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2013年05月02日 大気汚染をすぐ忘れるマイカー族
 連休中、上海の高速道路が非常に混雑していたというニュースを目にした。

 まあレジャーに出かけるのは結構なことだが、彼らは大気汚染がどうこうのと騒いでいたつい数週間前、数か月前のことはすっかり忘れてしまったのかのように思える。

 マイカーでレジャーに出かけることと、自分たちの車が環境汚染の一つの原因であることがどうも結びついていない。

 つまり彼らは目の前の自分の快楽しか見えておらず、自分が自分の不快の原因の一つであることはすぐ忘れてしまうというか全く理解していないように見える。

 そういうマイカー族に限って、再び大気汚染が重くなれば、空気が悪すぎて大変だとか叫ぶのだろうが、普段から車の利用を控えるとかそういった配慮は無いらしい。

 モーターショーとかの様子を見ても、大気汚染の騒ぎはどこへ行ったのかというほど、その汚染源に夢中になっている人たちがいる。

 

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2013年05月02日 権力志向者ほど憲法を変えたがる
 最近、日本の政界で改憲論議が盛んに論議されているようだが、政治家たちが改憲を叫ぶ姿にどうも違和感を感じる。

 何故なら、憲法というのは権力者に対して暴走をさせないために国民がはめた足かせのための決まりだからである。

 つまり政治家などの権限者がたちが憲法を変えたがるのは、その足かせが不自由だから外せと言っているのに他ならず、憲法が存在する意味を考えれば政治家が不自由を感じるのは当然であり、国民からすればそのこと自体が大事なのである。

 今の憲法は外国から押し付けられた憲法だから自主憲法を制定したいという声もあるようだが、欧州などの諸外国などの場合、その憲法の多くは市民革命などによって国民が勝ち得た結果生まれたもので、国民が憲法制定によって権力者に対して足かせをはめるという意味があった。

 しかし日本の場合は、明治維新以後の戦前に市民革命的なものが成立せず戦争へ暴走してしまった苦い歴史があり、結局自ら民主化が達成できなかったため諸外国から敗戦という形で市民革命と同様の結果がもたらされ、今の憲法制定となった。

 つまり日本国民が市民革命的な自浄能力を持たなかった代わりとして、諸外国から日本政府の暴走防止の足かせとしてはめられたのが日本国憲法という見方もできるのである。

 この多くの犠牲者を出して敗戦するまで国を変えられなかったという自浄能力の無い我々の国民性というものは大いに反省すべきところだが、こういった長年培われてきたものは容易に替えられるものではないと思う。

 こんな国民性の中で、国民からではなく政治家から憲法改正の声が出て来るのはどういうことであろうかと考えてしまう。

 政治家達が今の憲法の範囲で政治家が感じる不自由さは何か?それは今後暴走するきっかけにならないのか?
 本当に憲法を変える必要があるのなら、その必要性をきちんと国民に説明し国民に請うべきで、本当に必要な改正なら国会議員の3分の2であっても成立するはずであり、その説得プロセスを軽くすることは政治家の手抜きを許すことに他ならない。

 振り返れば史上最悪などと言われた震災時の某K首相などもこの憲法下で生まれてしまい、なかなか引きずり下ろすことも出来なかったが、逆にルールのお蔭である程度の暴走も防いだ面もあったのかという気がしており、憲法が有効に働いたのだと感じている。

 故に現在目の前にいる政治家が何となく期待できそうだからと、その人の言葉に乗せられて足かせのルールを緩めてしまうと、例えその人の時代は良くても、今後万が一とんでも無い人が権力者になった場合に後悔することがきっとあるだろうと思われる。

 法律より人が権限を握っているどこかの国の例を見れば、憲法の意味を軽くすると
いう事は、そういった国に近づくのかという危惧を感じるのである。

 もし本当に優秀な政治家なら与えられた条件の中で結果を出せるはずで、どうも権力志向者ほど足かせを嫌い、能力不足をルール改正で補うべく憲法を変えたがるという気がしてならない。 


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2013年05月01日 コーラより安い中国のビール
 美味いかどうかはともかく、中国は日本に比べてビールが安い。

 最近日本の物価の動向をあまり知らないので、アバウトな記憶となるが日本のビールはいわゆる本物ビールで350ml缶で1本200円前後、発泡酒系で120円近くするのが相場だったような気がする。

 日本の酒税がどうのこうのと色々理由はあると思うが日本のビールというのはどうも高い印象がある。

 それに比べると中国のビールはすこぶる安い。

 今回買ったこのサントリー(中国語表記:三得利)のビールは何と1本2元(約32円)である。

 まあアルコール度数が3.6%と日本のビールより低いため、単純な比較は出来ないが、それにしても安い。

 中国の場合はコカコーラの350ml缶も1本2.7元(約44円)くらいと、日本のそれに比べかなり安いのだが、ビールはそれを更に下回る。

 もちろんこのビールは一番安い部類の物で、これより値段が高い種類のビールも沢山出回っているが、普段の食事の伴として飲むにはこれで十分であり、随分お得感がある。

 日本の場合はお酒が高いから飲み物をお茶で済ますというケースもあると思うが、上海のスーパーでサントリーの烏龍茶500mlペットボトルを買うと2.8元程度で、今回のビールはそれをも下回り、つまり最も安く経済的な飲料の一つがビールということになる。

 国の文化が違うとは言え、これは小さなカルチャーショックであり、日本の価格バランスとはかなり違う物価体系がこの国には存在している。

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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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