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2009年06月09日 癒しの空間復活 ショットバーSIMPLEさん移転再開業
 いつぞやここのブログにも書いたショットバーのSIMPLEさんだが、彼女の店も先日の古北銀座の事件により、やはり退出を決めた。
そして約1ヶ月半の準備をかけて、旧店からそんなに遠くない古羊路の一角にひっそりと再オープンした。
ひっそりとというのは場所が、少々見つけにくい場所にあるからである。古羊路から飲食店を挟んだ一本裏の通り。以前もビルの内部だったので見つけやすいとは言い難かったが、まだ周りに他の飲食店があったので所在地は把握しやすかった。
 しかし今回は本当に回りが本当に静かでこのお店の存在を知っていないとまず見つけられないであろうという場所に移った。まあ私から言えば隠れ家的な魅力がより増したというべきで、歓迎すべき進歩である。


 さてさて店内を覗くと、カウンター部分は若干短くなっているものの、その分カウンター後ろのスペースが広くなりソファーなど置かれるようになった。さらに奥にも個室的なスペースができ、グループで訪れたときに語りながら飲める場所として使えるようになった。トータルとして本格的なBARへの移行という感じになった。
 そして店内の拡張にあわせてスタッフも一人増えた。いや正確にいうとあと一人いたのだがその日は休みということだった。実は新しく入った女の子は某日本料理店で見かけたことのある子だったので、ちょっとした偶然にびっくりしたのだが、スタッフを増やすということはママの気合の表れでもあると思う。
 最近私と周りの大移動が続いているが、こういう空間がなくならず改めて生まれ変わってくれたことは、まだまだ上海生活を続ける私にとってうれしい限りの出来事である。

ショットバーSIMPLE
古羊路505号
地図


2009年06月08日 社会構成を意識した都市開発
上海の近代化のひとつの象徴ともいえる虹橋開発区だが、そのビル群エリアの一角にはまだローカル住宅が残されている部分が存在する。
私はここもいずれ近いうちに取り壊されてしまって近代的な建物が並んでしまうんだろうなと考えていた。しかしながらそんな開発は今のところ始まるような気配はない。
 私が上海に来てからそんなに長くないので観察期間としては長くないのだが、それにしても虹橋開発区が整備されてからそれなりの時間が経っているはずである。
 しかし、あのような至近距離にローカルな住宅が近接して残されている。それは何故か?

 私はある仮説を立ててみた。
 それは社会の労働階層の構成上、わざと残してあるのではないかという考え方である。
虹橋開発区のようなあれだけのビジネスエリアを誕生させると、必ずそこを支えるサービス業が必要になり、そこで支え働く人の存在が必要になってくる。それらは例えば飲食店の服務員だったり清掃のおばさんだったりする。彼ら彼女らは所得階層でいうと低所得者層に分類され、高層の新しい住宅などにはまず住むことはできない。遠くから通勤させて働いてもらうこともできるが、朝晩のバス代2元ずつだって彼らは節約したいので、職場のそばに住むところが確保できないような場所には働きに来ない。故に、彼らに働いてもらうには彼らの収入で住めるレベルの住宅を職場の近くに確保してやる必要がある。その発想のもとに残されているのが実は虹橋開発区そばのローカル住宅ではないかと思うのだ。
 日本では駅の周辺から地図の等高線的な曲線で地価が構成され、土地や家屋を持つ人は駅からの距離に比例して資産力の差が生じており、資産を持たない人はやはりやはり駅周辺をピークとした所得の等高線的分布で居住しており、そこには所得階層を前提にした都市開発というものはまず行われていない。
 故にもし、ここ中国でこの所得階層を意識した都市開発が行われているのだとしたら、私からするとものすごく画期的なのである。

 日本はまやかしの平等意識が蔓延しているため、低所得者層の存在を認めたがらないが、明らかに所得格差は存在する。本来ならばそういった社会構成を意識した都市開発を計画するべきなのに、住宅開発なら均一価格帯の住宅一辺倒、オフィス開発なら均一タイプのオフィス一辺倒の開発計画しか都市計画の中で行わない。
 稀に職住接近をうたった都市開発もあるが、一部の高所得者層しか住めない高級住宅しか作らないのでは、とても社会としてバランスがとれた開発とはいえない。
 故に効率的に行なっているはずの都市開発であっても実は社会としては効率がいいとはいえない場合がほとんどなのだ。
 その点、所得格差を公に認めてしまっている中国では実はバランスの取れた効率的な都市開発区が進められるような気がするのである。もちろん政治の体制が違うので都市開発に行政がかかわる場合の推進力に大きな差があるのは確かだが日本も行政にそういったセンスがあればもう少しまともな都市計画が立てられるのでないかと思うがどうであろうか?


2009年06月07日 ツキのある男 岡田武史監督
★祝サッカー日本代表W杯出場決定!★
ということで、改めてこの岡田武史監督という人物はツキを持っている人だなと感じた。
 決して能力が高くないと馬鹿にしているわけではないが、世の中、実力はあるはずなのに発揮できず結果を残せない人はたくさんいる。勝負の世界でこのツキを持っているかどうかというのはとても重要なことである。
 彼の一回目のツキはもちろん12年前のW杯予選のときである。加茂監督が解任されて急遽ピンチヒッターで任命され、W杯を決めた。
いわゆるジョホールバルの奇跡のときである。
 このときは加茂監督が良い成績を残していたら彼に出番が回ってくることもなかったし、急遽任されたようなポジションで結果を残せるほど勝負の世界はそれほど甘くない。それにも関わらず彼は結果を残すことができた。


 そして今回はオシム監督が病に倒れ、やはりピンチヒッター的にお鉢が回ってきた。私はこの時点で日本代表はW杯に出場できると確信した。
 何故なら岡田監督がツキのある監督だからである。もしオシム監督が倒れなければ彼に代表監督の役割は回ってこなかった。そのままオシム監督が日本代表をW杯出場に導いてたかもしれないからだ。
 しかし現実にはオシム監督が倒れるという事態が起こり、結局また彼のところにお鉢が回ってきた。
 そして今日、世界のトップを切って見事W杯出場を決めた。実力は実力としてあるのかもしれないが、それだけではこのような結果を2度も導けるものではない。
 岡田武史監督、彼はツキのある男である。そのツキを今度はW杯の本大会でも是非発揮してもらいたい。




2009年06月05日 風水な部屋② 廊下の鏡
風水において、鏡の存在は重要で寝室に置くのは好ましくないなどいろいろな注意事項が資料に記されている。
使い方も難しいらしく、悪いものを跳ね返す力があるので玄関に置くと良いとされているが、実は玄関の正面には置いてはいけないとかややこしい。
つまり、玄関からは良いものも入ってくるので、正面に鏡があるとそれさえ追い返してしまうということらしい。
故に、玄関に対して横向きに設置するのが良いようだ。もちろん両側に設置すると合わせ鏡ということになりこれもあんまりよろしくなく片側にだけあるのがよく、置かれる位置によって意味が違う。右側に置くと、名誉運、仕事運によく、左側に置くと金運健康運が上昇するとのこと。(根拠はわからないが)



ただしさて、私の新しい部屋の鏡をみると写真のように廊下に平行して貼られている。奥の扉の向こう側が部屋で、手前側が玄関にあたり方角で言うと北になる。
風水の決まりどおり、玄関の正面になく、垂直の位置にある。もちろん片側だ。左側にあるということで仕事運を意識しての配置だろうか。

さらにこの鏡と玄関の間にトイレなどの入り口がある。トイレやその他水周りというのは悪い気が発生しやすい場所とされているので、鏡がその間の廊下に設置されているということはそれなりの意味がある。どこまで意識してこの鏡を設置しているのか分からないがそれなりに理にかなっている。
さてさて、この鏡は邪気を遠ざけて仕事運、名誉運をあげることができるか?将来のお楽しみである・



2009年06月05日 便利なバスの乗換えガイド
上海の街を営業で動き回っているとどうしてもタクシーだけでは動ききれず、バスの利用が不可欠になる。
もちろん費用的な問題が大きいが、タクシーは空車がなかなか見つからなかったり、呼ばないと来ないような場所も少なくないのでバスを利用したほうが便利なケースがたくさんある。
上海のバス路線は網の目のように複雑に組み合わされて路線が設定されており、市内であれば、ほぼ一回程度の乗換えで必ず目的地にたどり着くことが出来る。公共交通カードを利用すれば乗換えをしても空調車1元引きになるので、驚くほどの距離をバスで移動しても3元で済んでしまうことが多い。そんな便利な上海のバスであるが、路線の多さかつ複雑さ故に覚えるまで非常に時間がかかる。
そんなときに便利なのがこの「上海公交換乗指南」という本である。(中国語だと「乗換え」は「換乗」らしい)


 上海市内のほとんどの路線がカバーされていて、バスがどのように走っていくのか路線図をみればわかるので非常に使い安く
またバス停別の索引もあり、バス停から路線を探すこともできる。(ピンイン順なので分からないと苦労するが、、、)


さらに繁華街などの散らばったバス停も地図で表記してあり非常に便利だ。始発終発の時間もあり終バスの目安もわかる。
 インターネットでもこれらの情報もとっくに調べられるようになっているが、実際困るのは現地へ赴いたときなのでこのようにコンパクトな一冊になっているのは非常にありがたい。
これだけ詰って値段はたった18元。上海で暮らす人は持っておいて損のない本である。





関連ページ交通関連情報

2009年06月04日 食べ飲み放題なんと100元!日本料理「帯路(みちづれ)」さん
 最近、私の参加する会合などでよく使われるのがこの帯路(みちづれ)というお店、何故利用が多いのかというと何といっても値段が安い。
現在、食べ飲み放題でなんと108元で、30人で予約するとなんとさらに100元にしてもらえる。心配される味のほうも、高級店の味にはさすがに及ばないが、普通に食べる分には問題ないレベルである。
 高級料理を食べるグルメの会ならばともかく、普通の会合の会場としてならば全く問題ない。
日本人の会合でよくネックになりやすいのが費用の問題。一般的に日本料理は現地のレストランに比べ総じて費用が高め。中華ならばそこそこのお店でお腹いっぱい食べても一人100元を超えることは稀であるが、日本料理店ではそうはいかない。上海だと食べ飲み放題で150元~200元程度が日本料理店の料金相場である。
 日本人の中には、中国に長く住んでいても未だに現地の料理に馴染めずなるべくなら日本料理をという人がまだ少なくない。


 故に結局日本料理が中心となるのだが、日本の市場に比べれば各段に安いのは確かなのだが、それでも現地の飲食費の相場を考えると割高であることは否めず、会費に参加人数が比例する傾向がある。そんなときに助かるのがこのお店である。
 焼酎とかは別料金になってしまうようだが、全員ビールでよければ100元で収まってしまう。会合だけでなく普段の気軽な食事にも使えて重宝するお店である。
 地下鉄2号線の北新涇駅駅前であることも、タクシー代を節約する人にとっては非常にありがたい。会合の場所選びでお困りの方は是非一度ご利用してみてはいかがか?

帯路(みちづれ)北新涇店
021-52198076
地図


2009年06月03日 鼻の中の万年雪
先週病院で診てもらった鼻の状態と頭痛が、だいぶ改善はしているものの、まだ完治しないので再度病院を訪れた。
いろいろ症状の改善具合を医師に説明したところ、やはりまだ副鼻腔炎が完治してないとのこと。相当長い期間患っていたので、鼻の中に万年雪のように膿が溜まっているとのことらしい。抗生物質でそれなりに改善したが、まだまだ底雪には手が届いていないということらしい。
 思い起こせば数ヶ月前に原因不明の悪臭に悩まされたことがあり、食道の状態や胃の状態、さらに歯茎など口内の状態などを疑って相当ケアしたつもりだったが結局改善しなかった。今思えば、あの悪臭の原因は自身の鼻の中にあった膿のようである。
 何故、そんな状態を招いたかは今のところ推測でしかないが、やはり以前いた部屋の問題が大きいかもしれない。引越し間際には部屋の隅の壁の塗料が湿気で剥がれ落ちていて、地肌が見えていた。上の部屋の漏水なのか気温差による露滴なのか分からないがカビも恐らく発生していたことだろう。加えてシャワールームの換気扇も壊れてから大家がなかなか修理に来てもらえなかった。

これらの要因によって室内の空気環境は相当悪化していたに違いない。寝ている時間に呼吸する空気の量は生活の中で相当の割合を占めるから、ここの空気が悪いということは致命的なのである。故に寝室の空気の状態というのは相当気を使わなければならなかった。
また加えてこの半年は睡眠不足気味で抵抗力も落ちていたのは確かである。
 とりあえず、引越しをして生活環境を変えたので、恐らくこれ以上の悪化要因は取り除かれたであろう。でも一応念のためシックハウスに効果があると言われる竹炭も室内に設置した。でもこれだけでは悪化を防ぐだけで改善には繋がらない。
 とにかく、この鼻の中の万年雪を取り除いて、睡眠等々を改善しないと寿命にも影響する気がしたので、今回はきちんと直したい。場合によっては長期戦になる可能性もあるが、おいしいものをおいしく食べるためだと思えば苦にはならないであろう。
 とにかくこれからしばらく自分の体と向き合う日々が続く
 



2009年06月02日 宴会にさえ参加しなければ
 連休があったせいか、ここしばらく、いわゆる食べ飲み放題の宴会にはほとんど参加していない。
 故に体重は減少傾向にある。体重計が家にないので、正確なところはわからないが鏡に映る自分の顔とベルトを締めるときの自分のお腹は確かに少し引っ込んだ気がする。まあ「痩せた」といってしまうにはまだ程遠いが、一時よりは改善した気がする。
 そう、宴会さえなければ普段の食生活は結構気を使って質素に過ごしている。故にそれなりに健康な食生活を過ごしているのではないかと自負している。
だから、このまま過ごせばごく自然なダイエットが出来、理想体重とまではいかなくても、健康診断でとやかく言われてしまう状態は脱出できるはすなのである。

しかしっ!!

 仕事上、というか個人的にどんどん人との付き合いを広げたい自分にとっては夜の会合への参加は不可欠である。参加すれば大抵は食べ飲み放題などの宴会料理である。もちろん、ここで自制できれば何の問題も何の問題もないのだが、据え膳食わぬは何とやらで、結局食欲の赴くまま食べてしまう。
 結果、普段の食生活の質素さを吹き飛ばしてしまう状況になる。
 宴会にさえ参加しなければ、私はきっと痩せ細っていたかも知れないと是非負け惜しみをいいたい。
 


2009年06月01日 苦境に立たされる人材会社
 昨年の金融危機以降、日系企業の中で上海で一番打撃を受けているのはどうも人材紹介会社のような気がする。知り合いの人材会社の営業攻勢が激しくなった気もする。
 元々乱立気味であった上海の人材会社であるが、流動の激しい上海の人材市場ではそれなりに成立していたようだが、金融危機で各会社が人材の流れが止まった。
 人が動かなければ儲けにならないのが人材会社で、去年から今年にかけて知っているだけで数社が倒産した。
人材紹介サイトが売りに出された状況も目にした。そして今も数社が撤退を計画しているとの噂を耳にしている。
またこの人材紹介会社の苦境には昨年の労働法の改正も追い討ちをかけているとも言われる。
 労働法の充実は、少なくとも雇用側に安易な人材の放出を抑制する方向へ力が働く。故に労働者市場の移動が抑制されるのが普通だ。
 まあ人材紹介会社そのものは職探しの際には便利な会社であるが、そのものは直接何かを生み出しているわけではなく、ただ会社と人のマッチングを行なっているだけだ。
人材と求人案件は常に流動的であり、どちらも安定供給があるわけではなく、独自の安定商品があるわけでもないだけに社会状況が変われば影響をモロに受けてしまう。

例えば終身雇用や長期安定勤務の社会へ変化していけば、市場は極端に縮小する。元々何社もあって中身にそれほど大差がないのが人材会社である。
市場が縮小すれば合理的な方法を行っている大手に淘汰されてしまう。そんな状況が今の現状だ。
 ただ、人材会社を淘汰している原因は果たして昨年の金融危機だけであろうかと考えてしまう。
 上海経済の伸びの鈍化、或いは成熟期への移行が人材市場の沈静化を促してるのではないのであろうかという見方である。社会が急激に伸びているときは次々に新しい会社が生まれ、その会社が人材を集めるために高給を提示するので給与市場がどんどん動く。しかし社会が安定してくると会社が生まれるペースも落ちてくるので給与相場も動きづらくなってくる。加えて先の労働法の登場でますます雇用が固定化していく。 そんな状況を加速させたのが昨年の金融危機で、ベースはもともとあったのではないかという考えることもできるような気がする。
 まあ原因はともかく、人材紹介会社にはまだまだ厳しい時代が続きそうなのが現状のようである。




プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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