TOP > BLOG > 上海ワルツNEW

上海ワルツNEW


2012年05月13日 台湾人も中国医療を信頼せず
 先日、台湾人の友人が急病のため急遽帰国した。

 お腹が痛いというだけで詳しい事情はわからないが、手術をすると言っていた。

「そんな緊急の状態なのに飛行機に乗って大丈夫なのか?」
という気はするのだが、とにかく帰って行った。

 どうやら中国の病院は信用できないということで、意地でも台湾に戻って治療と手術を受けたかったらしい。

 台湾人でさえも我々日本人同様にやはり中国の医療を信用していないようだ。

 私も先日中国で手術を受けたが、まあ命のリスクは非常に低いだろうということで、怖い物見たさの好奇心が含まれていたことは間違いなく、中国の医療を本気で信用していたわけではない。

 連日、中国人社会の人命軽視というか、命への尊厳が分かってないなというニュースを見ると、医療の世界とてこの社会の一部と考えると日本のそれとはどこかずれているのだろうということは想像に難くない。

 故に台湾人とて同じものを感じて中国の医療を信用していないのだろう。

 何医学であろうがどうも中国で信用のある治療を探すのは大変な気がする。 

 中国の場合、医学の技術より、社会や人に問題があるからである。

 恐らく中国でも医大などで教える項目は日本とあまり変わらない可能性があり、医療のルールそのものはそれなりに厳格なはずであるが、そのルールを細かく守らないでもOKという中国社会の小さな手抜きの積み重なりが問題を起している。
 
  連絡一つ、仕事の締切り一つなど直接医療に関係ないルール違反に見えても、それを許容してしまう人や社会の資質は結局人の命にも影響を及ぼすことに繋がっているのである。

 ところで人の命の存在とはあやふやなものだ。

 この台湾人は、現在恐らく手術を済ませて安静にしている頃だと思うが、連絡もないためどのくらい重病なのかわからず、実際のところ今現在生きているか死んでいるか全く分からず、非常に不安な気持ちで成行きをを気にしている。

 便りが無いのは元気な証拠と思いたいが、実際連絡があるまではとっても不安だ。
 
 時間がかかってもいいから、また元気な姿で上海に戻ってきてほしいものだと切に思う。







上海すいすいビザ代行

☆ジャンル別リスト
音楽言葉映画ビジネス政治経済国際社会地下鉄航空・空港茨城空港高速鉄道(新幹線)列車バス旅行上海生活買い物レストラン中国ウォッチスポーツ観戦東京オリンピック中国ビザ・居留滞在手続きインターネット・PC・スマホ健康中国の医療不安

◎その他の全リスト その01-その02-その03-その04-その05-その06-その07-その08-その09-その10-その11-その12-その13






プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

音響さんのこだわり復刻版
上海ワルツ記事目次
エクスプロアブログ同窓会


GOOGLEでブログ内検索

ブログランキング・にほんブログ村へ



空港ドットインフォブログ浦東空港虹橋空港北京空港広州空港香港空港天津空港青島空港ハルビン空港すいすいビザ

カテゴリ一覧


RSS 1.0My Yahoo!に追加




上海すいすいビザ代行][空港ドットインフォ][上海の天気][音響さんのこだわり][上海ガイドブック手帳][日中地域交流会
[上海浦東国際空港][北京首都国際空港][天津濱海国際空港][広州白雲国際空港][上海虹橋国際空港][青島流亭国際空港]
Copyright(C) since 2007 カランドリエドゥモンド
h_12