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2011年12月07日 『もろびとこぞりて』っていまどき凄いネーミングだ
『もろびとこぞりて』はお馴染みのクリスマスソングでほぼ誰の耳にも馴染んでいると思うが、振り返ってこのタイトルを考えると凄く古めかしいネーミングであることに気が付く。

 いまどき「諸人(もろびと)」なんて誰も口語調では使わないし、漢字で書かなければ意味だって理解しない場合がある。

 また「こぞりて(挙ぞりて)」だってほぼ同レベルで、まあ古文を少し勉強している人なら理解できるかもしれないが、やはりこんな言葉は日常には使わない。

 二つ合わせて「みんな揃って」って意味になるのだがこのタイトルの意味を理解してこのメロディや歌詞を口ずさんでいる人はどれほどいるのだろうか。

 そんな今や化石と化してしまったような日本語で構成されているタイトルだが、今でも堂々と「もろびとこぞりて」のタイトルが市民権を得て、クリスマスの定番ソングとして通用しているのは非常に不思議である。

 ウィキペディアによればこのタイトルは1923年に讃美歌を翻訳したときにつけられたタイトルのようだが、当時ならともかく現在は言葉としてはまず意味が通じず、もはや言葉の意味を離れた固有名詞として化してしまっている。

 歌詞もちょっと古めかしく、意味を理解するのに辞書が必要なほど古びている気がする。

 まあ今のところ全く通じないわけではないので、このタイトルを替えようとか歌詞を替えようという話は出てきていないようだが、同じ日本語の歌詞なのにこれほど時代の隔たりを感じる歌も珍しい。

 ただそれは逆にこの曲がそれだけ長く愛され続けている証拠でもあり、そんな何世代にも渡るような長い年月の季節の定番となっている曲が他にあるだろうかと考えてしまう。

 ちょっと考えてみたが今のところそんな曲が思い浮かばないのである。

 そんな『もろびとこぞりて』であるが中国ではこんな季節を演出するBGMを耳にする機会が日本に比べ少ないのがちょっと寂しい。







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プロフィール

1971年千葉生まれ。大学時代は水戸で過ごす。
高校時代テレビで見た高泉淳子に影響され演劇の世界に踏み入れ、以後アマチュア劇団で舞台音響専門として過ごす。就職は一般企業にするものの、趣味が高じて休日にブライダルで音響活動を続け500組近くのカップルを見届けてしまう。
自身は無類のクラシック音楽好きで日本時代は年間120本以上のコンサートに通った時期もある。
 また旅好きでもあり、日本47都道府県はもとよりイギリス、フランス、スペインなど舞台を求めて世界を旅した。
 数年前一つの恋がきっかけで中国語を学び始め、上海に渡ってきた。
まったくの新天地で日々悪戦苦闘中。

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