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2008年07月09日 納豆巻き記事に刺激され日本料理「海石榴(つばき)」へ
暑い中であるが誰かのこのお店の納豆巻きがうまかったというブログの書込みを見て、行かずにはいられなくなり
復興中路にある日本料理「海石榴(つばき)さんまで行ってきました。
このお店の名前、素直によめば「うみざくろ」なのだが椿の古語らしく「つばき」と読むそうだ。つばきとざくろは似ても似つかない気がするが花が似ているのであろうか?

さてさて、個室を予約してから行ったのだが、日本食屋なので座敷の個室を想像していたら椅子席に案内されてしまった。まあ勝手に想像していたこっちが悪いので今回はそのまま椅子席で食事とあいなりました。
 店の名刺によると最大40名収容の個室が15部屋ほどあるそうでちょっとした会合にも使えるようである。

 

さてさて肝心な料理のほうですが、刺身の盛り合わせと寿司を頼みましたがご他聞に漏れず新鮮でおいしく頂くことができました。特にサーモンはおいしく口の中でとろけそうな感じでした。
またトロのお寿司も若干脂がのりすぎかなと思われるきらいもありましたが、これもとろける様なネタとシャリはなかなかのものでした。
 それとブログにあった納豆巻きも食べました。評判どおりおいしかったです。納豆もシャリもしっかりしてました。
 ついでに言うとこのお店の厨房には軟水設備が入っているらしく、ご飯の仕上がりは特に良かったです。実は翌日にもまたランチを食べも行ってしまい、やはりご飯がおいしかったのです。
私も自宅でご飯を炊くが上海の硬水は苦労しており竹炭を入れるなどして工夫しているが、やはり日本のようにおいしくご飯炊くには是非とり合わせたいのが軟水である。そのあたり、ここの経営者はよく理解しているようで、その気遣いをもって日本料理屋の看板を掲げているのでどの料理にもそれなりの説得力がある。
 週末以外は食べ飲み放題ではないので、金額的にはちょっと値が張るが料理には信頼が置ける店のような気がしました。
 今後は財布を気にしつつまた週末に訪れてみようと思ったお店でした。



日本料理「海石榴(つばき)」
復興中路593号民防大厦3F(端金路口)
021-2402-8111
お店の場所はここ



2008年07月02日 日中の殺人事件でわかった日本の警察の実力
昨日、上海駅のそばで殺人事件が起きた。5人死亡5人負傷の被害がでているとのこと。恐ろしい重大事件なので、先日起きた秋葉原の事件と比較され日中の治安がどうのこうのということを言われているが、この事件で驚くべきなのは警官が5人も殺されているということである。亡くなった方を比較するのは申し訳ないが日本の事件で亡くなったのは非力な一般市民であり、今回なくなったのは治安を維持すべき警察官なのである。
 しかも銃ではなくナイフで!
 銃で殺されたならともかく、ナイフで5人も殺されたとなると何とも上海の警察の能力を疑いたくなる。日本の警察の場合大抵は柔道や剣道などの武道を日頃から鍛錬し、さらに拳銃を携帯している。拳銃を行使しなくてもナイフを持ったような危険人物を取り押さえる訓練を行っている。秋葉原の事件で繰り返しテレビで流れたあの取り押さえシーンは、実は日本の警察の日頃の警察訓練のたまものなのである。以前から日本の警察は、細かい不祥事はともかく、全体としては優秀だと思っていたが、今回の上海の事件を聞いてさらにその思いは強くなった。


 従って今回の事件、上海の事件の詳細な様子が分からないので一概に言うことはできないが、恐らく日本の警察で起きた事件なら、100%無傷とまでは行かなくても、5人も殺されるような事態には至らなかったと思われる。

 実は上海の警察は丸腰(銃を持たない)なので、実力行使になった場合、非常に弱いと言われていた。その悪い予測が今回は出てしまった形である。
 上海に暮らす我々にとって、万が一の場合はやはり現地の警察に頼らなければならない。いろんな意味で銃を携帯してくれとは言いたくないが、ナイフを持った人物に5人も殺されてしまう警察では頼りない。
 五輪まであと一ヶ月、また不安の種が増えた気がする。


2008年07月01日 上海ディズニーランドの噂 実現の壁は世界一の戦い
以前から噂の絶えない上海のディズニーランドだが、これは単なる噂ではなく現実的な構想としての交渉は進んでいるらしい。ただし、まだまだ合意に至っておらず、その実現性はまだまだ不透明といわれている。既に浦東空港の近くに土地は用意されていると言われ、地下鉄など交通機関の青写真もあるらしいが、現実的にはまだまだ壁が高いようだ。

その理由の一つに、香港ディズニーランドの状況が影響しているようである。私は行ったことはないが、従業員、観客ともにディズニー本社の要求するマナーのレベルに達していなく、園内にゴミが散らかり、行列の割り込みや従業員による客の贔屓、接客態度など、夢の楽園の品位が保てず、単なる普通の遊園地に陥ってしまっているような状況がある。
 また知り合いの東京ディズニーリゾートの関係者に聞いた話によると、やはり中国本土から来た観客はやはり評判が悪く、トイレで水を流さない、洋式便座に靴で上がる、使ったトイレットペーパーを便座の周りに捨てる、レストランでテーブルの上にゴミを散らかす、路上でつばを吐く、喫煙するなどといったマナーや文化の違いに起因する苦情が多くあるという。
 大陸に比べ比較的マナーの良い香港や、東京に来る富裕層でさえこの状況なのだから、上海でディズニーランドを開園すれば、どんな状況になるのかは想像に難くない。



 さらに上海でディズニーランドを開園するにあたっては、キャラクター商品の著作権管理も非常に大きな問題らしい。ご存知のように中国はコピー商品天国で、時計、鞄などブランド品からDVD、果ては遊園地そのものにいたるまで商標登録を持たない贋物が大量に横行し、その市場は本物の市場をはるかに凌ぐといわれ、こんなところに上海ディズニーランドを開園したらどんな状況になるかは火をみるより明らかなのである。
 ディズニーは世界でも稀なほどキャラクターの肖像権管理にうるさい会社である。東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド社でさえ、ミッキーなどのキャラクター使用に際しては米ディズニー本社の許可を取る必要があり、簡単にアトラクションやグッズを販売できないのである。そのコントロール範囲は雑誌の表紙や旅行社のパンフレットの記述までに及ぶ。以前JALが東京ディズニーリゾートのオフィシャルエアラインになった際、デイズニーキャラクターを描いた機体が登場したが、「ディズニー」の名前は米側の許可が取れず結局「ドリームエクスプレス」の呼称になってしまったのは有名な話だ。



 その世界一キャラクター管理の厳しい会社と、世界一のコピー大国が交渉しているのだから、この構図は非常に面白い。恐らくディズニーは、その市場性を値踏みしている段階にある。コピー商品をいかに防いでディズニーの利益を損なわず開園するか?夢の楽園とは言えども、結局はビジネスであるから、潜在的な市場の大きさはあるもののまだまだ国が成熟していないため、私の予想ではリスクの高い現段階では投資をしないと思われる。
 また中国側の事情としても、上海万博以降の経済的な刺激剤として、ディズニーという切り札は取って置きたいという思惑があるように思う。
 従って上海の地にデイズニーの名が登場するのは早くても2015年くらいになるのではと私は予想している。上海の2015年といえば、ベビーブームといわれる今年生まれた子供たちがちょうど小学生になる頃であり、デズニーの狙うマーケットとしては格好の状況で狙い時である。
 この予想があたるかどうか分からないがその頃までには市民マナーも今よりは成長しているはずで、綺麗な上海ディズニーランドもなんとか実現できるのではないかと私は期待している。
(写真は両方とも東京ディズニーリゾート付近で撮影)
  



プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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