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上海ワルツNEW


2013年04月18日 食傷気味なインフルエンザニュース
 毎日のようにインフルエンザのニュースを目にすると少々食傷気味になる。

 亡くなっている人には悪いが、なかなか自分の身に危機が迫っているという実感もないためか、これらのニュースはもう右から左へスルーしている。

 また領事館からもほぼ毎日のように詳しい情報が発信されているが、作っている人には悪いがこれもほとんど読まなくなった。

 こうなってしまうとオオカミ少年の発言と同様で、一つ一つが真実であっても受け流す癖がついてしまい、本当に大事なニュースが混じっていてもスルーしてしまう自分がいそうでとっても怖い。

 まあ、そのあたりはニュースを出す側も心得なければいけないことであり、毎日一人ずつ死者が出たとて、新たに大きな展開が無い限り、報道方法は考えるべきであろう。

 オオカミ少年の話は元々は嘘であったが、こちらのニュースは真実であっても食傷気味になっており、同じ様な教訓を与えてくれている。

 こうなってくるとつまりオオカミ少年の教訓は、嘘をつき続けることが悪いというよりも、単調な情報発信は情報効果が無くなるというポイントの方が大事だという気がしてくる。

 まあ子供にはそんな教え方は出来ないかも知れないが、どうやら大人はそう覚えた方が良さそうな気がしている。
 

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2013年04月18日 中国の振り込め詐欺は家賃の搾取狙い
 最近少し減ったが、中国では時々携帯電話のショートメールに振り込め詐欺の案内がやってくる。

 「私は旅行中で外地にいるので、今回の家賃の振り込みは私の配偶者の口座に振り込んで欲しい、口座は○×銀行xxxx-xxxx,,,」

 というのがパターンで、どのメールもほとんど同じである。

この家賃を出汁に使うというのがミソで、どうもこの手のメールを見ると既に慣れたものの見る度にまたドキッとしてしまう。

 世の中の一般庶民の生活の中で、恐らく大半の人の一番大きな出費が住居に関する費用なのではないだろうかと思われ、ローンであれ賃貸の家賃であれ、生活家計の中でそのプレッシャーが一番大きい気がしている。

 まあ私の場合、今までのところ何とか支払いを遅らさせず済ませてきたが、中国のように3ヶ月に一回の支払いだと一回当たりの金額も大きくなり、やはり生活の中で知らず知らずのうちに支払いに対するプレッシャーがかかる。

 そんな常日頃からプレッシャーがある家賃に対する催促メールのような「振り込め詐欺メール」はやはりドキッとするのだ。

 特に近年の中国の賃貸契約の場合は大家の顔を見るのは、最初の契約と退出の時だけくらいなもので、家賃の支払いは口座振り込みで済ませてしまう場合も少なくなく、大家の名前も覚えないくらい交流関係がないのが現状である。

 日本の江戸時代の長屋の「大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然」という言葉とは全く正反対のドライな関係である。

 しかも中国の夫婦別姓制度が余計に詐欺を起しやすい余地を与えていて、家主の名前を辛うじて覚えていてもさすがに旦那や奥さんの名前までは知らない。

 だからこそ、このような家賃振り込め詐欺が横行するのだと思えるが、まあどんな手にも迂闊に乗らないように今後も気をつけたいものである。

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2013年04月16日 柳の綿が飛んでいる
 ここ数日、空に白い物が沢山ふわふわと舞っている。

 よく見るとどうやら綿のようなものである。

 「はて、上海で綿?」

 今まで気が付かなかっただけなのかも知れないが、こんな風景は初めてであった。

 さてこの綿はどこから飛んで来るのであろうか?

 インターネットで幾つか調べてみると、どうやら柳の綿らしいということが分かった。

 今まで柳から綿が飛ぶなんてこと自体知らなかったが、言われてみれば綿の飛んでいたエリアは柳の木が多かった気がする。

 綿雪のようにふわふわと綿が舞う姿はファンタジックとも言えるが、まあ溜まって行った先では埃のようにたまるのだろうなと思いながらこの風景を見ていた。

 季節を感じられる風景を一つ覚えることが出来て、とても得したような気分になった。 


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2013年04月16日 三國連太郎逝く
 俳優の三國連太郎さんが亡くなった。

 世間では最近まで出演し続けていた釣りバカ日誌のインパクトが強いようだが、私個人の映画鑑賞履歴の中では、「ビルマの竪琴」や「八甲田山」での印象が強い。

 若いころはキリッとした好青年で、年老いてからも味のあるおじいさん役が似合っていた。

 いずれにしても存在感のある名優の1人であり、昭和の名優がまた一人逝ってしまったという気がしている。

 あるところで聞いたところによると、彼はずっと自分に自信がなく生きてきたようで、出演した映画にも役どころにも自信がなく、そのコンプレックス故に弛まない努力を続けていたようで、さらにいつ俳優を止めていてもいいと思っていたから思い切った演技や監督らとの衝突も厭わなかったとのこと。

 まあ世の中の自信満々を語る奴には実際に大した人はいないという気がしており、こういったコンプレックス的な部分を持つ人こそ逆にあのような名を馳せる人を生み出すのかなという気がしている。

 人が努力をするきっかけは人それぞれだが、常に地位に安住せず高みを望む姿勢が人の成長を生むのは確かなようである。

 そんな見本の名優が逝った。

 故人のご冥福をお祈りします。

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2013年04月14日 冷蔵庫が空っぽになった
 ここしばらく引っ越しの準備のために、徐々に冷蔵庫の在庫処分で残っていたいろんなものを食べたり捨てたりしてきたが、とうとう今日、冷蔵庫のほぼ中身が空になった。

 今残っているのはケチャップとマヨネーズ、ソースとチーズと僅かな飲み物くらいなもので食材の類はほぼ整理した。

 これで引っ越しの日に外気温に気を使いながら冷蔵庫の中身を運ぶという、リスクがなくなりだいぶ気が楽になった。

 残っているあと1本のビールなども引っ越し前に飲んでしまえばさらに楽になる。

 実際の引っ越しはもう少し先の為、今日冷蔵庫の内部を掃除した後は残っているものはビニル袋に入れて冷蔵庫内で保管するが、もう引っ越し当日まで手をつけることはないかなという状態である。

 我ながらうまくここまで順調に中身を減らせたなぁとちょっと喜んでいる。

 ただ、こうやって冷蔵庫の中身がさっぱりしたのはいいが、冷蔵庫が空ということはつまり食料がないということで、引っ越しを終えるまでは外部調達しないといけなくなった。

 コンビニ弁当にするか外食するかになるが、まあお金も余分にかかるし家で食事を準備できないのはそれはそれでやはり面倒くさいなあという気がしているが、睡眠と同じで寝だめ食いだめが容易ではないのが人間の体なのでで仕方ない。

 とりあえず冷蔵庫の整理は完了である。

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2013年04月13日 部屋だけ見て決めろという不動産屋
 中国のローカルの不動産屋は少々乱暴だ。
まあ中国の住宅事情がそうさせている面もあるが、立地云々は関係なくまず部屋そのものの状況だけで契約の決断を迫ってくる。

 どの住宅エリアの何階で、部屋の数は幾つで家賃は幾らか、そして内装は綺麗かどうか?、、、基本的にはこれだけで部屋を見に行き、着いて部屋を見たらその場で借りるかどうかの決断を迫ってくる。

 本来はそこで生活するかどうかをこちらは選択するわけだから、部屋だけの条件が良くても、周辺の環境が生活に便利かどうかも含めて総合的に判断しなければならない。

 故に、交通の便はどうか、買い物は便利か、銀行は近いか、病院は近いか、或いは近所の雰囲気はどうか?など周囲を観察してそこへ住むことに馴染めるかどうかが重要なポイントになる。

 こちらはこういった色んなことを総合的に勘案して最終的に住むところを決めたいのに、ローカルの不動産屋はそういった判断をする時間を与えてくれようとしないのである。

 こちらがまあまあいい部屋だなと感じても、慎重にその場での判断を避けようとすると、

 「こんないい部屋は他にない、明日にはもう他の人が借りる」
などと、脅迫的に決断を迫ってくる。

 確かに中国の部屋の場合は、客が部屋を見て気に入ればその場で決めてしまうケースがほとんどのような気がする。

 しかも、限られた予算の中で動くとこちらにとって理想的な条件の部屋が2~3戸あるような事はまずなく、色んな妥協と試行錯誤で納得できる部屋は1つあればいい方なので、部屋の状況がよければその場で決めてしまわないと魚を逃す可能性があるのは事実なのである。

 逆に2~3の部屋を見て部屋が気に入らなければ、不動産屋を変えるのが普通なので、なかなかOKが出ないと不動産屋も焦って必死になり、客に逃げられたくないという意識からムキになる先方の事情も理解できなくはない。

 されどやはり、客としては少なくとも1年はそこに住んで生活することを覚悟するからには、それなりに納得してから決めたいのがこちら側の希望である。

 今回、幸いにも不動産の移動が少ない時期を選んで行動しているお蔭で、一度保留しても他の客に取られるリスクが少ないため、そういった不動産屋の脅し?にも屈することなく部屋探しが進められている。

 不動産屋の方もこの暇な時期の貴重な見込み客だと思っているらしく、幾つもの物件を見ても全て保留するこちらに対して、ぶつぶつとかなり辛辣な文句を言いながらも根気よく付き合ってくれている。

 まあ日本的な客商売の物差しで見ればこの不動産屋はダメダメだが、無理な条件を言っているのはこちらも同じなので今回はヨシとしている。


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2013年04月11日 古新聞の値段
 引っ越し期限が近づくにつれ、部屋の荷物を整理していくと、いらない雑誌や新聞が沢山出て来る。

 日系のフリーペーパーも何気なく受け取って持ち帰っているので、しばらくするととんでもない量が溜まっていて部屋の中で嵩張っていたりもする。

 まあ単に捨てられないだけであり、次から次へと新しい情報は出て来るわけだから保管を続ける意味もなく、ほとんどは捨てるつもりなのだが、今これを売るかどうかで迷っている。

 中国でもやはり古新聞古雑誌市場はあり、売れば僅かではあるがナンボかのお金にはなる。

 とはいってもお古はお古なので価格は非常に安く、キロ2元とか2.5元とかいうのが昨年聞いた相場だったという気がしており、10キロ売ったところでせいぜい20~30元だ。

 もちろん安いとはいえただ捨てるよりはお金にした方がいいのは確かで、そのまま捨ててしまうのは勿体ないと言えば勿体ないのだが、何となく今はわざわざ回収業の人を呼んで重さを図ってもらう時間のほうが面倒くさい気がしている。

 取りあえず今のところの方針では、まずゴミ置き場に自分で運んでみて、運よく回収業者がいれば売る、いなければ諦める、そんな行き会ったりばったりで決めてしまおうかと考えている。


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2013年04月10日 実感のない「鳥インフルエンザ騒ぎ」
 ニュース上ではよく目にする鳥インフルエンザの件だが、実際に生活している上ではほとんど実感がない。

  鳥の取引が停止されただの、ニュースの見出しばかりが大きくなっているが本当にそんなに騒がれるほど深刻なのかというが正直な印象である。

 まああんまり人の多い街中へ出かけることの少なくなった私だが、それにしても怖い病気が流行っているといった緊張感は街のどこにもない。

 街を歩ければけっこう普通に鳥が売ってたりするし、マスクをしている人が大勢いるわけでもない。

 もちろん、注意して気にすればマスクをしている人にも気が付くが、みんながみんなマスクをしている印象はなく、どちらかというとかなり少数派だ。

 それに、先日のブログから書いていることだが、鳥が大量感染したというニュースは全くないのに鳥ばかりに気を使っている当局の現状があり、どこか首をかしげたくなる。

 感染もしていない鳥たちが無残にも10万羽以上殺処分されたらしく、感染拡大防止のためとはいえあまりにも無慈悲で的外れな対応という気がする。

 私が知る範囲で実際ウィルスが鳥から発見されたのは鳩1羽だけであり、それだって本当の情報なのか疑わしく、私は眉唾でこの情報を見ている。


 しかも疑わしい可能性のあった豚はロクな調査も警戒もされていないような印象で、当局の感染拡大防止の対策行動ばかり報道されており、結局本当の感染源の調査は全く進んでおらず手がかりすらつかめてないのではないかという気がする。
(或いは分かっているのに隠しているのか?)

 故にひょっとすると上記の10万羽殺処分だって、実は対応してますよというポーズのための捏造発表の可能性もあると感じている。

 いずれにしても現状の生活において、鳥にあまりにも警戒しすぎるのは馬鹿馬鹿しい状況で、例え地下鉄やバスに鳥を持ち込まれても私は気にかける状況になっていないのが本当のところであり、鳥を警戒するより自分の体調を保つ方がよほど対策になると思っている。
 

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2013年04月09日 睡眠って難しい
 最近睡眠時間が不安定になっている。

 決して不眠症とかそういうわけじゃないのだが、夜中に作業などに夢中になって一度夜更かしして朝方まで起きてしまうと、そのリズムを元に戻すのが大変である。

 もちろん日中は仕事があるし、いつ電話がかかってくるのか分からないので起きていなければならないのだが、その調整がちょっと狂っている。

 昼間やたら眠かったり夜中になかなか寝付けなかったりする。

 何とも不便な1人時間差生活に陥っている。

 こういう時に睡眠というのは足し算引き算が容易にできないので実に不便なものだなぁと感じる。

 例えば1日6時間の睡眠が必要だとすると、当たり前だがその6時間は基本的に必ずいっぺんに取らないとならない。

 当たり前と言えば当たり前だが1日のうちで2回に分けて3時間を2回で計6時間というふうに単純には割り切れてくれないのである。

 もちろん2回に分けても眠らないよりは全然マシなのだが6時間通して寝たような充足感は生まれず、中途半端な疲れが常に体に残るような状態となる。

 よほど気を張っている仕事を追い込んでいる時なら別だが、そんな無理が利くのはせいぜい1週間くらいで、普段はそんな生活をしていたら体を壊してしまう。

 ましてや歳を重ねるに連れ、徹夜あとの回復期間が長くなりその間どんどん辛くなっていく。

 日本にいるときは、ある意味テレビ番組などがペースメーカーとなって、常に生活の時間帯が意識され体がそれに合わせていたように思うが、中国に来てテレビをほとんど見なくなった今、そんなペースメーカーの代わりとなるものは見当たらない。

 睡眠を寝たいに時間帯にとる、これが簡単なようで意外と難しくなっている今の自分である。


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2013年04月07日 上海の旅行業は受難続き
 日本からの旅行客を受け入れている旅行会社の知り合いによると、この半年は受難続きで非常に困っているようだ。

 昨年の尖閣諸島の国有化に端を発した日中関係の悪化によって一気に日本からの客足が激減したとのこと。

 ドル箱だった日本人観光客が減ったことにより、一部の上海雑技場が運営停止に追い込まれたケースもあったという。

 その後、日本の政権交代をきっかけとして日中関係が雪解けして改善に向かったのかなと思いきや、今度の大気汚染問題の勃発である。

 まあ普通の旅行者なら、好き好んで大気汚染が問題になっている場所にわざわざ出かける理由はあるまいということで、日本からの旅行客の復活はならなかったとのこと。

 また時を同じくして日本側のレーザー照射発表事件も問題になったことから、好転しかかっていた日中問題を振り出しに戻してしまい、当然旅行客の誘致も難しくなったようだ。

 そして春を迎えて気候が良くなり、ようやく大気の状態も改善したかなと思いきや今度は新種の鳥インフルエンザの登場となる。

 もちろん、インフルエンザの流行っている地域に誰も旅行へ行きたがらないのは当然で、どうも毎年のこの時期の目玉であるF1チケットも売れ行きが悪いらしい。

 どうも受難続きのようである。

 

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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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