さて、まず書かされたのが基本問診票と保険の支払同意書。これが通らなければ自腹になってしまう。(笑)
そしてまずは体温計測、血液検査の採血、血圧測定が行われた。
採血の際、腕に巻くゴムがプチンと切れ「縁起でもない」とちょっとビビったが、そこは手慣れた看護婦さん、患者を動揺を与えまいと何事もなかったようにそのまま短い部分のゴムで腕を巻き採血終了。
まあ簡単な手術とはいえ、些細なことでも気にしてしまうナーバスになっていることに自分自身が気が付かされる。
そして手首に個人を識別する確認票が巻かれる。
患者取り違えミスなどを起さない工夫であろう。
その後身体検査を行う。
体重計測(麻酔のため?)、心電図、レントゲン、CTスキャン、、今回鼻の手術なので、CTスキャンで顔の炎症状態を調べるというのは、まあ当然としてレントゲンはどこを撮ったのだろうか?
恐らく肺か気管支であるが、この撮影はちょっと理解が出来なかった。
と、検査を終えるとあっという間にお昼ご飯の時間である。
病院の食事は普通よりちょっと早く11時である。
食事はお重にはいったご飯・オカズとスープ、そして林檎である。
病院食はマズイとは聞いていたが、その先入観で食べればこの病院食はそれほどマズイわけではなかった。
まあ特別美味しいとも言えないのだが、許容範囲である。
希望すれば、近くの日本料理屋から有料で日本食メニューも頼めるらしい。
リンゴは、、、果物ナイフが無くて食べられず、後で友人に持ってきてもらうことにした。
さて、午後は正直言ってずっと暇だった。
アレルギーチェックなどが少々はいったものの、あとはずっと病室待機。
幸か不幸かネットに繋いで仕事をやっていた。
3時には点心のおやつも出たが、まあやることもなく時間が流れる。
夕方ころ、医師が手術同意書を取りに来る。
「血が出る」「再発の可能性がある」「麻酔で予想外のことが起きる可能性があります」などなど。
まあ「麻酔」の点は気になったが、ここは信じるしかなく、何かがある確率というのは上海で交通事故に遭う確率よりは低いと信じているので、それでも起きてしまう時は何があっても運が悪い時であると覚悟をし、サインをした。
そして夕方になって鼻毛切りに看護婦さんがやってくる。
鼻の手術なので邪魔にならないようにとの配慮なのだが、盲腸の手術で下の毛を剃ったこともある看護婦さんも、さすがに鼻毛切りは滅多に無いようで、笑いながら鼻毛を切っていた。
17時に夕食。
まあこれもオカズはまずくはないが、ご飯がイマイチだったので持ってきたふりかけをかけて食べる。
リンゴはやはり友人待ち。。。
さてこれでほぼいよいよ準備完了で、手術は朝8時からと告げられた。
夜8時以降は絶食で水も許されない。
故に体力の問題もあり、早く寝た。
翌日はいよいよ手術である。