ここのところ、鼻の通りが改善し、副鼻腔炎の症状がかなり取れ、苦しんでいた睡眠時の呼吸もだいぶ楽になってきた気がする。それに油断したというわけではないが薬が切れて以来時間が無く買い足しにも行っていない。
でも今のところ幸いにも悪化はしていない。それどころかようやく嗅覚にも改善の兆しが見えてきた。
先日、街へ出て牛肉面の醤油の香りや、ローカルの食堂のニンニクの臭いを久しぶりに感じ取れたときは大した臭いではないのに、それを感じ取れたことにとっても感動し新鮮さを感じた。
自分は今までこんなにも臭いがわからず過ごしてきたのかと改めて気づかされた。
まあまだ比較的強い匂いにしか反応できないので、完全とは言えないが、すくなくとも一時の全く匂いがわからなかった時に比べれば、格段の改善である。
感覚のことなので、どこまで臭いを感じ取れれば基本的な全快と言えるのかわからないのだが、洗濯物の柔軟剤の香りがわかるようになったり日常の生活にはあまり支障はなくなりつつある。
もちろん、わかるようになったのはいい香りばかりではない。今住んでいる住宅の階段は少しかび臭いこともわかった。まあこれはこれで嫌な臭いだが今は分かる事が新鮮な喜びになっている。
あとはトイレの臭いも、、、トイレ自体はさすがに臭ってなく安心したが用を足したとき、便の臭いがわかるようになった。逆に言うと今までは全く分からなかったわけで、自分の健康状態をうかがい知る上でかなりの大事な要素であるにもかかわらずそれを感じ取れなかったというのは実は自分の体の危険シグナルを知ることができなかったということであり、そのこと事態が危険な状態であったというわけだ。
今回戻った嗅覚のおかげで、嗅覚の大切さを感じることになった。
今まで人間の五感のなかで一つずつ失わなければならないとしたらどの順番ですか?という質問に対し、真っ先に嗅覚をあげていた私だが、今回の件で順位に変動はないもののちょっと気持ちが揺らぎつつある。まあ失ってよい五感など無いということ。
まあせっかく戻りつつある嗅覚なのでこれに安心せずせっせと節制を続けて、もっと症状を改善し、コーヒーを香りで判別できるようになるまで是非頑張りたい(笑)