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2013年01月23日 体罰の事件の話
 日本で体罰が原因で生徒が自殺したとされる事件について、主に体罰の是非について意見が真っ二つに分かれた論争となっている。

 今回の当事者の行なった行為が暴力なのか、体罰なのか、指導なのか様々な見解が分かれていることであり、特に体罰絶対反対を主張する人から圧倒的な非難の声が上がっている。

 恐らく各人の中でも体罰と言われる行為からイメージされる行為の具体的な中身に相当の差異があり、絶対反対から一部容認、必要論者までそれぞれ実は思い描いているものが相当違うのではないかという気がしている。

 また実際経験してきた人生によってもこの意見は相当違うであろう。

 まあ体罰が必要か否かを論じる議論はまず横において考えたいのだが、人が成長する過程において忍耐力や精神力が必要なのは言わずもがなで、大して苦労せず蝶よ花よと育てられたお坊ちゃんお嬢ちゃんが、社会で打たれ弱いのは当然の話となっている。

 ましてやスポーツを行う者が、お遊びスポーツクラブではなく真剣に日本のTOPや世界のTOPを目指したアスリートを目指すためには、人並み外れた精神力や忍耐力が必要で、その成長過程で相当自分を追い込んでいかないととてもTOPになんぞたどり着けないのは誰もが知るところだと思う。

 このアスリートたちが自分を鍛え上げるための手段の中で、自ら厳しい課題を自分に課して行くのが大方のアスリートたちのやり方でもある。

 自分ひとりで厳しい状況を作れればそれに越したことはないが、アスリートたちは自らの意思が非常に弱いことをよく知っており、他人が作ってくれる厳しさに身をゆだねる場合が多々ある。

 今回自殺した生徒の子も、恐らく体罰を振るっていたとされる顧問が日常からどのような指導方法をとっていたか1年生の時から知っていたはずで、それにも関わらず彼は自らキャプテンに自ら志願してなったと聞く。

 恐らく彼なりにアスリートとしての自分を追いつめていく方法をとったのだと思われる。

 もしかすると同級生を傷つけないための彼なりの正義感で犠牲の意味で代表になったのかもしれないし、その真相は私には分からない。

 でも、自分を追いつめた場所が自分が想像していたより厳しい場所だったのか、体罰の痛みだけが残って成長出来ない自分に苦しんでいたのか、彼にしか本当の真相が分からないが、結局自ら命を絶つ選択肢を取ってしまった。

 世間では今回は体罰が彼を自殺に追い詰めた直接の原因であるという一辺倒の論調で体罰そのものがやり玉に挙げられているが、今回のケースでは体罰が無くてもやはり同様のケースを招いていた可能性があるような気がしている。

 残念ながら体罰であろうとなかろうと、厳しかったり苦しかったりすることを乗り越えられないとなかなか精神的に強くなれないのは事実で、どんなに理論的科学的な事を学ぼうとも、最後にはそれをやり遂げる精神力の勝負になってくるため、スポーツの指導者は基本として甘い顔をして教え子を甘やかすことはしないのが通例である。

 アスリートが甘い考えを持ってスポーツに臨んでも何らいい結果をもたらさないからである。

 そして彼らがなぜ体罰を与えるのかというと、人は痛みからアドレナリンを分泌するからであり、本来は防衛本能の為のアドレナリンであるが同時にスポーツ選手に必要な闘争本能をもたらしてくれると考え、体罰は体育系の人々に容認されてきたのだと思う。

 闘争本能を必要としない我々の生活からすれば、アドレナリンのための体罰なんかとんでもないとなるが、限界を追及する彼らからすればそれほど違和感のない行為なのである。
 故にこうした実態が露見しても受験志願者が減らないのはそういったことを感じているからだと思われる。

 今回の体罰論争がどこへ決着するか分からないが、例え今後体罰が一切禁止されることになったとしても、アスリートたちが自らを追い込む手段を探す行為は変わらず、やはり自らの課した課題の重さに迷い苦しむ人が出て来るのはいつの時代も変わらないんじゃないか、そんな気がしている。

 故人の御冥福をお祈りします。

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世の中の流れが
投稿者:上海ワルツ 2013年01月25日 投稿番号:50921

正しいかどうかなんて誰にもわかりませんし、特に世の中の論調が一辺倒に流れる時ほど、見落としが多いものです。
 特に日本人は極端に一つの潮流に流されやすい民族姓があり危険で、一つの流れが大きくなるとおかしな点があってもその方向に流されるのです。
 体罰が駄目となると、廊下に立たせるのも体罰だとかグランド一周も体罰だとか、全ての罰が体罰と結び付けられている現実があります。
 私は私の受けた範囲で体罰が無駄だと感じておらず、でもそれは他人に求めていない、それでいいんじゃないでしょうか?
 体罰を無理やり否定させようとするあなたの姿勢は、あなたのいう体罰で無理やり教育しようとする姿勢と構造的にはまるで同じかと思いますが、、いかがなもんでしょうか。
 

ご都合主義なんですね
投稿者:小川 2013年01月24日 投稿番号:50909

・・・・・・・・・・・・
心の痛みも体の痛みも、自らが痛みを知らなければ、あなたのように人に痛みを与えたくないという感情も育たないでしょう。
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それを体罰を通して知らせる必要があるのかということですね。まして、体罰を正当化する理由にはなりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
社会に出る前に痛みや厳しさを教育段階で学ぶことは、あなたが言うほど無駄なことではないと思われます。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
体罰を受けたことで何を学ぶかですが、貴方のように体罰を正当化することを学ぶのでしょうかね。弊害についても考えてほしいですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まあ今後の世の中の考え方で言えば小川さんの理屈が正しいと思います。
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まるで、自分が正しくて、世の中の流れが間違っているかのような言い方ですが、社会の趨勢に関しては世の中の流れに黙ってまかれて趨勢が正義だと掲げて歩く上海ワルツさんなのに、教育に関してはやたら流れに逆らって自らを良しとするんですね。矛盾を感じませんか?




ずいぶん
投稿者:上海ワルツ 2013年01月24日 投稿番号:50904

頭でっかちな印象を受けますね。
過去によほど怖い体罰の体験を受けてきたか、全く受けて来なかったか?どちらかの印象を受けます。
 まあ今後の世の中の考え方で言えば小川さんの理屈が正しいと思います。
 ただ世の中はそのような杓子定規だけで成り立っているわけではないので、社会に出る前に痛みや厳しさを教育段階で学ぶことは、あなたが言うほど無駄なことではないと思われます。 
 心の痛みも体の痛みも、自らが痛みを知らなければ、あなたのように人に痛みを与えたくないという感情も育たないでしょう。

やはり感覚がずれておられるようです
投稿者:小川 2013年01月24日 投稿番号:50903

.......................................
今まで無意味と思った体罰を受けたことが無いので、全ての体罰を全否定しきれない面はあります。
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まず、意味のある体罰という考え方です。これが大間違い。体罰という手段を用いずに指導できないのか。指導力・表現力が足りないがゆえに、体罰という安易な方法に頼ってしまっている事実を知るべきです。体罰という手段に頼らなければならないのは、教える側が未熟だからです。教わる側が未熟だからではありません。

.................................
もちろんそれも程度問題であり、私の受けた体罰と言っても平手で頬を打たれたり、竹刀で尻を叩かれたり正座を2時間程度やらされた程度のもので、皆さんが感じる体罰には程遠い物でありましたが、まあ私にとってはその時間を得たことは貴重な経験となっています。
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ここには、二つ大きな問題があります。まず、「平手打ち」とか「竹刀で尻を叩かれたり正座を2時間程度」が軽いものであり許容限度であるという考え。これも恐ろしいほど時代遅れの考えです。こういった体罰も、現在では許されるものではありません。(正座が体罰となるかはスポーツの内容によるでしょうが、体罰という意味で用いるなら許されません)。

もう一つは、「私にとってはその時間を得たことは貴重な経験となっています」という感覚ですね。この感覚があるからこそ、体罰という悪しき伝統が伝わっていきます。本当に体罰でなければ伝えられないものだったのか。上海ワルツさんにおいては、この点をよく考えて頂きたい。
殴られるぐらい愛されている。殴るぐらい気持ちがこもっている。DVの被害者が加害者から離れられない感覚と同じです。この感覚が残っていると、立場が変わると本人もまた虐待する側に回るケースが多々あります。是非、この悪循環を断ち切って頂きたい。「それを知らずして成長する今の人たちはちょっと可哀そうかな」というのは気持ちの問題だけにしておきたいものです。

しかし、今回は本当に驚きましたね。上海ワルツさんに、これほどまでに古い体質がしみ込んでおられるとは。






幸いにも
投稿者:上海ワルツ 2013年01月24日 投稿番号:50897

今まで無意味と思った体罰を受けたことが無いので、全ての体罰を全否定しきれない面はあります。
 もちろんそれも程度問題であり、私の受けた体罰と言っても平手で頬を打たれたり、竹刀で尻を叩かれたり正座を2時間程度やらされた程度のもので、皆さんが感じる体罰には程遠い物でありましたが、まあ私にとってはその時間を得たことは貴重な経験となっています。
 もちろんそれを今の人間に強制したり是とすることはできないのかも知れませんが、人間と言えども生身の動物ですので痛みを知って物事を学ぶこともあり、古いと言われようともそれを知らずして成長する今の人たちはちょっと可哀そうかなと個人的に感じる面は確かにあります。

 改めて言えば、今回の件に関しては例え体罰を排除していたとしても起こっていた可能性のある事件と考えます。
 過剰な体罰を廃止する為に体罰廃止論が進むことは決して悪くないと思いますが、今回の事件を原因を体罰だけに求めて納得してしまう考え方はやはり間違っていると思います。
 体罰顧問ばかり表に出てきてあまり取り上げられていませんが、自殺した彼が顧問に出そうとした手紙がチームメイトによって否定された後に彼は自殺しているようです。体罰ばかりに目を奪われ状況を見極めることを怠るとまた悲しい犠牲者を生んで可能性があるのです。

もはやそういう時代ではない
投稿者:小川 2013年01月23日 投稿番号:50892

経済面での改革では、時代の波に乗っていくことを(一方的に)よしととらえている上海ワルツさんですが、教育面に関しては非常に古い体質を持たれておられるようです。

親でさえ、躾けにおいて手をあげることを公にはできなくなった世の中です。他人である教師が体罰を与えることが許される時代ではないのです。上海ワルツさん自身が、それを知っておられて、体罰容認主義者であることを正面からは述べ立てることができないことからも明らかです(だいぶ明らかにされてしまっていますがね)。

体罰が自殺にどの程度の影響を与えたかは別としても、体罰はいかなる理由があっても罪であるという認識は、是非お持ち頂きたいものです。


確かに、ワルツさんらしくないね
投稿者:体罰は暴力 2013年01月23日 投稿番号:50890

ワルツさんらしくない、非論理的な議論になってますね。体罰を条件付きで許すかどうか。体罰以外の要因が高校生の自殺に影響したかどうか。2つの論点を同時に議論するのは無理だと思う。ワルツさんが体罰を全否定しないのはちょっと意外な感じがします。体罰以外の要因が高校生の自殺に影響したかどうかを議論するのは、不可能です。議論できるのは、今後も体罰を許容するかどうかだけだと思います。

ただ単純に
投稿者:上海ワルツ 2013年01月23日 投稿番号:50885

体罰の痛みから逃れたいだけなら、退部するとか他にいくらでも手段はあったはずかと思います。
 なのに自殺という手段を選んだのは、それ以外の手段を選ばせなかった他の理由に起因するプレッシャーがどこかにあったのだと考えられます。
 単に世間体的なプレッシャーかもしれませんし、ひょっとするとチームメイトから孤立無援の浮いた状態になった間接的なイジメ状態になっていた可能性もあるのです。
 人は目的意識があれば痛みだけで自殺には至ることは少ないと思いますが、仲間の存在がなく孤独になった時に非常に弱くなるのです。
 それゆえ今回の事件を表面上の体罰の事象だけで自殺の主因として見てしまうのは早計過ぎるということです。
 体罰反対者が増えていくのは世間の趨勢かと思いますのでそこを否定する気はありませんが、体罰を単に悪とみなして本質を見失っている状態はやはりいかがなもんかと考えます。

意外ですね。
投稿者:小川 2013年01月23日 投稿番号:50882

経済に関しては、絶え間ない進歩と変化を是とする上海ワルツさんにしては、やけに後ろ向きな発言ですね。

要は、「どっちにしろプレッシャーは必要なんだから、体罰があろうがあるまいが、自殺者はでる。同じやろ」と言いたいんですね。

こういったことこそに、絶え間ない変革の心を持ってほしいものです。

あと、これは独断に過ぎるでしょう!
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闘争本能を必要としない我々の生活からすれば、アドレナリンのための体罰なんかとんでもないとなるが、限界を追及する彼らからすればそれほど違和感のない行為なのである。
 故にこうした実態が露見しても受験志願者が減らないのはそういったことを感じているからだと思われる。
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体罰を容認しているわけではなくて、他に様々な事情があって、体罰で自殺者が出たぐらいで、志願を変更するわけにはいかないってところが妥当でしょう。もちろん、あなたのように体罰容認主義者もいるでしょうけど、そうでいない人もたくさんいますし、これからどんどん増えていくことでしょう。

大人にとっては
投稿者:上海ワルツ 2013年01月23日 投稿番号:50880

遊びのように見える部活動でも、この年齢を生きる人たちにとっては生きている時間の全てが人生そのものの真剣な出来事ですから、部活動だからとかそういう問題ではないと想われます。

投稿者:人 2013年01月23日 投稿番号:50878

部活動で死ねと?




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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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