが、上海に戻って来て浦東空港のターンテーブルで見つけたのが日本製の炊飯器。

 以前から中国人達が日本製のものを好んで買い持ちかえることは知っていたが実際目の当たりにしたのは初めてだった。

 しかも同じ型番と思われるものが数台ターンテーブルを回っていた。

 ひょっとすると、友人同士で日本旅行に行って同じものを買ったのかもしれないし、或いはタオバオなどネットモールで売るための仕入れだった可能性もある。

 まあ確かに日本の米はうまいし、炊飯器へのこだわりも並々ならぬものがあり、中国人たちの現状の食生活を見る限り、あそこまで凝った炊飯器が産みだせる土壌があるとはとても思えない。

 故にどうしても美味しいご飯を食べたい場合は、「外国で買ってくる」のが現実の判断になってしまうのかもしれない。

 でもその炊飯器はメイドインチャイナだったりすることも良くあるのが世の中だったりする。

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2013年11月07日 国立競技場は沈めてしまえばいいのではないか
 2020年の東京オリンピック招致が決定して以降、そのメイン会場となるはずの国立競技場の建て替えを巡って、議論が迷走している。

 昨年のデザインコンペによって、イスラエル出身の建築家ザハさんさんの作品が選ばれたのは報道で周知されているとおりだが、その実際の建設の是非を巡って色々と議論が噴出している。

 その原因として、まずあのデザインで実際に建てるとなると当初の予想予算の1300億円を遥かにオーバーし、3000億円もかかってしまうという試算が出てしまっているとのこと。

 コンペの際にはこの予算というものは予め提示されているはずなのに、何故こんなことが起きるのか?

 ザハさんの地元では、これをつくっても日本でこれを作るより人件費等が安く、安上がりに仕上がるのではないかとの憶測も成り立つが、何よりも審査員に名を連ねている名だたる建築家たちが、デザインを見て総工費を予測できなかったことが非常に問題であり、1~2割計算が狂ったというならともかく、倍以上の差があるというのは審査員たちの建築家としての技量に疑念が生じる。

 さらに、建設予定地は風致地区でやたら大きい物や奇抜な物を建設したりできないような制限があるとのことで、神宮外苑という特殊な事情を持った条件があり、今回のデザインでは規模が大きすぎたり、風景にマッチングしないなどの点で、規制に抵触するとの意見が出ている。

 また陸上競技に使うにしてもサブトラックが考慮されず、あのままだと国際大会などに使えない規格に区分されてしまうらしい。

 こんなことも、本来はコンペ主催者や審査員側が事前に調べ、コンペ条件として参加者側に伝えておくべきであることだと思うが、どうも彼らはこれらのことを知らずしてコンペを開催したような雰囲気であり、全てにおいて勉強不足でスタートしている感が強い。

 どうも予算や建設場所、国際スポーツ運営に求められる特殊性のことなどを考えずに、見た目のインパクトだけを優先して選んだ感が強い気がする。

 そして、改修予算についても東京都と国で負担割合を巡って紛糾しており、都は「国立競技場」なのだから国でやるべきだとの意向であり、国はオリンピックのメイン会場なのだから負担を求めているよだが、是もやはり本末転倒でこんなことは、コンペをやる前の建て替えを決めた時点で決めておくべき事柄である。

 オリンピック招致やラグビーのワールドカップ開催が念頭にあっての建て替え計画だったかもしれないが、予算負担も決めずに建て替えを決めコンペを実施するとはやはり首をかしげたくなる段取りである。

 さてさて、表題の「沈めてしまえばいい」というのは何もこんな計画を失くしてしまえばいいと言っているのではない。

 今回のドタバタで、一番迷惑を被っているのは実際にデザインが選ばれたザハさんだという気がする。

 まああの流線形のデザインが良いかどうかの評価はともかく、折角選ばれたのに審査員や主催者側の不勉強のおかげで何だか批判の矢面に立っている感がある。

 予算オーバーを見抜けないのは審査員側の力量不足であり、地域特殊条件を知らされていないのは主催者側の勉強不足であり、ザハさんにしてみれば「選んだ奴が悪い」わけで、挙句の果てにデザイン修正を求められるかもしれないというのは、クリエイターとして傷つく行為だという気がする。

 故に、一度選んでしまったデザインであるゆえに選んだデザインに対して最大限の敬意を払う必要があるという気がしている。

 そこでまず一つ考えられるのは建設予定地の変更。

 2016年のオリンピック誘致計画の時は晴海にメインスタジアムが建てられる予定だったようだから、そこへ移動させてもよいのではないかという気がする。

 海に面していて、夏に行なうオリンピックのロケーションとしてもこの上ない場所である。

 今回の2020年計画では、かの地は選手村として構想されているようだが、選手村の代替地であれば、埋め立て地方面の活用でどうにでも都合がつくのではないかという気がする。

 しかし、国側は今回の問題提起について、デザイン変更で規模を縮小し予算縮小をはかり、場所も変更しないとしている。

 そこで私が思ったのは、ならばあのデザインのまま国立競技場を深く沈めてしまえばいいのではないかと思ったのである。

 あのデザインは、私から見ると「水に飛び込むスイマー」或いは「バラフライの泳ぎ」のように見え、もっと深く沈ませても良いという風に感じたのである。

 故に、あの車のバンパーのように見える周囲の部分を0メートル付近までおろし、全体の高さを抑え、中心部が地上にちょっとだけ顔を出す半地下競技場にすることにより建築面積や周囲風景に影響を与える規模の問題は解消できるのではないかという気がしている。

 問題は予算で、そのバンパーの部分や観客スタンドが立体構造物にならない形やを取れば、全体予算はやはり縮小できるような気がしている。

 まあこのままではサブトラックまではちょっと考慮しきれないし、ロードレースランナーには負担のある競技場となるが、本体の地上建築面積を縮小すれば、どこかにカバーする余裕が生まれるような気がする。

 とにかくあちこちの面子を立てた形で計画を進めるには沈めてしまうのも一つの案だと思ったのである。

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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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